デパスは飲むだけで眠れる便利な睡眠薬で、効果が強くすぐ効くのに翌日に持ち越しにくい便利さが大きな特徴です。
しかし、デパスはれっきとした医薬品なので効果がある一方で人によっては効き具合や副作用の問題が生じることもあるもの。
そこで、今回は実際どんな効果や副作用があるものなのか良いもの・悪いもの問わず皆様の体験談を集めてみました。
良い口コミ・体験談
それでは早速本題の口コミ・体験談を確認していきましょう。
デパスは抗うつ薬、抗不安薬、睡眠薬、鎮痛と大きく分けて用途が4パターンありますので「①抗うつ・抗不安」「②眠れた」「③肩こり・疼痛緩和」の4種類、それぞれの効果別にメリットを感じた方の評価から見ていきましょう。
①抗うつ・抗不安効果
デパスの分類は抗不安薬ですが、その鎮静作用は幅広くうつ病や躁病、統合失調症など様々な症状に対して効果を発揮してくれます。
SSRIのような長い効果はありませんが、即効性が高いので頓服として6時間しっかり効いてくれます。
今日は抑うつ深めで昼にデパス1錠飲んでお迎えまでの間に少し寝ました
明日からまた仕事で土日挟んで3月から社保基準を超えるためがっつり勤務になるから頑張らなきゃ
#晩酌
#抑うつ
#不安障害克服中
不安感が一瞬で無くなる
#デパス最高
不安感は落ち着いてきました。
仕事の量は減りませんが。
②よく眠れた
また、デパスには他のベンゾジアゼピン系の抗不安薬と同じように睡眠薬としても使用することができます。
ルネスタやマイスリーなどの非ベンゾジアゼピン系のZ薬に比べて効果が高い上に筋肉を解す作用も持つので入眠障害や中途覚醒でお困りの方にはありがたいですね。
ブロチゾラムよりも眠れるデパス
ほんとにデパス神
ぐっすり眠れました。😴
0.5ミリでもなかなかいいですね
やっぱり心療内科行こうかな
深い睡眠、短時間になったかんじ
おはようございます
痛みに対しても高い効果が
また、先ほど説明したとおりデパスの筋弛緩作用は肩こりや疼痛などに対しては痛み止めとしても効果を発揮します。
強い鎮痛作用を持つので、実際内科などではサインバルタと同様に慢性的な痛みに対して処方されることがあります。
デパスは肩こりに効くんだなぁ❤
デパスは肩こり、腰痛にも効くから有難かったんだけどなぁ…
今度病院行く時、先生とお薬の相談しよう🥺
ドクターショッピングで何百万円も使ったけど、原因不明😩
痛みは6時間位(勤務中の時間かな)😗
昨日、こころDrにそれも言ったらエチゾラム(デパス)をくれた
デパスで背中の痛み直らんやろう💢
と思ってだけど、試しに飲んだら、あら～効果あるわ‼
4年間何やった⁉
悪い口コミ・体験談
しかし、デパスは飲めば100%効いてくれる眠れる薬ではなく人それぞれの体質によって「全く効果がなかった」「副作用が生じた」という方も少なからずいらっしゃいます。
調べた限りの印象では2人に1人くらいの割合でそういった方もいらっしゃったので、今度はデメリットを多く感じた方の口コミも確認していきましょう。
①眠れなかった
残念ながらデパスは効かない人も中にはいます。
このとき用量を増やしても良いのですが、特にデパスは量を増やすと減らすのが大変なので、できれば他の薬への移行を検討した方が良いかもしれません。
ただし、ベンゾジアゼピン系の薬はノンレム睡眠の質を下げる特性があるので、熟眠感で悩む方が睡眠薬として使う場合は要注意です。
今日の仕事死んだな…デパス飲んで眠れないと次の日は眠くて死ぬ
あー、もう今日は精神的に死んだわ…というより年明けからずっと死んでたのかも…気づいてないふりしてただけ
だって誰も気づいてくれないんだもん
気づいてたの薫だけだ
ここ数日 毎日、咳とくしゃみを150回ずつ以上はしてて姿勢は気をつけてても、肩・下肢となにより腰痛が酷くて筋肉痛のような強い痛みがする。同じ体勢を10秒とってられん。痛くて眠れない。ロキソニン デパス 眠剤 飲んだけど呼吸も苦しいしどうしようもない。深呼吸だ。
耐性・依存性の問題
ベンゾジアゼピン系の薬は耐性や離脱、依存性が問題視されがちですが、デパスはその中でも効き方のキレが良いため特にリスクが高いと言われています。
他にもサイレースやハルシオンなども有名ですが、これらの薬はできれば他の薬が効かなかった時の最後に使う薬として検討した方が良いでしょう。
ふわふわ感・幻覚の問題
また、デパスは副作用として陶酔のようなふわふわ感、幻覚、健忘などの副作用が生じやすいことでも知られています。
これは服用後に眠ろうとしないと起こりやすくなるものなので、薬を飲んだら効き目が出始める前にしっかりベッドで横になった状態で入眠を待ちましょう。
人によっては薬に慣れてきても症状が改善されない場合もあるので、副作用が強く出る場合や続く場合は他の薬を検討しましょう。
ただし、問題点も多く…
このようにデパスは様々な用途に幅広く使える非常に便利な薬…ではあるのですが、多くの方がご存じの通り離脱、依存、耐性といった大きな問題がどうしても避けて通れません。
実際、社会問題になってしまい現在ではだいぶ処方されにくくなっている背景もありますし、基本的には代替薬から検討した方が良いでしょう。
そこで、ここからは代わりとして使える医薬品について抗うつ薬、抗不安薬、睡眠薬とそれぞれの観点から候補を考えていきましょう。
抗うつ薬・抗不安薬としてなら…
うつ・不安症状に対しては現在主流のSSRIやSNRIがどちらに対しても有効です。
効果が出始めるまで1～4週間と長い時間がかかってしまうのが弱点ですが、頓服の抗不安薬に比べると,b>上記のリスクはだいぶ少なく高い安全性があります。
しかし、即効性は全くないので発作などに備えてデパスのような頓服の抗不安薬を別途で用意しておくのがおすすめです。
抗不安薬としての注意点
抑うつ効果はSSRIであればどれも大差ないと言われますが、抗不安効果には大きな違いがあります。
全般性不安障害ならジェイゾロフト、社会不安障害ならレクサプロ、パニック障害や強迫性障害ならパキシル、と薬によって得手不得手があるので確認した上で服用するようにしましょう。
安価なジェイゾロフトジェネリック・セルティマ
セルティマはインタス・ファーマ社が製造・販売する第3世代(SSRI)で主にうつ症状の改善に効果があります。
ジェイゾロフト有効成分のセルトラリンが同量含まれているためコストパフォーマンスに優れた薬です。
高コスパのレクサプロジェネリック・エスシタデップ
エスシタデップはシプラ社が製造・販売するレクサプロのジェネリック薬です。
先発薬のレクサプロと同じ有効成分エスシタロプラムを同じ含むためネックとなっていた費用負担が大幅に改善されています。
格安パキシルジェネリック・ペクセップ
ペクセップはインタス・ファーマ社が製造・販売する第3世代(SSRI)抗うつ薬・パキシルのジェネリック薬です。
有効成分のパロキセチンが同量含まれているためうつ症状を安価かつ効果的に改善できる点が特徴です。
睡眠薬としてなら…
睡眠障害に対してはマイスリーやルネスタといった非ベンゾジアゼピン系の睡眠薬が入眠障害や熟眠感欠如に対して有効です。
即効性や効果もデパスと同程度と申し分なしですが、唯一効果時間が短いことだけが弱点になります。
もし中途覚醒や早朝覚醒でお悩みの場合はトラゾニル(トラゾドン)と併用することで熟眠感も含め全ての症状に対応可となります。
また、マイスリーやルネスタで入眠障害が改善しない場合はセロクエルという強い薬も併用することが可能です。
デパスと同じ短時間型・トラゾニル
トラゾニル(トラゾドン)はインタス・ファーマ社が製造・販売している抗うつ薬ですが睡眠薬代わりにも使うことができます。
睡眠薬としてはデパスと同じ短時間型となるので、非ベンゾ系の薬と併用することで入眠障害から中途覚醒、熟眠感まで幅広くカバーが期待できます。
入眠・熟睡感不足に効く・セロクエル
セロクエルは、イギリス/スウェーデンのアストラゼネカ社が製造・販売する統合失調症の治療薬です。
有効成分のクエチアピンは幅広い効果をもち双極性障害(躁・うつ)、うつ病、不眠、不安など多くの症状を緩和できる点が特徴です。
今回紹介した医薬品一覧
最後にもう一言だけ…
個人輸入はできなくなってしまったデパスですが、実は代わりになる薬は選択肢は様々挙げられます。
とはいえ体に合う合わないはまた別の話なので、もしまだ自分の体に合った薬が見つかっていない方は薬の量ではなく種類を変更することで意外な薬が体質にマッチするかもしれませんよ。
