トラゾニル(trazonil) 50mg/100mg
※パッケージリニューアルなどの理由により実際の商品とはデザインが異なる場合があります。
※商品は使用により副作用を生じることがあります。使用は自己責任となりますため、お客様ご自身にて効果・用法用量などを十分ご理解の上、輸入代行をご依頼ください。
※パッケージや説明書が付属せず簡易包装・PTPシートのみでの配送となる場合がございますが、ご了承ください。
同じ成分の医薬品(先発薬・ジェネリック)
トラゾニルの詳細
トラゾニルとは
- 医薬品名
- トラゾニル(trazonil)
- メーカー
- インタス・ファーマシューティカルズ(Intas Pharmaceuticals)
- 有効成分
- トラゾドン塩酸塩(Trazodone)
- 効果・効能
- うつ症状や不眠症の改善
- 剤形
- タブレット(tablet)
- 先発薬
- デジレル
トラゾニルはうつ病の治療に用いられる医薬品で、脳内の神経伝達物質セロトニンのバランスを回復する作用によりうつ症状の改善に効果があります。
また、副作用に眠気があることから睡眠薬として使われることもあります。
先発薬のデシレルと同じ有効成分トラゾドンを同量含むジェネリック医薬品のため、低価格でも同等の効果が期待できます。
有効成分トラゾドンはSARIに分類される第2世代の抗うつ薬で、耐性が少なく離脱症状が起こりにくい点が大きな特徴です。
製造元のインタス・ファーマシューティカルズ社は、インド国内ではTOP10に名を連ねる大手製薬会社で、トラゾニルをはじめ多くのジェネリック医薬品を手がけることで有名です。
日本国内でこそあまり知られていませんが、イギリスの大手製薬会社アストラゼネカとのジェネリック製品供給のライセンス契約締結やイギリスやアイルランドの製薬会社を買収など世界的に名前が知られるグローバル企業です。
同社の医薬品は、アメリカやEUなどインド国外の先進国でも多数承認を受けることからインド製ジェネリック医薬品の中では品質が高いとされています。
トラゾニルの有効成分トラゾドンはうつ病治療に用いられる成分で、脳内の神経伝達を改善しセロトニン量を増加させることでうつ病の症状を改善します。
うつ症状は、精神安定に関わる神経伝達物質セロトニンなどの分泌が少ないことで起こり、意欲の低下や不安などの症状として現れます。
通常、シナプスから分泌されて受容体と結合しなかったセロトニンはシナプス間にたまっていて、セロトニントランスポ-タ-によって回収・再利用されています。
うつ病の場合はシナプス間のセロトニン濃度が低いことによりうつ症状が起こるため、この再取り込みを阻害することにより脳内のセロトニン濃度を高めることができます。
もし、服用によりアレルギー症状が起こる、陰茎の勃起が痛みを伴う、勃起が6時間以上続く場合はただちに医師の治療を受けてください。
また、トラゾドンはMAO阻害剤やアルコールと相互作用があるため併用は避けてください。
効果・効能
トラゾニルの有効成分トラゾドンは、脳内の神経伝達を改善することでうつ症状を改善する効果があります。
うつ病は何らかの原因により脳内神経伝達物質のセロトニンが不足することにより引き起こされます。
セロトニンはシナプスから分泌され、再びシナプスのセロトニントランスポ-タ-によって回収される仕組みですが、トラゾドンはこのセロトニントランスポーターに選択的に作用しセロトニンの再取り込みを阻害します。
そのため、脳内のセロトニン濃度がある程度高く維持されうつ症状の改善をもたらします。
トラゾニルの有効成分トラゾドンは、脳内でセロトニンの再取り込みを阻害する作用により抗うつ効果があります。
通常、うつ病では脳内神経細胞のシナプスから神経伝達物質セロトニンの放出量が少ないことで意欲の低下、不安やいらいら、不眠などの脳の機能不全が引き起こされます。
セロトニンはシナプス前細胞から放出され、シナプス後細胞にあるセロトニン受容体に結合することで情報が伝達されています。
このとき、放出され受容されなかったセロトニンはシナプス前細胞から再取り込みされることで回収・再利用されています。
そのため、この再取り込みを阻害することによってシナプス間のセロトニン濃度を高めることができます。
飲み方・使い方
トラゾニルは1日3回1錠(50mg)を食後にぬるま湯もしくは水で服用してください。
当サイトでは50mg/100mgの2種類が購入可能ですが、初めて使用される場合は有効成分225mgを目安に飲んでください。
症状が改善するまでに最大2週間かかる場合がありますが、指示通りに薬を使い続けても症状が改善しない場合は医師に相談してください。
また、服用を急に中止すると不快な症状が出ることがあるため、なるべく避けてください。
保管はなるべく湿気や熱、日光を避けて常温で保存してください。また、誤飲を避けるため子供やペットがいる場合には保管場所に細心の注意を払ってください。
副作用
トラゾニルの有効成分トラゾニルは副作用を引き起こす場合があります。以下に挙げる症状はほとんどの場合一時的なもので、薬の効果が薄れるとともに症状が回復します。
これらの副作用は何度か服用することにより体が慣れ低減されていきますが、もし症状の程度が気になる場合には医師に相談し予防・改善についてのアドバイスを受けると良いでしょう。
主な副作用
- 眠気、めまい、疲労感
- 腫れ
- 体重の減少
- 視界がぼやける
- 下痢、便秘
- 鼻詰まり
ただし、服用後に以下の副作用が現れる場合はただちに使用を中止し医師の治療を受けてください。
緊急を要する症状
- 陰茎の勃起が痛みを伴うか、6時間以上続く場合
治療が必要な症状
- 心拍が遅い、または速かったりドキドキする
- 息切れ、気を失うような突然のめまい
- 異常な考えや行動(特に自殺や自傷)
- 異常な出血、あざができやすい
- 体内のナトリウム濃度低下による症状(頭痛、頭の混乱、不明瞭な発話、重度の脱力感、嘔吐、協調性の喪失、不安定な感じなど)
- セロトニン症候群の症状(興奮、幻覚、発熱、発汗、震え、速い心拍数、筋肉のこわばり、けいれん、協調運動の喪失、吐き気、嘔吐、下痢など)
また、以下の症状はトラゾドンのアレルギー反応の兆候です。これらが現れる場合も同様にトラゾニルをただちに使用を中止し医師の治療を受けてください。
主なアレルギー反応
- じんま疹
- 呼吸困難
- 顔、唇、舌、のどの腫れ
トラゾドンは服用によりいくつかの副作用が発生する可能性があります。通常は効果とともに副作用が薄れていくため医師の診察を必要としません。
ただし、次の副作用のいずれかが続くか、厄介な場合には医師に相談してください。
一般的な副作用
- 口の渇き(通常軽い)
- 筋肉や骨の痛み
- 睡眠障害
- 物事を思い出すのに苦労する
- 不快な味覚
あまり一般的ではない副作用
- 便秘
- 耳の中で続く耳鳴り、説明できない雑音
- 下痢
- 難聴
- 筋肉の痛み
- 体重減少
トラゾドンの服用中に次の副作用のいずれかが発生した場合は、すぐに医師の治療を受けてください。
一般的な副作用
- かすみ目
- 頭の混乱
- 目まい
- 横になったり座ったりした姿勢から突然立ち上がったときのめまい、失神、ふらつき
- 立ちくらみ
- 発汗
- 異常な疲労または衰弱
あまり一般的ではない副作用
- 灼熱感、這うような感覚、そう痒、しびれ、チクチクする感覚
- 自己、場所、時間に関する混乱
- 集中力の低下
- 失神
- 全身の不快感
- 頭痛
- 協調運動障害
- 筋肉の振戦
- 神経質な感じ
- 耳鳴り
- 息切れ
- 心拍が遅い、または速い
- 腫脹
珍しい副作用
- 皮膚発疹
- 異常な興奮
相互作用
アレルギーがある場合、またはメチレンブルー注射で治療している場合は、トラゾドンを使用しないでください。
過去14日間にMAO阻害剤を服用している場合も危険な薬物相互作用が発生する可能性があるため同様です。
MAO阻害剤を使用している場合
- イソカルボキサジド、リネゾリド、フェネルジン、ラサギリン、セレギリン、トラニルシプロミンなど
また、一部の若者は抗うつ薬を最初に服用したときに自殺について考えています。不安、パニック発作、睡眠障害、いらいらなど精神的な症状の経過は医師に報告しつつ周囲の人間は気分や行動の変化に細心の注意を払いましょう。
覚醒剤、オピオイド、ハーブ製品、うつ病、精神疾患、パーキンソン病、片頭痛、深刻な感染症、吐き気や嘔吐の予防のための薬も服用しているかどうか、必ず医師に確認してください。これらの薬はトラゾドンと相互作用し、セロトニン症候群と呼ばれる深刻な症状を引き起こす可能性があります。
トラゾドンに影響を及ぼす可能性は、その他にも処方薬や市販薬からビタミン、ハーブに至るまで数多くの成分が挙げられるため全てについて列挙しているわけではありません。これらの相互作用はあくまで代表的なもののみとなります。
妊娠中の場合、授乳中の場合はトラゾドンが胎児・乳児に害を及ぼすかどうか不明のため医師に相談してください。ただし、抗うつ薬の服用を中止するとうつ病が再発する可能性があるため医師の指示なしにこの薬の服用を開始または中止しないでください。
また、トラゾドンは18歳未満の方は使用しないでください。
禁忌・注意点
アルコールを飲まないでください。危険な副作用や死が発生する可能性があります。
また、思考や運動に影響を及ぼすため運転や危険な活動を避けてください。座った状態または横になった状態からあまり速く起き上がることも同様です。
また、過去に以下の疾病を患った経験がある場合には、服用前に必ず医師に相談し安全性を確認してから服用してください。
医師に確認が必要な既往歴・症状
- 肝臓、腎臓病
- 心臓病、心臓発作
- 出血、血液凝固障害
- 発作、てんかん
- 狭角緑内障
- QT延長症候群
- 薬物中毒、自殺願望
- 双極性障害(躁うつ病)
よくある質問
- Q.トラゾニルは睡眠薬として使用できますか?
- A.適応はうつ症状ですが、睡眠薬として使用されることもあります。
- Q.トラゾニルには依存性や離脱症状はありますか?
- A.耐性・依存性・離脱症状は起こりにくい点がメリットですが、必ずしも起こらないわけではありません。