デパスが心臓に悪影響を与えるって本当?知られざる副作用から対処法まで解説

デパスが心臓に悪影響を与えるって本当?知られざる副作用から対処法まで解説

デパスは抗うつ剤・抗不安薬・睡眠薬と様々な用途として利用できる便利で強力な薬です。

しかし、実はこの薬最近ネットの検索では「心臓に悪影響を及ぼす」なんて噂も立っているようです。

お世話になっている方も多いと思いますが、今回はそんなデパスの心臓の副作用についてわかりやすく解説してまいります。

デパスの副作用で心臓に影響はある?

心臓への影響と言うといろいろな要素があり難しいですが、実際デパスは服用時に動悸が起きることがあります。

これは1,000人に1人以下のかなりまれな副作用で薬の説明書(添付文書)にも以下の通り記載のあるもの。

その他の副作用

循環器(0.1%未満) 動悸, 立ちくらみ

動悸は確かに不整脈の時にも感じるシグナルですが、動悸=不整脈とは限らず本当に不整脈を起こしているかどうかは心電図を実際にモニタリングをしてみないとわからない部分になります。

また立ちくらみも血圧が下がることによって起きている可能性は考えられますが、やはりこれも検査してみないと判断は難しいのは同様です。

こういった経緯もあり、そもそもまれな症状ではあるところからも基本的にデパスが心臓に明らかに悪影響を与えているということはないと考えて良いものかと思われます。

もちろん、デパス自体は耐性や依存性などの問題から飲みすぎない方が良いことは間違いない薬ではありますが。

デパスの代わりとして使える薬

しかし、もしどうしても症状が気になるようであればやはり別の薬に変更するなどの対処が必要な場合もあるでしょう。

デパスは抗不安薬としても睡眠薬としても使える便利な薬なので「デパスじゃないと…」という方も多いかもしれませんが、ここからは代わりとして使える医薬品について抗不安薬と睡眠薬それぞれの観点から候補を考えていきましょう。

抗不安薬としての代替薬

デパスは即効性の高い薬なので「お守り代わりに財布に~」という方も多いと思いますが、抗不安薬として使っていた場合に気になるのはやはり

  • 頓服で使えて即効性がある
  • 抗不安・筋弛緩作用が強い

の2点でしょう。完全な代わりに~とはいきませんが、これに近い医薬品は以下の通りです。

医薬品名抗不安催眠鎮静筋弛緩即効性持続性
デパス~3時間3~6時間
レキソタン~1時間12~20時間
ワイパックス~2時間12~20時間

レキソタン

レキソタンは強い抗不安・筋弛緩作用と即効性が特徴の医薬品です。

「いざという時にすぐに使える頼もしい薬」ですが、効果が強いが故にふらつきやめまいといった副作用や耐性・依存性の問題もまた強いという点がデメリットとして挙げられます。

また、短時間型に属するデパスと違って中時間型の薬になるため効果時間が大幅に長くなっている点も注意が必要です。

ワイパックス

ワイパックスもデパスやレキソタンと同様に強い抗不安と即効性が特徴の医薬品です。

ただし、催眠・鎮静作用は強い半面、筋弛緩作用はデパスよりも緩やか。
不安の度合いが強いと筋肉の緊張も強くなる傾向があるので筋弛緩作用は重要なポイントではありますが、レキソタンと同様にデパスの代わりになり得るでしょう。

こちらも、短時間型に属するデパスと違って中時間型の薬になるためご注意ください。

睡眠薬としての代替薬

また、デパスのようなベンゾジアゼピン系の薬は脳の機能を低下させることで睡眠を促せるのが特徴。

そのため、同じベンゾジアゼピン系で作用の強さや作用時間が同じくらいであれば同じような効果が得られる可能性が高そうですね。

ということで、これに近い医薬品は以下の通りです。

医薬品名強さ即効性持続性
デパスやや強~3時間3~6時間
エバミール/ロラメットやや強~1時間6~10時間
レンドルミン~1時間6~10時間

エバミール/ロラメット

デパスと同じベンゾジアゼピン系の睡眠薬で筋弛緩作用や抗不安作用をもち強さも同じくらいの医薬品です。

デパスに比べると効果はややマイルドですが、即効性があり1時間しないうちに血中濃度のピークを迎える点が特徴。
ただし、長く効果が持続するので眠気が翌日へ持ち越されることもあり注意が必要です。

レンドルミン

こちらもベンゾジアゼピン系の睡眠薬で筋弛緩作用や抗不安作用をもち強さも同じくらいの医薬品です。

デパスに比べると薬の効果は強め。即効性に優れている点や眠気の持ち越しには注意が必要な点はこちらも同様です。

その中でも個人輸入(通販)で買える薬は

さらにその中でも処方ではなくネット通販(個人輸入)に候補を絞ると以下の通りとなります。

バスピン(ブスピロン)

バスピンとデパスは仕組みも効きもだいぶ異なる抗不安薬ではありますが、代わりになり得るのは事実です。

これは、抗不安薬・抗うつ薬の効果が人それぞれの体質によりかなり異なるためで、実際「バスピンが合ってた」「デパス代わりに使えてる」という方も少なからずいらっしゃいます。

ただし、バスピンの特徴は以下の通りで

  • 効果が現れるまで時間がかかる
  • 依存性や副作用は少ない

特に即効性に欠けるのが大きく異なる点になるので、頓服で使うのは難しい点は知っておく必要があるでしょう。

副作用の少ない抗不安薬・バスピン

バスピン(buspin) 5mg/10mg

バスピンは、インタス・ファーマシューティカルズ社が製造・販売している四環系の抗うつ薬です。

バスパーと同じ有効成分・ブスピロンによってセロトニン分泌が促進され、うつ症状や不眠症などの症状を改善します。

ハイプロン(ザレプロン)

デパスと同じ短時間型の睡眠薬は残念ながら軒並み規制済みで個人輸入は不可ですが、唯一ハイプロン(ザレプロン)についてはネットで購入することができます。

ただし、このハイプロンは非ベンゾジアゼピン系の睡眠薬なので、ベンゾジアゼピン系に比べて

  • 耐性はできにくい
  • 筋弛緩作用や抗不安作用はない

といった点が異なります。

デパスの代替として使える・ハイプロン

ハイプロン10mg(hyplon)ソナタジェネリック

ハイプロン(hyplon)は、コンサーン・ファーマ社が製造・販売している短期型の非ベンゾジアゼピン系睡眠薬です。

ソナタと同じ有効成分・ザレプロンが同量含まれているため、安価ながらも高い効果が期待できます。

最後にもう一言だけ…

デパスは心臓に悪影響を与えることなく症状を抑えてくれる便利な薬なので、心置きなく使っていただいて大丈夫です。

ただし、それ以上に耐性・離脱の問題があり断薬は使う期間が長ければ長いほど難しいのもまた現実です。

お世話になっている方も多いと思いますが、なるべく他剤への切り替えや減薬・断薬などで服用機会を減らしていくのが将来的なQOLを高める上でも重要です。

抗不安薬から睡眠薬まで

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