抗不安薬のデパスとバスピン、それぞれの薬で効果や副作用は何が違うの?

抗不安薬のデパスとバスピン、それぞれの薬で効果や副作用は何が違うの?

個人輸入が規制されて以降、何かとセットで注目されがちなデパスとバスピン。

しかし、ネットを見ると「効果があった」派と「効果がなかった」派で明暗がくっきり別れていて飲むべきかどうか迷う方も多いのではないでしょうか?

そこで、今回はそれぞれの薬の効果や副作用の違いについて詳しく解説してまいります。

まずはデパスの特徴を知ろう

デパスはベンゾジアゼピン系と呼ばれるタイプの抗不安薬・睡眠薬で、このベンゾジアゼピン系の薬には

  1. 抗不安作用(不安を和らげる)
  2. 筋弛緩作用(筋肉の緊張をほぐす)
  3. 鎮静・催眠作用(気持ちを鎮めて眠くなる)
  4. 抗けいれん作用(けいれんを抑える)

といった効果があります。

同じベンゾジアゼピン系でも①~④の効果の強さは薬によって違いがあり、デパスの場合は

  1. 抗不安作用:強い
  2. 筋弛緩作用:中くらい
  3. 鎮静・催眠作用:強い
  4. 抗けいれん作用:とても弱い

となります。

また、その他にもデパスは良くも悪くも短時間で効く即効性も特徴で、こちらも知っておきたいポイントですね。

ただし、眠気などの副作用や依存性の問題もあり現在のように処方されることも少なくなっているというわけです。

ではバスピンの効果や副作用は

また、ネット上ではデパスの代わりとして良くバスピン(バスポン)といった医薬品も見かけますが、こちらはどうなのでしょうか。

デパスはベンゾジアゼピン系の抗不安薬で、バスピンは四環系の抗うつ薬。一見すると全く別の薬であるようにも思えますが、一概に変わりにならないとは言えません。

というのも、抗うつ薬・抗不安薬の効く効かないは症状や年齢によっても異なり人によりけりなため。

第5世代のNaSSAが効かないけど第1世代の三環系抗うつ薬が効くという方もいるので、実際使ってみないとわからない部分があるんですね。

そんなバスピンは特徴として

  • 効果が現れるまで時間がかかる
  • 依存性や副作用は少ない

といった点が挙げられるので、デパスの代わりとして使えるようであれば離脱症状も少ないこちらの方がおすすめと言えるかもしれませんね。

副作用が少ない抗不安薬・バスピン

バスピン(buspin) 5mg/10mg

バスピンは、インタス・ファーマシューティカルズ社が製造・販売している四環系の抗うつ薬です。

バスパーと同じ有効成分・ブスピロンによってセロトニン分泌が促進され、うつ症状や不眠症などの症状を改善します。

代わりに使える薬なのか問題

バスピンとデパスとは全く異なる薬ですが、代わりになり得るのは事実です。

これは、抗不安薬・抗うつ薬の効果が人それぞれの体質によりかなり異なるためです。実際、中には「私にはバスピンが合う」という方もいらっしゃいますね。

ただし、こんな注意点も…

ただし、バスピンは

  • 効果が現れるまで時間がかかる
  • 依存性や副作用は少ない

という特徴の薬です。

即効性には少々欠けるのがデメリットのため、その点はご理解いただいた上でご使用ください。その他にも、細かい注意点は以下の解説をご覧ください。

抗不安薬として使っていた場合

「お守り代わりに財布にデパスを入れている」という方も多いですが、抗不安薬として使っていた場合に気になるのはやはり

  • 頓服で使えて即効性がある
  • 抗不安・筋弛緩作用が強い

の2点ではないでしょうか。これに近い医薬品は以下の通りです。

医薬品名抗不安催眠鎮静筋弛緩即効性持続性
デパス~3時間3~6時間
レキソタン~1時間12~20時間
ワイパックス~2時間12~20時間

レキソタン

レキソタンは強い抗不安・筋弛緩作用と即効性が特徴の医薬品です。

「いざという時にすぐに使える頼もしい薬」ですが、効果が強いが故にふらつきやめまいといった副作用や耐性・依存性の問題もまた強いという点がデメリットとして挙げられます。

また、短時間型に属するデパスと違って中時間型の薬になるため効果時間が大幅に長くなっている点も注意が必要です。

ワイパックス

ワイパックスもデパスやレキソタンと同様に強い抗不安と即効性が特徴の医薬品です。

ただし、催眠・鎮静作用は強い半面、筋弛緩作用はデパスよりも緩やか。
不安の度合いが強いと筋肉の緊張も強くなる傾向があるので筋弛緩作用は重要なポイントではありますが、レキソタンと同様にデパスの代わりになり得るでしょう。

こちらも、短時間型に属するデパスと違って中時間型の薬になるためご注意ください。

睡眠薬として使っていた場合

デパスのようなベンゾジアゼピン系の睡眠薬は、脳の機能を低下させることで睡眠を促すのが特徴です。そのため、

  • 同じベンゾジアゼピン系
  • 作用の強さや作用時間が同じくらい

の2点であれば同じような効果が得られる可能性が高いですね。
これに近い医薬品は以下の通りです。

医薬品名強さ即効性持続性
デパスやや強~3時間3~6時間
エバミール/ロラメットやや強~1時間6~10時間
レンドルミン~1時間6~10時間

エバミール/ロラメット

デパスと同じベンゾジアゼピン系の睡眠薬で筋弛緩作用や抗不安作用をもち強さも同じくらいの医薬品です。

デパスに比べると効果はややマイルドですが、即効性があり1時間しないうちに血中濃度のピークを迎える点が特徴。
ただし、長く効果が持続するので眠気が翌日へ持ち越されることもあり注意が必要です。

レンドルミン

こちらもベンゾジアゼピン系の睡眠薬で筋弛緩作用や抗不安作用をもち強さも同じくらいの医薬品です。

デパスに比べると薬の効果は強め。即効性に優れている点や眠気の持ち越しには注意が必要な点はこちらも同様です。

ソナタ(ザレプロン)

デパスと同じ短時間型の睡眠薬は軒並み規制されていて個人輸入することも不可ですが、唯一ソナタ(ザレプロン)についてはネットで購入することができます。

ただし、このソナタ(ザレプロン)は非ベンゾジアゼピン系の睡眠薬なので、ベンゾジアゼピン系に比べて

  • 耐性はできにくい
  • 筋弛緩作用や抗不安作用はない

といった点が異なります。

スッと効いてサッと抜ける睡眠薬・ハイプロン

ハイプロン10mg(hyplon)ソナタジェネリック

ハイプロンは、コンサーン・ファーマ社が製造・販売している短期型の非ベンゾジアゼピン系睡眠薬です。

ソナタと同じ有効成分・ザレプロンが同量含まれているため、安価ながらも高い効果が期待できます。

今回紹介した医薬品一覧

最後にもう一言だけ…

正直言ってバスピンとデパスはだいぶ異なる薬ですが、効果は使ってみないとわからない部分も大きいものです。

もし、今使用している薬の効き目に悩んでいる方は一度切り替えてみるのもありと言えるかもしれませんね。

ラククルでは他にも抗不安薬をいくつか取り扱っていますので購入前にぜひご一読ください。

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