イブレア6mg/12mg(Ivrea)ストロメクトールジェネリック 人間向けイベルメクチン

イブレアとは

医薬品名

イブレア(Ivrea)

メーカー

アジャンタファーマ(Ajanta Pharma Ltd)

有効成分

イベルメクチン(Ivermectin)

効果・効能

糞線虫、疥癬などの寄生虫治療

剤形

錠剤(tablet)

イブレアは糞線虫、疥癬など特定の寄生虫によって引き起こされる感染症を治療する抗寄生虫薬です。
先発薬ストロメクトールと同様の有効成分イベルメクチンを含有しています。
有効成分のイベルメクチンには虫の神経や筋細胞に作用し麻痺・死滅させる効果があるため、糞線虫による腹痛や便秘、疥癬中による強いかゆみなどの症状緩和が期待できます。

イブレアは、人間が安全に使用できることが確立されているイベルメクチンです。動物用ではありません。

新型コロナウイルス(COVID-19)への効果について研究が進んでおり有効性を示唆する論文などもありますが、
使用が推奨されているわけではありませんのでご注意ください。

製造元のアジャンダファーマ社は、インドのムンバイに本拠地を置く製薬会社です。
抗マラリア薬のジェネリックをアフリカに提供したパイオニアとしても知られており、その他にもアジアやアメリカなど世界各国に医薬品を提供しています。 国際基準のcGMPに準拠していますので品質はご安心ください。

効果・効能

寄生虫

イブレアの有効成分イベルメクチンが寄生虫に対して効果を現す仕組みは明確には分かっていません。しかし、虫の神経や筋細胞に作用し麻痺・死滅させると考えられています。

新型コロナウイルス(COVID-19)

新型コロナウイルスへの有効性について世界各国で研究が進んでいます。

新型コロナウイルスが発病するためにはまず人間の細胞に感染する必要があり、細胞に侵入するとウイルスは細胞内で自身のコピーを大量に作成し体中へ広まっていく仕組みです。

このウイルスには感染に対する体の抵抗力を弱める作用もあるため、感染により頭痛や倦怠感などの体調の悪化が起こる場合があります。

イベルメクチンにはウイルスが細胞核内に入るのをブロックする作用があるとも考えられていて、感染と抗ウイルス反応低下の両方を防げる可能性があります。
これにより感染・発病しても体は通常通り感染症と闘えるようになるものです。

一例ではありますが、製薬会社ICONの臨床試験結果ではイベルメクチン群の全死亡率(15%)は通常の治療群(25.2%)と比較して有意に低かったと報告されるなど有効性が期待されています。

飲み方・使い方

イブレアは症状に合わせた用量をコップ一杯の水で服用してください。
服用のタイミングは食事の1時間以上前もしくは2時間以上後の空腹時に服用するようにしてください。

もし、免疫力が弱い場合(病気や特定の薬の使用によって引き起こされる)はイベルメクチンを複数回服用する必要がある場合があります。
免疫力が弱い方が服用する際は事前に医師にご相談ください。

また、効果や副作用を強める恐れがありますので、イベルメクチンは牛乳や乳製品と一緒に服用しないでください。

一般的な成人の用量は以下の通りです。

新型コロナウイルスに対しての定められた用量はありませんが、治験などで用いられた例は以下の通りです。

薬はなるべく湿気や熱、日光を避けて常温保存してください。また、誤飲を避けるため子供やペットがいる場合には保管場所に細心の注意を払ってください。

副作用

イブレアは有効成分イベルメクチンにより副作用を引き起こす場合があります。
以下は一般的な副作用で特に医師の治療も必要としませんが、程度が気になる場合は医師に相談してください。

特にめまいや失神については怪我を伴う場合もあるため、座ったり横になったりしている状態からはゆっくりと起き上がるようにしたり、階段の上り下りにも注意してください。

ただし、服用後に以下の副作用が現れる場合はただちに使用を中止し医師の治療を受けてください。

特に以下の場合は緊急の治療が必要となります。

相互作用

アルコール(飲酒)はイベルメクチンの特定の副作用を増幅する可能性があるため併用を避けてください。

その他にも、イベルメクチンと相互作用を引き起こす成分は処方薬や市販薬からビタミン、ハーブに至るまで数多くの成分が挙げられます。
これらの相互作用はあくまで代表的なもののみで全てについて列挙しているわけではありません。ご注意ください。

禁忌・注意点

イブレアの有効成分イベルメクチンに対してアレルギーがある場合や体重が15kg未満の子供には薬を服用しないでください。

効果や副作用を強める恐れがありますので、イベルメクチンは牛乳や乳製品と一緒に服用しないでください。

また、もし以下に該当する場合は医師に相談し安全性を確認した上で薬を服用してください。