レボクイン250mg/500mg(levoquin)クラビット・ジェネリック
※パッケージリニューアルなどの理由により実際の商品とはデザインが異なる場合があります。
※商品は使用により副作用を生じることがあります。使用は自己責任となりますため、お客様ご自身にて効果・用法用量などを十分ご理解の上、輸入代行をご依頼ください。
※パッケージや説明書が付属せず簡易包装・PTPシートのみでの配送となる場合がございますが、ご了承ください。
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レボクインの詳細
レボクインとは
- 医薬品名
- レボクイン(Levoquin)
- メーカー
- シプラ(Cipla)
- 有効成分
- レボフロキサシン(Levofloxacin)
- 効果・効能
- 肺炎/膀胱炎などの尿路感染症/淋菌、クラミジアなど細菌による感染症治療
- 剤形
- タブレット(tablet)
レボクインは肺炎や膀胱炎、淋菌、クラミジアなど細菌感染症による症状を幅広く治療する医薬品で、服用によって細菌を死滅させ症状を改善する効果があります。
有効成分のレボフロキサシンはニューキノロン系の代表的な抗生物質で、「体内に素早く吸収され」「標的の組織にすぐ移行し」「幅広い細菌に効果がある」点が特徴で使い勝手の良い医薬品となっています。
ただし、淋菌とクラミジアについては近年耐性菌の問題により有効性が下がっているため、効果がない場合はジスロマックやジスロマックジェネリックをご利用ください。
製造元のシプラはインドのムンバイに本拠地を置く企業で国内では五指に入る大手製薬会社です。
日本はあまり知られていませんが、HIV患者向けに低価格帯のジェネリック薬を製造・販売し多くの人の命を救った功績が讃えられるなど発展途上国では知名度の高いメーカーです。
レボクインの有効成分レボフロキサシンは肺炎や膀胱炎、淋菌、クラミジアなど幅広い細菌に効果のある成分で、これらによる感染症の症状抑制に役立ちます。
レボフロキサシンはニューキノロン系と呼ばれる抗生物質の一種で、細菌のDNAを切断し直接的に死滅させる効果があります。
さまざまな種類の細菌感染症の治療に使用することができますが、耐性菌の問題があるためこの抗生物質でしか治療できない感染症にのみ使用してください。
なお、抗生物質は細菌に対してのみ有効な成分でインフルエンザやかぜなどウイルスに対して効果はありませんのでご注意ください。
また、いくつか重要な注意点があるため以下に挙げる項目について特にご注意ください。
①この薬は薬物スクリーニングの尿検査に影響を与える可能性があります。誤った結果が出る場合があるため、レボフロキサシンを使用している場合は検査室のスタッフに予め伝えてください。
②服用により下痢を引き起こす可能性がありますが、これは新しい感染の兆候でもあるため、水様または血性の下痢がある場合は下痢止め薬を使用する前に医師の治療を受けてください。
③薬の成分により非常に日焼けしやすくなり、ひどい火傷、発赤、かゆみ、発疹、腫れなどを引き起こすことがあります。日光や日焼けベッドを避けて、屋外にいるときは保護服を着用し日焼け止め(SPF30以上)を使用してください。
効果・効能
レボクインの有効成分レボフロキサシンには細菌のDNSを切断する作用があり、淋菌やクラミジア菌など細菌による症状を抑制する効果があります。
細菌が増殖する際にはDNAジャイレースやトポイソメラーゼといった酵素によってDNAの複製が行われますが、レボフロキサシンなどのニューキノロン系抗生物質はこれらの酵素のはたらきを阻害します。
これにより、増殖を妨げるだけでなく阻害した箇所で細菌のDNAを切断・死滅させるため殺菌的に抗菌作用を示します。
レボフロキサシンはラセミ体であるオフロキサシンのS(-)エナンチオマーで、DNAジャイレース(トポイソメラーゼII)やトポイソメラーゼIVの阻害によって超らせんDNAの弛緩を妨げ、DNA鎖の切断を促進します。
DNAジャイレース(トポイソメラーゼII)はDNAの超らせん構造を維持するための必須細菌酵素であり、 DNA複製と転写、 DNA修復、組換え、および転移に必要なものです。
レボフロキサシンが作用した地点から細菌のDNAが切断されるため、殺菌的に抗菌作用を示します。
飲み方・使い方
1日1回500mgを水もしくはぬるま湯で服用してください。
当サイトでは250mg/500mgの2種類が購入可能ですが、初めて使用される場合でも1回あたり500mgを服用してください。
膀胱炎は3日間、尿道炎は6日間、淋菌やクラミジア菌による疾患は7日間服用してください。
薬の効果には個人差がありますが、服用後は速やかに抗菌効果を発揮する成分で早ければ1日目から症状の改善が見られる場合もあります。
ただし、服用しても改善が見られない場合は抗生物質が間違っているか感染症以外の疾患である可能性が高いです。医師に相談し、他の治療法を検討してください。
また、症状の改善が見られても薬の服用を途中で中止しないでください。これは中途半端な服用により菌が耐性を獲得するリスクが高まるためです。
薬は常温での保管が可能ではありますが、なるべく湿気や熱、日光を避けてください。また、誤飲を避けるため子供やペットがいる場合には保管場所に細心の注意を払ってください。
副作用
レボクインの有効成分レボフロキサシンは以下の副作用を引き起こす場合があります。
これらは一般的な副作用で特に医師の治療も必要としません。
主な副作用
- 吐き気、便秘、下痢
- 頭痛、めまい
- 睡眠障害
ただし、服用後に以下の副作用が現れる場合はただちに使用を中止し医師の治療を受けてください。
治療が必要な症状
- 激しい腹痛、水様性または血性の下痢
- 心拍が速く激しくなる、胸がドキドキする
- 息切れがしたり、突然(意識を失う)めまいがしたりします
- (どんなに軽度であっても)皮膚発疹の最初の徴候
- 筋力低下、呼吸障害
- 痙攣発作
- 頭蓋内圧の上昇(ひどい頭痛、耳鳴り、めまい、吐き気、視力障害、目の奥の痛み)
- 肝臓への問題(上腹部痛、食欲不振、暗色尿、粘土色の便、黄疸(皮膚や眼の黄変))
- 低血糖(頭痛、空腹、発汗、易刺激性、めまい、吐き気、心拍数の増加、または不安や震えを感じる)
- 手、腕、脚、足の神経症状(しびれ、衰弱、刺痛、灼熱痛)
- 深刻な気分や行動の変化(神経質、錯乱、興奮、パラノイア、幻覚、記憶障害、集中力の欠如、自殺念慮)
- 腱断裂の徴候(突然の痛み、腫れ、あざ、圧痛、こわばり、動かす際の問題、関節のパチパチという音(治療を受けるまで関節を休ませる))
- アレルギー反応(じんま疹、呼吸困難、顔面やのどの腫れ)
- 重度の皮膚反応(発熱、のどの痛み、眼の灼熱感、皮膚の痛み、赤や紫色の発疹が広がって水疱や剥離を引き起こす)
また、まれに体の主要な血液の動脈である大動脈に損傷を与えることがあります。
危険な出血や死亡につながる恐れがあり、胸、胃、背中に激しい痛みが続いている場合は救急処置を受けてください。
レボフロキサシンは服用によっていくつかの副作用が発生する可能性があります。
通常は体が順応し副作用も薄れていくものですが、次の副作用のいずれかが続くか厄介な場合には医師に相談することで改善できる可能性もあります。
あまり一般的でない副作用
- 味覚の変化
- 便秘
- 目まい
- 眠気
- 頭痛
- 立ちくらみ
- 吐き気
- 神経質
- 胃の痛みや不快感
- 睡眠障害
- 膣のかゆみとおりもの
- 嘔吐
発生率は不明
- 熱感
- (特に顔と首の)皮膚の紅潮や赤み
- 発汗
ただし、レボクインの服用中に次の副作用のいずれかが発生した場合は、すぐに医師の治療を受けてください。
一般的な副作用
- 下痢
珍しい副作用
- 焦燥感
- 水疱
- 錯乱
- 血性の下痢(水様性で重度の)
- 他人があなたの考えを聞いたり、あなたの行動をコントロールしたりできるという感覚
- 発熱
- 脚、肩、手のふくらはぎの痛み、炎症、腫れ(腱の断裂や腫れを含む)
- 皮膚の発赤と腫れ
- そこにないものを見たり、聞いたり、感じたりする
- 皮膚の灼熱感
- 激しい気分や精神の変化
- 胃けいれんまたは腹痛(重度)
- 発疹・かゆみ・発赤
- 震え
- 異常行動
発生率は不明
- 黒色タール便
- かすみ目
- 末梢神経障害を含む灼熱感、しびれ感、刺痛、有痛性感覚
- 咳
- 暗色尿
- 呼吸困難
- 噛む、話す、または飲み込むことの困難
- まぶたが垂れ下がった
- 失神
- 速いまたは不規則な心拍
- 全身腫脹
- じんましん
- 嗄声
- 腱断裂や腱の腫れ(腱炎)を含む関節や筋肉の痛み
- 筋肉のけいれん、痛み、こわばり
- 皮膚のはがれ
- まぶたや目、顔、唇、舌の周りの腫れ
- 発作
- 激しいめまい
- 激しい疲労
- 胸部圧迫感
- 不安定感、不器用さ
- 異常な出血やあざ
- 異常な疲労や衰弱
- 視覚変化
- 声の変化
- 重症筋無力症の悪化を含む腕、手、脚、足の衰弱
相互作用
レボクインはレボフロキサシンや他のニューキノロン系(シプロフロキサシン、ゲミフロキサシン、モキシフロキサシン、ノルフロキサシン、オフロキサシンなど)にアレルギーがある場合は使用しないでください。
また、レボフロキサシンを同時に服用すると効果が大幅に低下する薬もあります。次のいずれかの薬を服用している場合は、レボフロキサシンを服用する2時間前または2時間後に服用してください。
前後2時間で使用できない薬
- マグネシウムやアルミニウムを含む制酸薬(マーロックス、ミランタ(マイランタ)、ロレイズなど)、潰瘍薬(スクラルファート)
- ジダノシン(ジダノシン)粉末またはチュアブル錠
- アルミニウム、鉄、マグネシウム、亜鉛を含むビタミンやミネラルのサプリメント
医師に確認が必要な薬
- テオフィリン
- 利尿薬
- 不整脈治療薬
- インスリンまたは経口糖尿病薬(定期的に血糖値をチェックする)
- 鬱病など精神疾患を治療する薬
- ステロイド薬(プレドニゾンなど)
- 血液を薄くする薬(ワルファリン、クマジン、ヤントヴェン)
- NSAID:非ステロイド性抗炎症薬(アスピリン、イブプロフェン(モトリン・アドビル)、ナプロキセン(アレブ) 、セレコキシブ、ジクロフェナク、インドメタシン、メロキシカムなど)
レボフロキサシンと相互作用を引き起こす成分は、その他にも処方薬や市販薬からビタミン、ハーブに至るまで数多くの成分が挙げられるため全てについて列挙しているわけではありません。
これらの相互作用はあくまで代表的なもののみとなるためご注意ください。
禁忌
以下の既往歴がある場合は、医師に相談の上、安全性を確認した上で薬を服用してください。
医師に確認が必要な既往歴・症状
- 関節炎、腱や骨や関節の疾患(特に子供の場合)
- 血行障害、動脈瘤、動脈の狭窄や硬化
- 心臓障害、高血圧
- マルファン症候群やエーラー・ダンロス症候群などの遺伝病
- 糖尿病
- 重症筋無力症など筋肉や神経の病気
- 腎臓病
- てんかん、発作
- 頭部外傷、脳腫瘍
- QT延長症候群(あなたや家族の中で)
- 血液中のカリウム濃度の低下(低カリウム血症)
- 妊娠中もしくは授乳中の場合
また、レボフロキサシンは特に踵部のアキレス腱に腫脹や断裂を引き起こすことがあります。
これは治療中に起こることもあれば服用を中止してから数カ月後に起こることもあります。
この腱の問題は特定の人で起こりやすくなっています(小児や高齢者、ステロイド薬を使用している人、臓器移植を受けた人)。
医師の判断なしにこの薬を子供に与えないでください。
よくある質問
- Q.一度に500mgも摂取して問題はありませんか?
- A.はい、以前は100mg錠を1日2~3回に分けて服用するのが一般的でしたが、一度に高濃度の薬を服用した方が殺菌効果が高く耐性菌の心配も少ないことが判明したため、現在は日本の医院でもこの用法・用量が主流となっています。
- Q.服用中に自動車の運転は可能ですか?
- A.副作用として意識障害などがあらわれることがあるため、危険を伴う機械の操作や運動の際はご注意ください。