イベルスキャブ6mg(Iverscab)ストロメクトールジェネリック 人間向けイベルメクチン

イベルスキャブとは

医薬品名

イベルスキャブ(Iverscab)

メーカー

ニューライフファーマスーティカル(Nulife Pharmaceutical)

有効成分

イベルメクチン(Ivermectin)

効果・効能

糞線虫、疥癬などの寄生虫治療

剤形

錠剤(tablet)

イベルスキャブは糞線虫、疥癬など特定の寄生虫によって引き起こされる感染症を治療する抗寄生虫薬です。
先発薬ストロメクトールと同じ有効成分イベルメクチンを含有しています。

イベルメクチンは、線虫の神経・筋細胞に作用するとで、寄生虫を麻痺させ駆虫します。これによって、糞線虫による腹痛や便秘、疥癬中による強いかゆみなどの症状緩和が期待できます。

イベルスキャブは人間が安全に使用できることが確立されているイベルメクチンであり動物用ではありません。

新型コロナウイルス(COVID-19)に対しては、核内への運搬蛋白とウイルス蛋白との結合を防ぐことで自然免疫による抗ウイルス作用が働くと考えられています。 ただし、有効性が確立しているわけではありませんのでご注意ください。

製造元のニューライフファーマスーティカル社は、1973年創業のインドのムンバイとプネに本拠地を置く製薬会社です。 皮膚科や歯科、婦人科など様々な領域の医薬品の製造を手がけています。WHOのGMP認定を受けた企業なので品質や安全性は高いと言えるでしょう。

効果・効能

寄生虫

イベルスキャブの有効成分イベルメクチンは、糞線虫や疥癬の神経・筋細胞に作用し、寄生虫を麻痺・駆除する効果があると考えられています。

新型コロナウイルス(COVID-19)

新型コロナウイルスへの有効性については国内外で研究が進められています。

新型コロナウイルスはインポーチン(Importin)と呼ばれる輸送タンパク質に結合し、核膜孔複合体(NPC)を通じて細胞核に取り込まれることで増殖、感染が促進されると考えられています。

イベルメクチンにはインポーチンとウイルスの結合を妨げる作用があるとされ、感染を抑制する可能性があります。

ウイルスは単体では細胞核内に入ることができないため、症状の悪化や抗ウイルス反応の低下を防ぐ効果が期待されています。

飲み方・使い方

イベルスキャブは症状に合わせた用量を食事の1時間以上前もしくは2時間以上後の空腹時にコップ一杯の水で服用してください。

もし、免疫力が落ちている場合はイベルメクチンを複数回服用する必要がある場合があります。
免疫力が弱い方が服用する際は事前に医師にご相談ください。

また、効果や副作用を強める可能性がありますので、イベルメクチンは牛乳や乳製品と一緒に服用しないでください。

一般的な成人の用量は以下の通りです。

新型コロナウイルスに対しての定められた用量はありませんが、治験などで用いられた例は以下の通りです。

薬はなるべく湿気や熱、日光を避けて常温保存してください。また、誤飲を避けるため子供やペットがいる場合には保管場所に細心の注意を払ってください。

副作用

イベルスキャブは有効成分イベルメクチンにより副作用を引き起こす場合があります。
以下は一般的な副作用で医師の治療も必要としませんが、症状の程度が気になる場合は医師にご相談ください。

特にめまいや失神については怪我を伴う場合もあるため、座ったり横になったりしている状態からはゆっくりと起き上がるようにしたり、階段の上り下りにも注意してください。

ただし、服用後に以下の副作用が現れる場合はただちに使用を中止し医師の治療を受けてください。

特に以下の場合は緊急の治療が必要となります。

相互作用

アルコール(飲酒)はイベルメクチンの特定の副作用を増幅する可能性があるため併用を避けてください。

その他にも、イベルメクチンと相互作用を引き起こす成分は処方薬や市販薬からビタミン、ハーブに至るまで数多くの成分が挙げられます。
これらの相互作用はあくまで代表的なもののみで全てについて列挙しているわけではありません。ご注意ください。

禁忌・注意点

イベルスキャブの有効成分イベルメクチンに対してアレルギーがある場合や体重が15kg未満の子供は薬を服用しないでください。

効果や副作用を強める恐れがありますので、イベルメクチンは牛乳や乳製品と一緒に服用しないでください。

また、以下に該当する場合は医師に相談し安全性を確認した上で薬を服用してください。