メラトニンといえば軽度の睡眠障害に対して副作用が少なく安全に使えて、近年ではアンチエイジング効果も期待されている便利なサプリメントですよね。
ただ、ネットでメラトニンの副作用を検索すると「うつ」「悪夢」「不妊」「太る」などのワードが出てくるため心配に思っている方も多いのでは?
今回は、それらの副作用が本当に起こるのかを詳しく解説していきます!
メラトニンの催眠作用とアンチエイジング効果について
メラトニン(Melatonin)は体内で睡眠とそのサイクルを司る天然ホルモンです。
サプリメントから摂取することで眠気を誘発したり、体内時計をリセットして昼夜逆転を改善するなど睡眠のリズムを整える効果が期待できます。
また、近年では非常に強力な抗酸化作用を持つことが判明し抗老化(アンチエイジング)効果でも注目されています。
メラトニンの催眠作用
メラトニンは元々体内に存在するホルモンでサプリメントとしては唯一、催眠作用が認められています。
眠気を誘発して自然と入眠へと導いてくれたり、睡眠リズムを整えてくれるため以下のような症状でお悩みの方にとって非常に便利なサプリです。
- なかなか眠れない、寝付きが悪いなどの入眠障害
- 昼夜逆転など睡眠リズムの崩れ
メラトニンのアンチエイジング効果
睡眠サプリとしてのイメージが強いメラトニンですが、1993年には非常に強力な抗酸化作用を持つことも判明していて、身体の老化に関わる活性酸素を抑制・除去することでアンチエイジング(若返り)効果をもたらすと考えられています。
メラトニンが持つ驚きのアンチエイジング効果については以下のコラムで紹介していますので気になる方はチェックしてみてください。
安全性が高いメラトニン、でも検索すると…
メラトニンは依存性も副作用リスクも非常に少ないと言われていますが、「メラトニン 副作用」で検索するとうつ・悪夢・不妊・太るといった言葉がずらり。
気になる副作用は実際どれくらい起こるもの?
メラトニンのサプリメントを服用することによる主な副作用としては、眠気やめまい、脱力感、頭痛、下痢など軽度なものが多いのですが、うつ・悪夢・不妊・太ることが起こる可能性は一体どれくらいあるのでしょうか…?
①うつ症状
メラトニンは服用することによって、気分が落ち込んだりイライラしたりといったうつ症状の副作用が確認されています。
これはあくまで短期的な症状なので服用を続けるうちに気にならなくなってきますが、現在うつ病を患っていたりうつ傾向がある場合は悪化させてしまう場合も。
うつ症状がありなおかつ睡眠にお悩みがあるのであれば、メラトニン以外の睡眠薬や抗うつ薬を検討した方が良いでしょう。
強い眠気を誘発・セロクエル
セロクエル(Seroquel)はもともと統合失調症の治療薬ですが、副作用で生じる眠気を利用して日本でも入眠障害向けの睡眠薬として処方されることが多い医薬品です。
気持ちの高ぶりや不安感をしずめつつ、強い眠気を誘発するのが特徴です。
うつ病と不眠症両方に効果が期待できる・デジレル
デジレル(Desyrel)は比較的軽度のうつ病に対して用いられる抗うつ薬です。脳内の神経伝達物質であるセロトニンの量を増やすことで気分の落ち込みや不安を和らげる作用があります。
また、「眠れない」「夜中に何度も起きてしまう」といった中途覚醒・早朝覚醒などの睡眠障害の症状にも有効で、うつ病の不眠症状改善にも効果が期待できます。
②悪夢
実はメラトニンの副作用の1つに「鮮明な夢や悪夢」というのがあります。
実際の口コミを見てもメラトニンのサプリメントで悪夢を見たという声があり…
副作用の一つではあるので仕方ないですが、メラトニン飲むとよく眠れて重宝していたので残念…
というのも、メラトニンのレム睡眠を増やす働きに原因があると考えられているためです。
レム睡眠は体が深く眠っているのに対し脳が軽く覚醒している状態なので悪夢を見やすいんですね。
とはいえメラトニンと同じ作用のロゼレムという睡眠薬では悪夢の副作用が起こる確率は0.1%であることを考えると、メラトニンでの悪夢発生頻度もそこまで高くないと言えます。
…が、元々悪夢を見やすい方はメラトニンの服用は控えた方が良いかもしれません。
もし元々悪夢を見やすい、メラトニンの副作用で悪夢を見てしまったという方は別の睡眠薬を検討してみてください。
メラトニンフリーの睡眠サプリ・パワートゥースリープPM
パワートゥースリープPM(Power to Sleep PM)はアメリカの大手アーウィンナチュラルズ社による人気のサプリメントです。
リラックス作用のあるL-テアニンやGABAがストレスや不安を和らげ、臨床試験で睡眠の改善が認められた植物アシュワガンダ(センソリル)が睡眠の質を向上させます。
メラトニンとは違う作用で睡眠をサポートするため、メラトニンが合わなかった方にもおすすめです。
入眠障害に特化・ハイプロン
ハイプロン(hyplon)は睡眠薬ソナタのジェネリック医薬品です。
服用から15分で効き始める即効性の高さと眠気を翌日に持ち越さない短時間作用が特徴です。
「なかなか寝付けない」といった入眠障害の症状に対して特に有効性が高くなっています。
即効性とほどよい持続力・フルナイト
フルナイト(fulnite)は日本でもおなじみの睡眠薬ルネスタのジェネリック医薬品で、ハイプロンに劣らない即効性がありながら効果時間は5時間とハイプロンの倍以上なので、入眠障害はもちろん中途覚醒に対しても効果が期待できます。
③不妊
「メラトニン 副作用」と検索すると不妊というワードが出てきますが、これは副作用で不妊症になるというわけではありません。
逆にメラトニンは不妊症治療に効果があるとされていて、実際日本のクリニックでも女性の不妊症治療薬としてサプリメントが処方されるほどです。
冒頭でもご紹介したようにメラトニンにはアンチエイジング作用があり、卵胞内で卵子を保護してくれることで卵子の質が改善し受精率や妊娠率が向上するとの報告があります。
前回のIVF-ET(In Vitro Fertilization-Embryo Transfer)が不成功に終わり受精率が50%未満であった56名の症例を対象とした試験では,メラトニン(3 mg/日)を,月経5日目から卵子採取まで連日服用することで,受精率が有意に向上したとの報告もある
メラトニンは、卵母細胞の質から始まり、胚の着床、そして胎児の発育と出産に至るまで、妊娠の正常な結果に関与しています。メラトニンは、卵胞形成、卵母細胞の成熟、黄体 (CL) 形成などのいくつかの生殖事象に直接作用することが示されています。作用の分子機構は、母親のメラトニン分泌と胚および胎児の発育との関係に関する確かな証拠を提供するいくつかの研究を通じて調査されています。
メラトニンの投与は、酸化ストレスを軽減し、その膜受容体であるメラトニン甲状腺ホルモン受容体(MT1およびMT2)に直接作用し、妊娠の初期段階および全妊娠期間にわたって効果を示します。引用元:『From Implantation to Birth: Insight into Molecular Melatonin Functions』
…ちなみにメラトニンは男性の不妊症にも有効である可能性が示されています。
女性の卵子と同じく男性の精子も酸化ストレスで運動率が低下してしまうためメラトニンによって酸化ストレスから保護、精子の老化を予防してくれると考えられています。
特発性不妊症の患者において、メラトニンは精巣マクロファージに対して抗増殖効果および抗炎症効果を発揮し、精巣マスト細胞において酸化ストレスに対する保護効果をもたらします。
引用元:『Local Actions of Melatonin in Somatic Cells of the Testis』
④太る
メラトニンのサプリメントを服用することによって太る可能性は低いと考えられています。
いくつかの研究では、太るどころかメラトニンには体重増加を抑える働きがあることが確認されています。
また、メラトニンは内臓脂肪と皮下脂肪の両者の蓄積を抑制することで体重増加抑制効果を発揮していることも明らかとなった。
睡眠の質向上から不妊症まで幅広い有効性・メラトニン(バイタルミー)
メラトニンは体内時計の調節や睡眠に大きく関わっており、サプリメントとして摂取することで時差ボケの解消や睡眠障害の改善に効果が期待できます。
また、強力な抗酸化作用があることから、卵子や精子を酸化ストレスから守り受精率や妊娠率を上げる働きもあると注目されています。
バイタルミーのメラトニンはアメリカの大手サファイアヘルスケア社が製造しており、安全性・品質ともに世界トップレベルを誇ります。
水なしで飲めるタイプも・メラトニンファストディゾルブ
メラトニンファストディゾルブ(Melatonin Fast Dissolve)はアメリカの大手サプリメントメーカー、ナトロールが製造するメラトニンのサプリメントです。
ストロベリー味のタブレットになっており、水なしで素早く溶けるため就寝前に口の中でコロコロと舐めるだけで自然な眠気を強め、睡眠の質を向上をサポートします。
使用する場合は用量にご注意を
心配される「うつ」「悪夢」は元々うつ傾向にある、悪夢を見やすいという方は注意が必要ですが、それ以外の方は過度な心配はいらないでしょう。
また、「不妊症」に対してはメラトニンを摂取することで卵子や精子の抗老化や運動率改善効果が期待できます。
ただし、メラトニンを服用する場合には用量を間違えると副作用が強く出る可能性があるため注意が必要です。
通販(個人輸入)で販売されているメラトニンのサプリメントは0.2mg~20㎎までかなり用幅があるのですが、0.1mg~5㎎が通常用量です。
用途別のメラトニン摂取用量の目安としては以下のようになります。
- 睡眠障害/不眠症
就寝時間の30分前に1~5mg - 時差ボケ
1~5mgの範囲で開始 - アンチエイジング
1日0.1mg~1mg - 不妊症
1回1回3mgを22時、または就寝2時間前に服用
メラトニンの副作用についてのまとめ
メラトニンは体質によって副作用が出やすい場合もありますが、基本的には安全性の高いサプリメントです。
睡眠の質は日ごろの身体・メンタルの調子に直結してきますので、よく眠れないとお悩みの方はぜひ試してみて欲しいですね。
また、アンチエイジングや不妊症治療に対しても高い効果が期待できますのでいつまでも若々しくいたい!という方は日々の生活に取り入れるのも有効でしょう。
ラククルでは現在新規会員登録で500P、LINEお友達追加で300Pをプレゼント中です。
メラトニンの購入を検討している方はこちらをぜひ活用してくださいね!
Author
投稿者:ラククル管理人
ラククルのコラム・商品登録・サポートなど様々な業務を担当しております。ECサイトの運営は15年になります。これからもよろしくお願いいたします。