タバコを吸っている方で、最近抜け毛が増えたなぁと感じることはありませんか?
実は、タバコは髪の毛の成長を阻害して抜け毛を増やしたりAGA(男性型脱毛症)の発症リスクをタバコを吸わない人の2倍も増加させてしまうんです。
ではタバコをやめれば髪が生えてくるかというと必ずしもそうではなく…。
今回は、喫煙と薄毛(AGA)との関係について最新の研究を交えながら分かりやすく解説していきます!
タバコを吸う人のAGA発症リスクは吸わない人の約2倍
喫煙と男性型脱毛症の関連性についての研究では、タバコを吸う人のほうがAGA発症率や悪化リスクが高いことが分かっています。
喫煙経験のある男性は喫煙経験のない男性に比べ、AGAの発症率が1.82倍増加した。
また、AGAの発症率は1日の喫煙本数が10本未満の人と比べて、10本以上の人で1.96倍増加した。
さらに、喫煙をしている人では、喫煙をしていない人に比べて、AGAの悪化リスクが1.27倍増加した。
引用元:A meta-analysis study on the association between smoking and male pattern hair loss.
タバコが薄毛(AGA)を引き起こす理由
タバコによってAGA発症リスクが高まることが分かりましたが、一体なぜタバコは髪の毛に悪いのでしょうか?
- タバコの成分で血行が悪くなる
- AGA発症に関係する男性ホルモンを増加させる
- 活性酸素を増加させる
- 発毛に欠かせないビタミンCが消費される
タバコの成分で血行が悪くなる
タバコの成分としてよく知られるニコチンやタール、煙に含まれる一酸化炭素は血管を収縮させ血流を悪くする働きがあります。
髪の毛は血液によって運ばれる栄養で成長していますので、血行が悪くなると栄養が十分に行き届かなくなり抜け毛が増え薄毛が目立ってしまいます。
AGA発症に関係する男性ホルモンを増加させる
AGAは男性ホルモンによってヘアサイクルにおける成長期が短縮し髪の毛が太くなる前に抜けてしまうことで起こります。
この薄毛を引き起こす男性ホルモン・ジヒドロテストステロン(DHT)がタバコを吸う人は吸わない人に比べて14%も高かったとのハーバード大学による研究結果も。
実際にはタバコによって体内DHTが増加したとしても乳頭細胞にある受容体(アンドロゲンレセプター)に結合しない限りAGAの発症・進行に影響を及ぼすことはありません。
ただし、アンドロゲンレセプターのDHTのキャッチしやすさは遺伝によるものなのでもともと薄毛リスクが高い方はタバコによってさらにリスクが上がる可能性があります。
活性酸素を増加させる
タバコに含まれるニコチンには老化を促進する活性酸素を作り出す作用があります。
この活性酸素は髪の毛を生成する毛母細胞を老化させてしまいますので、髪の毛が育ちにくく抜けやすくなってしまいます。
発毛に欠かせないビタミンCが消費される
タバコに含まれるニコチンにはビタミンCを破壊してしまう働きがあります。ビタミンCは活性酸素を抑える働きや血行を促進する働きがありますが、喫煙によってビタミンCが供給されなくなるとどんどん薄毛を進行させてしまいます。
その他にも、喫煙には悪玉コレステロールを増加させる働きがあります。悪玉コレステロールが増えると体内ではタウリンが生成されますが、タウリンは髪の毛に欠かせないアミノ酸を消費してしまうため髪の成長に必要な栄養素が不足してしまうというデメリットも。
「タバコやめたら髪生えた」は本当?
禁煙をすれば、タバコによって悪化していた血流が改善され髪の毛に栄養が供給されやすくなったり、抜け毛の原因となる男性ホルモンの増加を防ぐことができますので髪の毛が再び生える可能性が高まります。
そのため、タバコを吸っていて最近抜け毛が気になるという方はタバコをやめることで改善が期待できます。
ただし、タバコによる薄毛とAGA(男性型脱毛症)は別なので、すでにAGAを発症している場合はタバコをやめただけでは髪の毛が生えることはありません。
すでにAGAを発症しているケースの対処法は後で詳しく解説しますが、いずれにせよタバコは薄毛を進行させてしまいますので禁煙は必要と言えます。
なかなか禁煙できない方は禁煙補助薬も
…とはいえそう簡単には禁煙できないものですよね。
過去禁煙に挑戦したけど続かなかった、自力で禁煙できるか不安という方は禁煙補助薬を使ってみるのも選択肢の一つです。
禁煙補助薬としてはチャンピックスやブプロンが有名ですが、どちらもヘビースモーカーの方でも禁煙に成功したと話題の禁煙補助薬です。
チャンピックス
飲むとタバコが不味くなる・バレニスマート
バレニスマート(Varenismart)は先発薬のチャンピックスと同じ有効成分バレニクリンを含有するジェネリック医薬品です。
バレニクリンにはニコチンをブロックし代わりにドーパミンを放出す作用があり、「タバコを吸いたい」という強い欲求を軽減するとともに禁断症状を和らげることで禁煙をサポートします。
12週で65%~80%、1年で30~40%ほどとニコチン置換法よりも高い禁煙成功率を誇ります。
バレニスマートを使用した方の口コミ
本当にタバコが不味くなるので吸いたい欲が確かに抑えられている感じがします。
最初の1週間はタバコを吸いながらの服用でしたが、それ以降は薬のみでタバコは1本も吸ってません。
こんなにすんなり行くとは、、びっくりです。
禁煙できたと思っても3か月は飲み続けた方がいいらしいので飲み切りって完全に卒煙したいです!
喫煙歴10年ですがこれは禁煙できそうな予感がします。
ブプロン
脳に作用し禁煙をサポート・ブプロンSR
ブプロンSR(Bupron sr)は先発薬ザイパンと同じ有効成分ブプロピオンを含むジェネリック医薬品です。
脳内のノルアドレナリン濃度・ドーパミン濃度を維持する作用によってニコチンへの渇望を抑えたり、タバコの禁断症状を和らげることで自然な禁煙を実現する効果が期待できるとされています。
ブプロンSRを使用した方の口コミ
ただ一緒に頼んだ友達は今でも普通にタバコ美味いと言ってて個人差はデカそう。
実は1回吸いたくなっちゃって吸ったこともあったんですがクソマズかった上にぶっ倒れそうになるくらいのヤニクラが来てそれからはもうそんな気持ちすら微塵も起こらなくなりました。それくらい強力な薬です。
タバコ以外に薄毛の原因となる生活習慣
タバコをやめれば抜け毛や薄毛が改善する可能性は十分ありますが、タバコの他にも薄毛の原因となる行動をしてしまっている場合は改善しない場合もあります。
- 食生活の乱れ
- 睡眠不足
- アルコールの飲みすぎ
- 運動不足
食生活の乱れ
髪の毛の成長にはタンパク質や亜鉛、ビタミン類といった栄養が必要ですが、食生活が乱れて栄養不足になると髪の毛に栄養が行き届かなくなります。
特に脂っこい食べ物は皮脂の過剰分泌を促し頭皮環境を悪化させてしまう可能性がありますので注意が必要です。
睡眠不足
睡眠中には成長ホルモンが分泌されていますが、髪の毛にとっても成長ホルモンは重要になっています。
髪の成長に欠かせない成長ホルモンは入眠後〜3時間の間にもっとも多く分泌されるとされていますので、ある程度まとまった睡眠をとるように心がけましょう。
アルコールの飲みすぎ
アルコールもタバコ同様、薄毛の原因となる男性ホルモン・ジヒドロテストステロンを増やす可能性があるとされています。
また、アルコール摂取時に生成されるアセトアルデヒドは頭皮や毛根にダメージを与え栄養の供給を妨げるため薄毛のリスクとなっていしまいます。
適度な量であればストレス解消やコミュニケーションとして有効ではありますが、飲みすぎには気を付けましょう。
運動不足
運動不足は血行不良の原因となりますので、健康な髪の毛を育てるための栄養素が行き届かなくなったりヘアサイクルにおける成長期が短くなることで薄毛に繋がってしまいます。
血行改善にはジョギングやサイクリングなどの運動が有効ですが、まずはエスカレーターではなく階段を使うなど出来ることからスタートしましょう。
それでも抜け毛や薄毛が改善しない時は…
すでにAGAを発症している場合はすぐに対策が必要です。
というのも、上の図のようにAGAはへアサイクルが短くなることで起こりますが、このヘアサイクルには終わりがあり最後のサイクルを終えると毛根が寿命を迎え再び髪が生えることはありません。
このことからAGAは進行性の病気とも呼ばれていて、完治することはなく治療が遅くなればなるほど治療は難しくなります。
そのため、禁煙したり生活習慣を見直しても薄毛が進行するようであればAGA治療が必要かもしれません。
AGAに高い効果が期待できる治療薬を
AGA治療には発毛のミノキシジルと脱毛予防のフィナステリドを使用するのがスタンダードです。
AGAの進行度にもよりますが、両方を一緒に使うことでより高い効果が期待できます。
発毛成分ミノキシジルを国内製品の2倍配合・ツゲイン
ツゲイン(tugain)は発毛効果が認められたミノキシジルを配合した発毛剤です。
頭皮の毛細血管を広げ栄養を供給するとともに発毛因子を活性化させることで、髪の毛を太く・長く・健康にする効果が期待できます。
国内の「リアップX5」や「スカルプDミノキ5」などのミノキシジル5%製品の倍であるミノキシジル10%まで配合しているため海外製品ならではの高い発毛効果が期待できます。
抜け毛の原因物質をブロック・フィンペシア
フィンペシア(finpecia)は脱毛予防として有名なプロペシアのジェネリック医薬品です。
有効成分フィナステリドは服用により体内でテストステロンをジヒドロテストステロン(DHT)へと変換されるのを防ぐ作用があり、抜け毛を抑制するとともにヘアサイクルを改善する効果が期待できます。
ミノキシジルは高い発毛効果が期待できますが、抜け毛を止めることはできないためフィナステリドを併用することでより高いAGA改善効果が見込めます。
ミノキシジル+フィナステリド・モールエフ
モール・エフ(Morr F)は発毛のミノキシジルと脱毛予防のフィナステリドがオールインワンになったAGA治療外用薬です。
フィナステリドは内服タイプが一般的ですが、モール・エフは外用薬のため副作用が少なく便利になっています。
タバコと薄毛(AGA)の関係性についてのまとめ
喫煙は、タバコの成分で血行が悪くなる・AGA発症に関係する男性ホルモンを増加させる・活性酸素を増加させる・発毛に欠かせないビタミンCが不足するといった理由で髪の毛の成長を妨げてしまうことが分かりました。
また、タバコを吸う人はAGA(男性型脱毛症)の発症リスクが高まるとの研究もありますのでこれを機会に禁煙をスタートしてみてはいかがでしょうか。
タバコをやめても抜け毛や薄毛が改善しないという場合はすでにAGAを発症している可能性もありますので、今回ご紹介したミノキシジルやフィナステリドといったAGA治療薬を検討してください。
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投稿者:ラククル管理人
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