プロペシアとミノキシジルはどちらもAGAクリニックで用いられる優れたAGA治療薬です。
…が、初めて治療を検討している方は「どちらを使えば良いの?」「何が違うの?」とチョイスに迷われる方も多いようですね。
そこで、今回はそれぞれの違いから効率的な使用方法まで細かく解説してまいります。
プロペシアとミノキシジルの違い
プロペシアとミノキシジルはどちらも同じAGA治療薬ではありますが、まず何が違うのかと言うと毛を増やすためのアプローチが全く異なります。
- プロペシア
脱毛を防ぐ効果がある。脱毛を防ぐことで毛の寿命が伸びて抜け毛も減るので、毛量を増やすことができる。 - ミノキシジル
発毛を促進する効果がある。発毛を直接的に活性化して休眠期の毛包を促進するので、毛量を増やすことができる。
上記の通りプロペシアは脱毛抑制、ミノキシジルは発毛促進により髪の毛を増やすのが大まかな仕組みですが、それぞれ細かいポイントは多々あるので早速解説してまいります。
①脱毛を阻止するプロペシア
プロペシアは脱毛の原因となるジヒドロテストステロン(DHT)と呼ばれる物質をブロックする作用があり、髪の毛を本来の寿命通りに太く長く育つよう最大化してくれる効果をもつ薬です。
直接的に髪の毛を増やすわけではないのですが、寿命が倍以上伸びるので残存本数も当然増える…というのはもちろん言うまでもありませんね。
プロペシアの効果
製造元MSDの臨床試験結果では3年間服用してAGAが進行したケースはわずか2%、98%のケースでAGAの進行を食い止めた非常に優秀効果が明らかになっています。
前頭部 | 頭頂部 | |
---|---|---|
改善 | 72% | 78% |
不変 | 25% | 20% |
悪化 | 3% | 2% |
実際の体験談をみると
これは実際に使用した意見を見ても分かる通り、顕著な効果を体感される方が多くいらっしゃるのがわかります。
成分同じみたいやから効きそうだよね。ちな、プロペシアは効いていて明らかに一年前と違うよ、むちゃ生えたw
脱毛を防ぐ定番のAGA治療薬・プロペシア
プロペシアはアメリカのMSD社が製造・販売している男性専用のAGA治療薬です。
有効成分フィナステリドが脱毛作用をもつDHTの発生を抑制する作用があり、これにより男性特有の脱毛が強く抑制されます。
日本のAGAクリニックでも最も処方される鉄板のAGA治療薬で改善にはまず欠かせない薬と言えるでしょう。
コスパ最強の格安ジェネリック・フィンペシア
フィンペシアはシプラ社が製造・販売している男性専用のAGA治療薬で、ヘアサイクルを正常化し抜け毛・脱毛を防ぐ効果があります。
先発薬のプロペシアと同じ有効成分フィナステリドにより男性特有の脱毛を防げるほかコストパフォーマンスに優れる点も大きな特徴です。
当サイトでは1箱1,000円台~と安価にて取り扱っております。
なお、注意点としてプロペシアは減らさない薬なので元々脱毛(抜け毛)が少ない場合には効果があまり発揮されません。
また「髪の毛の寿命が何年も伸びる=効果の最大化まで何年もかかる」ということでもあるので、「薬を飲めばすぐ生える!増える!」と勘違いしてしまわないよう。
②発毛を促進するミノキシジル
一方、ミノキシジルはリアップでおなじみ現在世界で唯一医学的に発毛効果が認められている成分で、以下の作用により発毛を直接的に促進してくれる効果をもちます。
- 細胞を活性化
毛乳頭細胞や毛母細胞を活性化する作用があり、休止期の毛包を成長期へと移行させる - 血流の改善
強力な血管拡張作用があり、これにより血流が改善。頭皮から毛髪へ酸素や栄養がより届けられる
ミノキシジルの発毛効果
リアップ製造元でもある大正製薬のサイトでも公表されている臨床試験結果を見ると…
上記のように、「1年使い続けた結果98%の方が増毛し、そのうち10%の方は薄くなった領域がほぼ完全に被われた」ことが明らかになっていて、使っていれば少なくとも増えることはあっても減ることはない薬と言えそうです。
実際の体験談をみると
こちらもプロペシアと同様に髪の毛を増やす効果が期待でき、実際に使ってみた方の感想は以下の通り。
(※他国ではリアップではなくツゲイン、カークランド、フォリックスなどのブランド名で販売)
有効成分はリアップX5の2倍・ツゲイン
ツゲインはシプラ社が製造・販売しているスプレータイプのミノキシジル薬で国内最高濃度の製品よりさらに倍の濃度を含みます。
最大10%という高い有効成分で毛乳頭細胞や毛母細胞を活性化する作用に加え、安価なためコストパフォーマンスにも優れています。
単体でも発毛効果が見込めますが、ミノキシジルとの併用によってさらに高い発毛効果をもたらします。
仕組みが違う=併用すると…?
このように、それぞれアプローチが違うのでどちらの効果が優れているかは一概には比較できるものではありません。
…が、強いて言うのであれば、日本の診療ガイドラインではまずプロペシアから始めて様子見しながらミノキシジルを追加するのが一般的です。
プロペシアのメリット
- 内服なので効果が非常に高い
- 副作用が非常に少ない
- ジェネリックがあり安い
これはAGA治療はレベルを引き上げるのは簡単な一方で引き下げるのは大変、という理由からミノキシジルよりもプロペシアの方が推奨されているようです。
ガイドラインの大まかな内容は以下の通りで、例えば生活習慣改善で効果がなければ②、プロペシア単体で効果がなければ③へと進む形になりますが、治療レベルを①に戻しながら改善といったことは難しいんですね。
下ほど治療効果が高く負荷が大きい
- 生活習慣の改善
- プロペシアorミノキシジル(スプレー)
- プロペシア+ミノキシジル(スプレー)
- プロペシア+ミノキシジル(タブレット)
- ザガーロ+ミノキシジル(タブレット)
ちなみに、上記の③や④の通りプロペシアとミノキシジルは併用が可能で、実際はどちらも使うのが世界的なAGA治療のセオリーとなっています。
併用により脱毛を防いで発毛を促進と高い相乗効果を誇りますので、治療を始める際にはこちらも念頭に置いて留意するのが良いでしょう。
塗りミノ81日目
実に1ヶ月ぶりくらいに照明が煌々と光る下で合わせ鏡をして確認
頭頂部の薄毛がほとんど気にならないレベルに回復していた…
今まで怖くて照明があまり当たらない場所で合わせ鏡をして塗りミノしていましたが、今日は決心して見てみた
3ヶ月でこれはすごい…
今回紹介した医薬品一覧
プロペシアとミノキシジルの違いのまとめ
「プロペシア or ミノキシジル」ではなく実際は「プロペシア and ミノキシジル」で相乗効果を発揮する、というのは良い意味でかなり意外な結果だったのではないでしょうか。
ちなみに、プロペシア、ザガーロ、ミノキシジルは全てラククルでも豊富に取り揃えており月2,000円程度からクリニックと同じ治療が始められるので、よろしければぜひ一度ご検討ください。
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投稿者:ラククル管理人
ラククルのコラム・商品登録・サポートなど様々な業務を担当しております。ECサイトの運営は15年になります。これからもよろしくお願いいたします。