ここ数年「クリニックでも通販サイトでもほぼ手に入らない」状態となっていたレビトラですが、2021年10月ついに正式に販売中止が発表されました。
製造元のバイエル曰く「工場の改装のため」とのことでしたが、本当にそのような理由で何年も薬が製造できないなんてことがあるのでしょうか…?
「なぜ供給が停止されているのか」「購入手段は残されているのか」など皆さま気になっている疑問に対して解説いたします。
製造・販売の再開と中止を繰り返すレビトラ
事の経緯は色々と複雑なので、まずは順を追ってイチから説明してまいります。
2018年1月、1回目の供給停止
発端は2018年1月、バイエルからこんな発表が伝えられるところから始まります。
この度、勃起不全治療剤「レビトラ」につきまして、海外工場における生産遅延により、1月初旬頃より供給の一時停止期間が発生いたします。
レビトラは世界的に売れている人気商品ですし有効成分バルデナフィルはバイエルだけが特許をもつ成分。もし工場の改装予定があるなら事前にスケジュールを組むはず…。
にも関わらずいきなりの製造中止という点から、これが想定外の急な出来事であったことが見て取れます。
実際、後に医療専門誌「フィアース・ファーマ」の取材により原因はFDA(アメリカ版・厚生労働省)から工場の生産ライン不備が指摘されたことが明らかになります。
アメリカ食品医薬品局(FDA)は、ドイツにあるバイエルの工場稼働率を引き下げた。同庁によると、この工場は浄化処理が不十分で交差汚染(他の薬品の成分が混じること)のために製品を回収しなければならなかった。
レビトラはドイツのバイエル工場1ヶ所のみで世界中に供給する分を一手に製造していますから、この体制が裏目に出た形となりました。日本では
米国は自国企業を脅かす勢力をしばしば刺すことがある。
ED治療薬としてバイアグラは、アメリカの製薬会社「ファイザー社」によって開発された。日本のトヨタバッシング同様、ドイツ企業が開発した「レビトラ」がどうしても目障りだったに違いない。
引用元:https://www.excite.co.jp/news/article/Weeklyjn_14703/
などとも報道されていたりもしましたが、ともあれこのような経緯によりレビトラは製造・販売が中止されることとなります。
2018年12月、製造再開
とはいえ、この問題自体はそこまで深刻なものではありませんでした。
当初再開予定の2018年5~6月からは大幅に遅れたものの、年内の2018年12月には無事工事を終えレビトラは1年ぶりに製造・販売が再開されたためです。
2019年3月、2回目の供給停止
しかし、レビトラは製造・販売の再開からわずか2ヶ月でまたしても供給が停止してしまいます。
その背景にはバイエル社の株価を30%以上下落させたラウンドアップ問題が絡んでいるのではとも言われていて…
バイエル社の子会社・モンサント社の除草剤「ラウンドアップ」が発がん性により損害賠償に敗訴。
今回の敗訴は3件ながら2019年7月時点で訴訟数は18,000件を超えると言われています。
この問題を受けてバイエル社の株価は30%以上も下落、投資家からの批判が集中する自体へと発展しました。
定かではありませんが、他の「もっと儲かる医薬品」製造を優先するためレビトラを供給停止にしたとも噂されています。
2020年4月、販売再開
その後2020年4月、製造元のバイエルからレビトラの供給再開がアナウンスされましたが、発表では
海外での生産遅延が未だに継続しているため、現時点の在庫数量の出荷後、次回入荷の目処が立っておりません。
そのため、甚だ勝手ではございますが、在庫がなくなり次第、再度、供給を一時停止させていただきますことをご連絡申し上げます。
と、供給再開と言っても製造再開ではなく在庫を出荷するだけといったニュアンスのよう見受けられます。
種々の問題解決も難航している上に新型コロナウイルス問題も重なっての供給停止。再開時期は完全に不透明で欠品はまだしばらく年単位で続きそうです。
2024年以降の最新動向は…?
バイアグラを製造するファイザー社からの茶々や訴訟問題により長年供給が不安定となっていたレビトラですが、日本では2022年9月ついに正式に販売中止が発表されることとなりました。
弊社では安定供給に向け検討を続けてまいりましたが、次回以降の生産および入荷のめどが立たないため、このたび誠に勝手ではございますが在庫限りで販売を中止させていただくこととなりました。
シェア面では後発のシアリスに大きく水を開けられている上に有効成分バルデナフィルの特許も2020年5月に期間満了してしまい売れるのはジェネリック薬ばかり。
株価も大きく下がっているこの状況ではバイエルとしてもこれ以上この薬に注力する必要はないという判断なのでしょう。
20年以上に渡ってバイアグラのライバルとして人気を博したレビトラでしたが、残念ながら消え行く薬となってしまいました。
レビトラはもう購入することができないのか
レビトラは現在も在庫がわずかに残っているため直ちに購入ができなくなるというわけではありません。
しかし、長年の供給停止により在庫は少なく日本では2021年中であれば比較的入手可能ですが2022年以降の入手は困難になると言われています。
当サイトでもレビトラについては若干の在庫がありますが、やはりストックは僅かになりますので検討中の方は早めの購入をおすすめしております。
【正規品】在庫残少・レビトラ
レビトラ(levitra)は、ドイツのバイエル社が製造・販売しているバイアグラに次ぐ第二のED治療薬です。
なお、現在レビトラは製造停止中のため在庫がなくなり次第販売終了となります。ご了承ください。
ジェネリックという選択肢も
レビトラユーザの方は最終的にはジェネリック薬に頼らざるを得ない状況になりますので、今のうちに「自分の体に一番合う薬」を見つけておくのが良いでしょう。
レビトラのジェネリック薬は当サイトでも定番のバリフからコスパに優れるビリトラまで豊富なラインアップを用意しておりますが効き具合は人により異なります。
「レビトラじゃないとダメ…」という方こそぜひ早めに切り替えをご検討ください。
【最安値宣言】定番ジェネリック・バリフ
バリフ(valif)は、アジャンタ・ファーマ社が製造・販売するバイアグラに次ぐ第二のED治療薬です。
先発薬のレビトラと同じ有効成分バルデナフィルを含むジェネリック薬で、高い勃起力、コストパフォーマンス、即効性が特徴。
当サイトでは現在キャンペーンにより大変お買い得に。
日本語パッケージで扱いやすい ジマトラ
ジマトラ(zimatra)もバリフと同じレビトラジェネリックで、先発薬と同じ効果が期待できます。
海外製ながらパッケージがすべて日本語となっているのが大きな特徴で、初めての方でも扱いやすく安心感があります。
最強のコスパを誇る ビリトラ
ビリトラ(vilitra)は3倍の60mgまでラインナップがありレビトラジェネリックの中でも最もコスパが高い医薬品として知られています。
少々上級者向けの薬ではありますが、1/2に割錠すれば1錠で2回使えるので費用対効果はピカイチとなっています。
(※1日の最大容量20mgを超える服用はお控えください)
最後に…
残念ながら販売中止となってしまったレビトラですが、幸い特許切れから市場にはジェネリックも多く登場しています。
レビトラユーザーの方には酷な話になるかもしれませんが、バイエルによる販売再開はかなり見込み薄なので今のうちに”代わり”を検討しておいた方が良いかもしれませんね。
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投稿者:ラククル管理人
ラククルのコラム・商品登録・サポートなど様々な業務を担当しております。ECサイトの運営は15年になります。これからもよろしくお願いいたします。