個人輸入で買える睡眠薬は年々と規制が厳しくなる一方で、2016年の規制で今ではその種類も片手で数えられるくらいに減ってしまいました。
特に利用者が多い超短時間・短時間型はデパスにハルシオン、レンドルミンなどほぼ全ての医薬品が規制される状態に…。
そんな現状ですが、果たして代わりに今でもネット通販(個人輸入)で購入できる睡眠薬はどんな選択肢があるのでしょうか？
短期型の睡眠薬はネット通販で購入可？
まず先に結論から言ってしまうと、残念ながらレンドルミン、エバミール(ロラメット)などの短期型睡眠薬はいずれもネット通販(個人輸入)では購入できず入手は医師の処方のみに限られます。
これはそもそも睡眠薬が超短時間型～長時間型まで軒並み規制の流れとなっているためで、現在でも購入可能な睡眠薬は以下の4種類のみ。
- ハイプロン(非ベンゾ系/超短時間型)
- ルネスタ(非ベンゾ系/超短時間型)
- リスミー(ベンゾ系/短時間型)
- ソメリン(ベンゾ系/長時間型)
ちなみにルネスタやハイプロンは「次に向精神薬指定を受け個人輸入禁止となる候補」とも噂されていて、いつ販売が終了してもおかしくない…というのが現在の状況ではあります。
最終的には睡眠薬が全て購入できなくなる日もそう遠くないのかもしれませんね。
リスミーは代わりに使えないのか
ところで、上記のリストに同じ短期型のリスミーが入っているので「リスミーが代わりに購入できないの？」と思われる詳しい方もいるでしょう。
確かにリスミーは現状ネット通販で規制されていない唯一のベンゾ系・短期型睡眠薬で、第一候補もリスミー…と言いたいところなのですが、実はこの薬は規制とはまた別の理由により購入することができません。
というのも、リスミーの有効成分リルマザホンは日本で開発された成分で医薬品として承認されているのもまた日本のみ。海外では一切製造も販売もされていないため輸入しようにも”もの”がないため実質入手不可となっています。
なので、実質的にネット通販(個人輸入)で購入できる短時間型の睡眠薬はないと言って良いでしょう。
効果を増強したり代わりに使える薬がある
しかし、リスミーはダメでも効果の近い他の薬であればまだ購入することは可能です。
睡眠薬という分類では選択肢こそ少ないものの、睡眠薬代わりに使える抗うつ薬、抗精神病薬などはまだ購入可能なためこれらの薬で代用することができるんですね。
併用できる超短時間型・セロクエル
セロクエルは統合失調症の治療薬なのですが、実は抗うつ・睡眠作用も持つので睡眠薬として処方されることがあります。
睡眠薬としての分類は超短期型となり詳しいスペックは以下の通り。
| 効き | ピーク時 | 半減期 | |
|---|---|---|---|
| セロクエル | 超早い | 30分 | 3.5時間 |
| リスミー | 早い | 3時間 | 10時間 |
| エバミール | 早い | 1.5時間 | 10時間 |
| レンドルミン | 遅い | 1.5時間 | 7時間 |
レンドルミンなど短時間型に比べると効果時間が少し短めですが、他の同じ超短時間型のルネスタやハイプロンとの併用が可能なので効果をより高めることができます。
こちらは特に睡眠障害の中でも入眠障害・熟眠感欠如でお困りの場合に扱いやすい薬となっています。
なんだこれ。毎日気付いたらソファに横たわってる😅
セロクエルだけ食後にしようかな〜めんどいからって8時にはみんな飲んじゃう。
起こしても起きないらしいからね〜いつもおいてかれる。
睡眠薬代わりに使える・セロクエル
セロクエルはイギリス/スウェーデンのアストラゼネカ社が製造・販売する統合失調症の治療薬です。
有効成分のクエチアピンは幅広い効果をもち双極性障害(躁・うつ)、うつ病、不眠、不安など多くの症状を緩和できる点が特徴です。
サッと効いて持ち越さない・ハイプロン
ハイプロンはコンサーン・ファーマ社が製造・販売している超短時間型の非ベンゾジアゼピン系睡眠薬です。
ソナタと同じ有効成分ザレプロンを同量含むため、安価ながらも高い効果が期待できます。
当サイトでは100錠3,280円～と格安価格にてご用意しております。
ルネスタジェネリック・ハイプナイト
ハイプナイトはコンサーン・ファーマ社が製造・販売しているルネスタのジェネリック薬です。
非ベンゾジアゼピン系のため従来薬に比べ依存性・離脱症状のリスクが少なく、加えて安価で高い効果が期待できます。
同じ短時間型として機能する・トラゾドン
トラゾドン(先発薬名はデジレルやレスリン)は古い抗うつ薬なのですが、こちらも副作用に眠気があるので睡眠薬代わりに処方されることがあります。
睡眠薬としてはレンドルミンやリスミーと同じ短時間型の分類になりスペックは以下の通り。
| 効き | ピーク時 | 半減期 | |
|---|---|---|---|
| トラゾニル | 遅い | 3.5時間 | 10時間 |
| リスミー | 早い | 3時間 | 10時間 |
| エバミール | 早い | 1.5時間 | 10時間 |
| レンドルミン | 遅い | 1.5時間 | 7時間 |
血中濃度ピークや半減期など効き方が最も近い上、やはりルネスタやハイプロンとの併用が可能短期型睡眠薬の代わりとして有用でしょう。
効き始めは遅いので入眠障害には向きませんが、中途覚醒や熟眠感欠如に効果を発揮してくれます。
眠剤と違って飲んだあと眠たくて仕方なくなることはなくって、眠気を催す作用はあんまりなさそうだけど寝たら中途覚醒殆ど無くぐっすり眠れる。すごい。
行為中に寝落ちするくらい眠れる
安価なレスリンジェネリック・トラゾニル
トラゾニルは、インタス・ファーマ社が製造・販売している第二世代の抗うつ薬です。
デジレル(レスリン)と同じ有効成分トラゾドンを含むため、安価ながらも高い効果が期待できます。
今回紹介した医薬品一覧
最後にもう一言だけ…
しかし、それでも中にはデパスやマイスリーなど向精神薬指定を受けた睡眠薬がどうしても必要…という方もいるでしょう。
やはりそのようなケースでは素直に医師に相談してみるのが一番安全で安心です。
中にはメルカリやツイッターで睡眠薬や抗不安薬、抗うつ薬などを闇取引している方も多く見受けられますが、こちらは警察の厄介になるかもしれないリスクを考えるとおすすめとは言い難いですね。
また、向精神薬指定を受けて規制されている薬は依存性や離脱症状がそれなりに強いということも忘れてはいけません。
どの薬を飲むべきなのかは医師に相談した上でしっかり熟考した上で選びたいですね。
