【睡眠薬の効果比較】アモバンとルネスタとマイスリー、効果や副作用は何がどう違うの?

アモバンとルネスタとマイスリー、睡眠薬の効果や副作用は何がどう違うの?

不眠症(睡眠障害)の治療に使われる睡眠薬と言えば、主流はアモバン、マイスリー、ルネスタなどの非ベンゾジアゼピン系の薬です。

しかし、これらの薬は効果の差がわかりにくい方が多いのか「何がどう違うのか?」気になっている方も多いようですね。

そこで、今回はそれぞれの睡眠薬について効果や副作用の違いから使い分けまでを詳しく解説してまいります。

それぞれの薬は何がどう違う?

非ベンゾ系睡眠薬それぞれの特徴

まずは、それぞれの薬の効果や副作用など何がどう違うのかを登場順に歴史とともに振り返っていきましょう。

アモバン

アモバンは1989年に販売された非ベンゾ系の超短時間型睡眠薬で特に入眠障害に効く薬です。

独特の苦味が良くも悪くも特徴で、最近は上位互換のルネスタが登場したため処方機会は少なくなりました。

メリット
  • 即効性が高く1時間以内に効く
  • 効果時間は4時間で翌日に持ち越さない
  • 転倒やふらつきを起こしにくい

デメリット
  • 独特の強い苦味が続く
  • 中途覚醒にはあまり効かない

マイスリー

マイスリーは2000年に販売された睡眠薬で、非ベンゾ系ではアモバンに次いで約10年ぶりに登場した薬になります。

アモバンやルネスタのような苦味はないものの効果時間が短く良くも悪くもキレのある成分となっています。

メリット
  • 即効性がさらに高く1時間以内に効く
  • 効果時間は2時間で翌日に持ち越さない
  • 味覚の変化や苦味がない

デメリット
  • 中途覚醒や早朝覚醒には効かない

ルネスタ

ルネスタは2012年に販売された新しい非ベンゾ系の睡眠薬で、マイスリーからさらに10年ぶりに登場した超短時間型の薬です。

アモバンの構造式をより睡眠に特化させた薬で苦味が少なく高い効果を持ちます。

メリット
  • 即効性が高く1時間以内に効く
  • 効果時間は5時間で翌日に持ち越さない
  • 中途覚醒や早朝覚醒にも多少効果が見込める

デメリット
  • 抑えられていても人により強い苦味がある

結局どの薬が一番効果が高いのか

睡眠薬の効果(強さ)一覧

このようにアモバン、ルネスタ、マイスリーはどれも非ベンゾ系の超短時間型睡眠薬なので強さは似たり寄ったりになります。

一応不眠症に対するそれぞれの薬の臨床成績は以下の通りで…

名前有効度
アモバン57%
マイスリー59%
ルネスタ60%

どの薬の有効性が高いかと言われると順序は登場順にルネスタ>マイスリー>アモバンとなります。

…が、そもそも睡眠薬自体は人それぞれの体質で効き具合がかなり異なるものなので実際は数値以上に効果に差はないと考えて良いでしょう。

なお、この中で唯一ルネスタだけは通販(個人輸入)で購入できることもあり人気の高い薬となっています。

ルネスタジェネリック・ハイプナイト

ハイプナイト1mg/2mg/3mg(Hypnite)ルネスタジェネリック

ハイプナイト(hypnite)はコンサーン・ファーマ社が製造・販売している超短時間型(入眠障害向け)の睡眠薬です。

日本でもおなじみルネスタのジェネリック薬で、同じ効果を持ちながら安価なのでコストパフォーマンスに優れるのが特徴。

実は第四の選択肢も

また、海外では非ベンゾ系のハイプロンという超短時間型睡眠薬がもう1種類販売されています。

効き目としては服用後5~15分ほどで効き始めて半減期1~1.5時間とマイスリーに近いスペックですが、巷ではデパスに似た効果があるとしてこちらも人気があります。

かゆき@askakayuki0224
おはよー😀
今日は気分良く起きられました❣
昨日、処方された薬とハイプロン20
飲んで、ぐっすり眠れました❗
これが、1番いいね!
午前8:13 · 2020年11月15日
monet🥀@monetkoyuki
ハイプロンを封印してたけど、容量と用途を間違わなければ(意図的に)、やはり素晴らしいお薬だと実感中。
3日連続で服用してるけど、吸い込まれるように眠れてる。
間が空いたのもあって、耐性も低くなってたんだろうけど。
眠れるって素晴らしいこと✨
#ハイプロン
午前5:58 · 2020年8月21日
ももぴーち@病み垢@momoiro_girl
今あるのはハイプナイト(ルネスタ)、ハイプロン(ソナタ)の二種類です。

どちらも抗うつ効果がありますが、ハイプナイトはメインは睡眠薬、と言った感じです。睡眠薬としては優秀です。

ハイプロンは今までデパスなどを飲んでいた方にオススメです。使用感がとてもデパスに似ています。
午後8:29 · 2017年5月4日

ルネスタに代わるZ薬・ハイプロン

ハイプロン10mg(hyplon)ソナタジェネリック

ハイプロン(hyplon)は、コンサーン・ファーマ社が製造・販売している超短時間型の非ベンゾジアゼピン系睡眠薬です。

ソナタと同じ有効成分ザレプロンを同量含むため、安価ながらも高い効果が期待できます。

当サイトでは100錠3,280円~と格安価格にてご用意しております。

どの薬も効果がない場合

しかし、非ベンゾ系の薬はベンゾ系のデパスやハルシオンなどに比べると効果はやや弱めなため、中には全部効かないという方もいるかもしれません。

そんな時は睡眠作用をもつ抗うつ薬や抗精神病薬を併用することで薬の効果を高めることができるのはあまり知られていません。

あまりピンと来ないかもしれませんが、実はこれは日本でも普通に処方される薬でベンゾ系と違い離脱や依存などの問題が少ないため比較的安全に使用することができます。

セロクエル

セロクエルは統合失調症の治療薬なのですが、副作用に眠気があることから日本でも睡眠薬と併せて処方されることがある薬です。

睡眠薬としては上記の薬と同じ超短時間型として機能し、入眠障害や熟眠感不足の改善にさらに高い効果が見込めます。

まる@Fu220Yu
そうなんですね(笑)私は若い時から眠りが浅い人間だったのでトイレにはちょくちょく起きてました…その後二度寝するので早起きできないんですけど…🤣
セロクエルだけでぐっすり寝られるので有り難いです😊
午後8:47 · 2021年7月9日
梅雨ちゃん@yuas33
ルネスタだけじゃ眠れんくなったからセロクエル追加なった。セロクエルの鎮静作用が効いてるみたいでちゃんと眠れるようになった。ただ二度寝しがちなのを気をつけねば。 あーぼやぼやするもう限界みたい。おやすみ世界
午前1:17 · 2019年5月15日
麺ヘラかのん@おさしみさん@kanon_ui
毎日セロクエルになってからというものの、毎日夜眠れる。
なんだこれ。毎日気付いたらソファに横たわってる😅
セロクエルだけ食後にしようかな〜めんどいからって8時にはみんな飲んじゃう。
起こしても起きないらしいからね〜いつもおいてかれる。
午前7:38 · 2018年10月23日

入眠・熟睡感不足に効く・セロクエル

セロクエル25mg/100mg/200mg/300mg(seroquel)

セロクエル(seroquel)はイギリス/スウェーデンのアストラゼネカ社が製造・販売する統合失調症の治療薬です。

有効成分のクエチアピンは幅広い効果をもち双極性障害(躁・うつ)、うつ病、不眠、不安など多くの症状を緩和できる点が特徴です。

トラゾドン

また、こちらのトラゾドンは抗うつ薬ですがセロクエルと同じように睡眠薬としても処方される眠気の出やすい薬になります。

こちらはデパスやレンドルミンと同じ短時間型として機能するため、中途覚醒や早朝覚醒に対しても効果を発揮するのが大きな特徴です。

ゆらん@yurayura__124
前回から眠る時ようにってトラゾドン貰ったけどびっくりするくらい眠れる
行為中に寝落ちするくらい眠れる
午後1:06 · 2021年10月9日
からあげ@akigasuko
トラゾドン、飲んでも入眠まで時間はかかるけど途中目覚めることなく眠れる
午前1:24 · 2021年9月11日
まめ@闘病垢コラージュ文通垢文具垢@di8_pg
トラゾドンてあんまり聞かないけど、強い薬なのかな?効いていてよく眠れる。コントミンしかダメかと思ってたけどコントミンみたいな残り方しないし助かってる。尚勝手に量は調節している。100mgだと朝眠い。75mgか50mgがちょうどいいみたい。
午後6:09 · 2021年8月18日

レスリンの格安ジェネリック・トラゾニル

トラゾニル(trazonil) 50mg/100mg

トラゾニル(trazonil)はインタス・ファーマ社が製造・販売している第二世代の抗うつ薬です。

デジレルと同じ有効成分トラゾドンを含むため、安価ながらも高い効果が期待できます。

今回紹介した医薬品一覧

最後にもう一言だけ…

アモバンとルネスタ、マイスリーの違いをそれぞれ説明いたしましたが、結局睡眠薬は使ってみるまで効果がわからないのが現実です。

そのため、効果がイマイチ感じられない場合はむやみに増やすよりも組み合わせや種類を変える方が体質に合うマイベストが見つかりやすい傾向があります。

次から次へと薬を切り替えていくのは大変ではありますが、睡眠障害でお悩みの方は一度検討してみても良いかもしれませんね。

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