乱用の問題から法規制されてしまい、今では完全に輸入禁止となってしまったリタリンやコンサータをはじめとしたADHD薬。
ADHD以外に発達障害など幅広い目的で使える上にネットで購入できて安いととても便利な薬だっただけに、手に入らなくなってお困りの方も未だに多いのではないでしょうか?
そこで、今回はこれらの代わりに使える薬があるのか、その候補を紹介してまいります。
コンサータなどの個人輸入は可能?
まず結論から言うと、現在リタリンやコンサータはもちろんストラテラ、インチュニブ、ビバンセなどなど…ネット通販(個人輸入)でADHDの薬を購入するのは軒並み不可となっています。
個人輸入可能なADHD治療薬一覧
分類 | 医薬品名(成分名) |
---|---|
中枢刺激薬 | |
非中枢刺激薬 | |
これはメチルフェニデートを始めとした成分が麻薬取締法で名指しの指定を受けているためで、要は「麻薬と似た分類なのでNG」ということですね。
実際本当に覚せい剤から派生したような成分でもありますので、少なくとも日本では医師の処方以外でリタリンやコンサータを手に入れることは不可になります。
まだ購入できるサイトもあるようですが…?
ちなみに、現在でも一部のサイトでは上記全てが購入可能の表記となっていますが、これは100%詐欺か100%違法のどちらかになります。
うっかり注文して詐欺に遭うならまだしも、万が一本物が届こうものならそれは麻薬の密輸と同じ扱いとなってしまうためトラブルを避けるためにも利用はしない方が無難でしょう。
なぜADHDの薬だけが購入NGなのか
リタリンとコンサータの有効成分はどちらも同じメチルフェニデートですが、この成分には脳内のドーパミンとノルアドレナリンの両方の濃度を高めてくれる効果があります。
ADHDは何らかの理由により脳内のドーパミンやノルアドレナリンが不足することによって症状が起こるものなので、薬で分泌量を増やしてあげることで症状が抑えられる仕組みですね。
ちなみにドーパミンとノルアドレナリンは以下のような役割を担っているのですが…
- ドーパミン
快感や喜びのはたらきに関わる物質 - ノルアドレナリン
意欲や集中力のはたらきに関わる物質 - セロトニン
不安感や緊張・焦燥に関わる物質
実はこれと全く同じ効果をもたらすのが覚醒剤としておなじみメタンフェタミンになります(もちろん程度は全然違いますが)。
こういった背景から、薬物乱用問題が起こりコンサータやリタリンは規制されることとなりました。
とはいえ、実は代わりに使える薬もまったくないわけではなくいくつか候補が挙げられます。
代わりに使える薬はあるのか?
しかし、リタリンやコンサータの個人輸入はできなくても同じような効果をもちながらネット通販(個人輸入)が可能な薬が他に全くないわけでもありません。
もし使用を検討している場合は以下の候補も選択肢の1つとして一応覚えておいて損はないかもしれません。
ドーパミンを高めるブプロン(ブプロピオン)
禁煙の薬というと日本ではチャンピックスのイメージが強いですが、海外ではこのブプロン(ブプロピオン)が使われることもあります。
この薬はADHDの第2選択薬としても知られていて、個人輸入が可能な薬の中ではドーパミン濃度を高められる数少ない薬です。
タバコやら甘いものが、一切欲しくなくなった。
これ依存的なものは酒だろうと過食だろうとセックスだろうとなんでも効きそうだな。
あとは、個人輸入できる薬に「ブプロピオン」ってのがあって、これはストラテラとコンサータのあいだぐらいの効き目があるのだ。
リタリン(神)←ブプロンSR(ブプロピオン)←コンサータ
10代~20代の子らが咳止めのブロン等でオーバードーズなど、快楽、キメ目的でODやってる子らがいるけど、処方を守らない人達のせいでリタリンに規制が入った
ドーパミン濃度を高める・ブプロンSR
ブプロンSR(bupron SR)はサン・ファーマ社が製造・販売している禁煙補助薬です。
有効成分ブプロピオンにより脳内の神経伝達への作用によりタバコの離脱症状を抑えるほか、ADHDの第2選択薬としても用いられることがあります。
統合失調症にも効くエビリファイ
また、統合失調症の治療薬として日本でもおなじみのエビリファイも低用量でドーパミンを増加させる効果がありADHDに対して処方されることがあります。
うつや双極性障害に対しても有効性があり使用できる薬なのでありがたい方も多いかもしれませんね。
少量投与ならドーパミン受容体を刺激する方に働くからADHDに良いのだとか。
今のところドーパミンの食欲抑制効果は感じてないけど、ドカ食いは減った気がする。
こっそり期待してたから嬉しい。
格安エビリファイジェネリック・アリップMT
アリップMT(arip MT)はトレント・ファーマ社が製造・販売する統合失調症の治療薬です。
有効成分のアリピプラゾールはドーパミン分泌量を適切にコントロールする作用があり、発達障害、双極性障害(躁うつ)、うつ病など幅広い症状を改善します。
これらはいずれも効果としてはリタリンと言うよりかはどちらかと言うとコンサータ寄りの薬にはなりますが、この薬で効果を実感できる方も多く試してみる価値はあると言えるでしょう。
ADHD改善が期待されるサプリメント
また、薬ではありませんが最近の研究で亜鉛と鉄がADHDに有効なことが分かってきています。
というのも、亜鉛や鉄はドーパミンやノルアドレナリンの合成や調整にかかわる成分で、不足すると精神的な落ち込みやイライラ、注意欠陥・多動症があらわれることが指摘されています。
そのため、亜鉛や鉄を摂取することでADHDの症状を改善する効果があるのでは?と期待されています。
食べ物で意識してとるのは結構大変なのでサプリだと簡単でいいですね。
ADHDの自覚ありですが、大きな支障はないのでサプリメントで調整してる感じです。
ADHD改善サプリ・マルチビタミン+アイアン
マルチビタミン+アイアン(Multivitamin+Iron)はサプリメントメーカーのイージーメルツ社が製造・販売するサプリです。
9種類のビタミンと鉄、亜鉛をバランスよく配合しており、摂取することでドーパミンやノルアドレナリンといった神経伝達物質の分泌を調節してADHDの症状を改善する効果が期待できます。
今回紹介した医薬品一覧
リタリンやコンサータの代替薬まとめ
日本ではリタリンやコンサータ、ストラテラ、インチュニブ、ビバンセなどなどADHD薬をネット通販(個人輸入)で購入することはできません。
ドーパミンに作用する薬は医師でも登録医でなければ処方できなかったりと日本はかなり厳しく規制されていますが、幸い現在でも個人輸入できる薬が全くないわけではありません。
特にこういった精神疾患を抱える方々は病院も行きたい時に行けないという方が多いかと思いますので、選択肢の1つとして一応知っておくと良いかもしれませんね。
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投稿者:ラククル管理人
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