
世の中には薬の力を借りてでも体重を落としたいという方々が結構いるようで「絶対に痩せたい」「確実に痩せる必要がある」といった意見がSNSでも散見されますね。
“飲むだけで痩せる薬”なんて夢の話…と思いきや、実は令和の時代すでに効果のある医薬品としての痩せ薬が10種類以上もあるというのはご存知でしょうか?
今回はダイエットでお悩みの方向けに、その中から現実的に使用可能な5つの薬について解説いたします。
痩せ薬は実在する
日本では詐欺・嘘扱いされることも多い痩せ薬ですが、実は海外では本当に科学的根拠のある処方薬としての肥満治療薬が普通に存在しています。
海外は100kgオーバー当たり前の規格外な肥満な方も多いですから、死亡しないためにも確実性の高いダイエット薬の存在は必要不可欠というわけですね。
その種類もかなり豊富で、主に以下のような効果の薬が挙げられます。
- カロリー吸収を抑える薬
- 食欲自体を抑える薬
- 下剤
- 漢方薬
- 甲状腺ホルモン
- 覚醒剤
このうち絶対に健康を損なう⑤と⑥は論外、③はあえて説明する必要もないので、今回は主に①と②、④に該当する薬を紹介していきます。
実在する5つの痩せ薬
まず最初に注意点として…以下に紹介する薬は確実な効果のある薬ですが、同時に必ずと言っていいほど副作用もあります。
効果と副作用がどのくらい出るかは人それぞれの体質によって異なるので、薬選びの際には使用感や自分のライフスタイルに合った薬を検討してみてください。
①脂質の吸収を抑える薬・ゼニカル
「脂肪の吸収を抑える」と言えばサントリーの黒烏龍茶ですが、その6倍もの高い効果をもつのがゼニカルです。
有効成分のオルリスタットには脂肪吸収を助ける酵素をブロックするはたらきがあり、食事で摂った脂質の吸収を最大で30%抑えてくれます。
日本人の1日の脂質摂取量はおよそ50~100g(450~900kcal相当)なので、その30%とすると単純計算で1日で15~30g(135~270kcal相当)をカットできる計算になります。
脂質の吸収を妨げる薬・ゼニカル
ゼニカル(xenical)は、スイスのロシュ社が製造・販売している肥満治療・ダイエットのための医薬品です。
有効成分オルリスタットが脂肪分解酵素リパーゼのはたらきを阻害するため、食事による脂肪の吸収とカロリー摂取を抑制します。
脂質の摂取量が多い方におすすめの薬ですが、副作用も特殊なのでこちらのページで詳細は確認しておきましょう。
ゼニカル体験者の口コミ

アブラがドバドバでる。
やばいくらいアブラでる。
目指せ50kg台!!



おかげで年6kg増えるはずのものがほとんど増えてない
②糖質を自動的に排出する薬・フォシーガ
ゼニカルは脂質に対してアプローチしてくれる薬ですが、こちらは糖質を自動的に排出してくれる薬です。
有効成分のダパグリフロジンには体内の糖分を尿から体外へ排出するはたらきがあるため、飲むだけで実質的な糖質制限ダイエットを実現してくれます。
1日100~200kcalほど排出してくれ、用量の少ない5mg錠を使うだけで何もしなくても平均-3kg痩せる効果が報告されています。
飲むだけで糖質の吸収をカット・フォシーガ
フォシーガ(forxiga)は、世界最大の製薬会社としても知られるアストラゼネカ社が製造・販売する糖尿病治療薬です。
有効成分のダパグリフロジンには糖分を体外へ排出する効果があり、飲むだけでできる糖質制限ダイエットとしてダイエット(体重減少)目的で処方されることもあります。
こちらは甘いもの(糖質)がどうしても辞められない人にオススメです。
フォシーガ体験者の口コミ

フォシーガはSGLT-2阻害薬で24時間あたり5mg/日で約64g、10mg/日では約68gの尿糖排泄します
1日約200キロカロリーダイエットできます
僕は3ヶ月飲んで172センチ64キロから61キロになりました。
どうしても甘いものを辞められない人にオススメです

91.7kg
10日前から -1.0kg
total -3.3kg
10日で1キロじゃ~!!
特になんもしてなくフォシーガだけ飲んでこれなら優秀。

特別、運動もしてないです😑
③食欲を抑える薬・サノレックス
食べ物からのカロリー吸収を抑える薬が続きましたが、こちらは脳に作用して食欲自体を減らす薬です。
ただ、諸事情によりサノレックスは日本では入手困難なので代わりにコントレイブやプロザックといった薬で代用されることが多いようです。
食欲を抑える薬・プロザック
プロザック(prozac)は、アメリカのイーライリリー社が製造・販売しているうつや不安障害のための医薬品です。
有効成分のフルオキセチンにより意欲が高まったり憂鬱な気分が改善しますが、副次的に食欲を抑える効果もあります。
ついつい食べすぎてしまう人のダイエットに使える薬と言えますね。
プロザック体験者の口コミ

副作用なかったのが続けれた理由だけどね
やばいのは吐き気ひどくてそりゃ具合悪くて食べれないもん痩せるだろ!こんな痩せ方ありかよwレベルだったw
続けれる薬じゃないとムリー


けど痩せたいからダイエットは続行~
④むくみ取り・ニキビ改善の薬・アルダクトン
ダイエットとは少々毛色が変わりますが、ニキビを改善しむくみを取る薬も存在しています。
有効成分のスピロノラクトンには利尿作用がありむくみを解消するほか、ニキビ新生に関わるホルモン分泌を抑えるので大人ニキビ改善にも効果があります。
むくみとお肌を同時に改善・アルダクトン
アルダクトン(aldactone)は、シプラ社が製造・販売している利尿・降圧剤です。
有効成分のアルダクトンには利尿作用やニキビ新生に関わるホルモン分泌を抑える作用があり、ダイエットや大人ニキビ改善の目的で使用されることもあります。
大人ニキビに悩む方もそうですが、やはりむくみがちな女性の方には肌質改善にもつながり使いやすいでしょう。
アルダクトン体験者の口コミ

すごいうれしい、、


まだ1回しか飲んでいないので、際立ってどこかに効果が表れるということは無し。
ただ、アルダクトンが利尿作用があるから、むくみ体質ではないにしろ、会社終わった後の足のむくみはないねぇ。



過食してないせいか
浮腫が抜けてきた
⑤番外編・痩せる漢方薬
「薬の副作用が怖い」「危険は抑えて健康的に痩せたい」という場合にオススメなのが漢方薬です。
漢方薬にも防風通聖散をはじめ有効成分に痩身効果を含むものも多く、痩せ方は緩やかながら健康的にダイエットすることが可能です。
代謝と脂肪燃焼をUPするインド漢方・アーユスリム
アーユスリム(AyurSlim)は、インドのヒマラヤ社が製造・販売しているダイエット・デトックスのための漢方薬(サプリ)です。
ガルシニア、ムクラミルラ、ハリタキなど各種天然由来成分により脂質を燃焼しながら産生も抑える効果が期待できます。
痩せたいけどダイエット薬の副作用が怖い場合はぜひこちらをご検討ください。
アーユスリム体験者の口コミ


はい、サプリです!
海外から輸入した、『アーユスリム』ってやつなんですが、私夜の薬に1つお腹が減るやつがあるのですが、これ飲んだら食べなくなりました!
ダイエット成功のポイント
なお、これらはいずれも体重を落とす薬であってプロポーションを保つ方法はまた別の話になります。
あくまでダイエットの目的は美を追求なので、体重を減らす方がメインになっては本末転倒ですよね。
ガリガリで血色が悪かったり、激痩せから肌荒れもひどかったり、体脂肪率が高かったりetc…といったことでは意味がないので、これも踏まえてこそのダイエットと言えます。
プロポーション維持のために
ダイエットの基本は何と言っても以下の2つが中心です。
メイン:摂取カロリーの抑制
サブ:運動によるカロリー消費
当たり前と思うかもしれませんが、意外とみなさん罠にハマりがちなんですね。
そして「特殊な食物を摂取して栄養バランスを崩す」「エビデンスに基づかない効率の悪い運動法を取り入れる」など悪い痩せ方を実践しがちなので詳しく説明していきます。
食べ物について
例えば、糖質制限ダイエットは近年メジャーなダイエット法ですが「糖質制限してるからダイエットできている=制限を辞めたらリバウンドする」となり、これは避けて通れません。
糖質制限を一生続けていくのは難しいですから、キチンとした効果を求めていくと結局「栄養バランス(PFCバランス)の取れた食生活ベースに~」という当たり前のダイエットに落ち着くんですね。
運動法について
例えば、みなさんはホットヨガについてどんなイメージをおもちですか?
「普通のヨガよりもダイエット効果が高そう」「汗をかいてデトックスできる」と思われがちですが、残念ですがこれは誤りです。
もちろん好きで続いているなら良いのですが、消費カロリーが少ない割に温度変化で自律神経を崩しやすかったりとダイエット法としての効率は決して良くはないというのは知っておく必要があります。
効率的なダイエットを求めるなら、このようにイメージに囚われず判断することが重要です。
最後に…
ダイエットは「入れるカロリーを減らして出すカロリーを増やす」だけの話ではありますが、これがなかなか難しいものです。
そのせいか失敗続きな人ほどついつい痩せ薬に頼りがちになってしまいますが、やはり血色やプロポーションを維持するためには基礎となる食事・睡眠・運動は絶対に欠かせません。
健康を保ったまま痩せていくのが結局はリバウンドしない最良のダイエット法なので、薬はあくまでダイエットの補助的な立ち位置としてサブ的に使用していきたいですね。