ダイトール5mg/10mg/40mg/100mg(Dytor) ルプラックジェネリック
同じ成分の医薬品(先発薬・ジェネリック)
ダイトールの詳細
ダイトールとは
ダイトールは心性浮腫や腎性浮腫、肝性浮腫の治療に使用される医薬品で、服用によって尿量が増加しむくみを改善する効果があります。
先発薬のルプラックと同じ有効成分トラセミドを含むジェネリック医薬品で、安価ながらも高い効果が期待できます。
1日1回1錠を水またはぬるま湯で服用してください。
当サイトでは5mg/10mg/40mg/100mgの4種類が購入可能ですが、初めて使用される場合は5mg錠から飲んでください。
製造元のシプラはインドのムンバイに本拠地を置く製薬会社で、国内五指に入る大手企業として知られています。
国外では特に発展途上国向け低価格帯ジェネリック薬の製造・販売を得意としその功績が讃えられています。
効果・効能
ダイトールの有効成分トラセミドは尿量を増加させる作用があり、これによりむくみを改善する効果があります。
むくみは体内の水分過剰によって起こるものですが、ダイトールのようなループ利尿薬は水分を血管へ移行するのを妨げる作用があります。
血管へ吸収される水分量が減るとその分は尿として排泄されるようになり結果的に体内の水分量が減少することとなりむくみが改善します。
飲み方・使い方
1日1回1錠(5mg~)を水またはぬるま湯で服用してください。
薬は常温での保管が可能ではありますが、なるべく湿気や熱、日光を避けてください。
また、誤飲を避けるため子供やペットがいる場合には保管場所に細心の注意を払ってください。
副作用
ダイトールの有効成分トラセミドは以下の副作用を引き起こす場合があります。
これらは一般的な副作用で特に医師の治療も必要としません。
主な副作用
- 頭痛
- 目まい
- 弱さ
- 筋力低下
- 眠気
- 筋けいれん
- 食欲不振
- 低血圧(目まい、立ちくらみ)
- 頭の錯乱
- 胃痛
- 悪心、嘔吐、下痢、便秘
また、以下の症状はトラセミドのアレルギー反応の兆候です。これらが現れる場合も同様にダイトールをただちに使用中止し医師の治療を受けてください。
主なアレルギー反応
- じんま疹
- 呼吸困難
- 顔、唇、舌、のどの腫れ
相互作用
ダイトールの有効成分トラセミドは以下の成分と相互作用を引き起こす可能性があります。
該当する場合は医師に相談の上、安全性を確認した上で服用してください。
医師に相談が必要な薬
- アミロライド、β遮断薬、プロパノロールなど他の血圧を下げる薬(血圧が下がりすぎる可能性がある)
- カプトプリルなどの心臓病と高血圧の治療に使用されるACE阻害薬(一時的に低血圧になる可能性がある)
- 心臓病治療のジゴキシンのようなジギタリス薬(薬に対する心臓の感受性が増加する)
- 慢性関節リウマチ治療薬のコルチコステロイド、プレドニゾロン、ビサコジルなどの下剤(血中カリウム濃度が低くなりすぎる可能性がある)
- リチウム(うつ病の治療薬)
- アスピリン、サリチル酸塩(痛み止め・抗炎症薬)
- シスプラチン(がん治療薬)
- アミノグリコシド系抗生物質(ゲンタマイシンなど)
- セファレキシンなどの抗生物質(腎障害のリスクが高まる)
- ツボクラリンなどの筋弛緩薬
- テオフィリン(呼吸障害の改善薬)
- インドメタシンなどの非ステロイド系抗炎症薬(NSAID)
- プロベネシド(腎臓障害の予防薬)
- 交感神経刺激薬(アドレナリン、ノルアドレナリン、エフェドリンなど)
- コレスチラミン
相互作用を引き起こす成分は、その他にも処方薬や市販薬からビタミン、ハーブに至るまで数多くの成分が挙げられるため全てについて列挙しているわけではありません。
これらの相互作用はあくまで代表的なもののみとなるためご注意ください。
禁忌・注意点
以下に該当する場合はダイトールなどトラセミドを含む薬を使用しないでください。
薬が使用できないケース
- トラセミドやスルホニル尿素薬にアレルギーがある
- グリベンクラミドなど糖尿病治療薬を使用している
- 腎臓や肝臓に重度の疾病がある
- 低血圧(意識がもうろうとする、めまいがする)
- 妊娠中・授乳中
また、以下に該当する場合は医師に相談し安全性を確認の上でダイトールを服用してください。
医師に確認が必要な既往歴・症状
- 糖尿病
- 痛風
- 低ナトリウム血症、血液中のカリウム濃度が低い
- 循環血液量減少(血液の循環量が少ない)
- 排尿に問題がある
- 心拍に異常がある
- (歯科を含む)手術や麻酔をする場合
- 治療のためのインスリンや錠剤
- 何らかの医薬品を服用している
12歳未満の子供はダイトールを使用しないでください。
よくある質問
- Q.むくみの改善に使えますか?
- A.はい、利尿作用はラシックスとほぼ同等ながら副作用が軽い点が大きな特徴です。
- Q.利尿作用は強いですか?
- A.はい、ラシックスの約10倍の利尿作用があるため用量も少なくなっています。
また、ラシックス(フロセミド)と違い誰でも安定した効果を得られるので飲み始めは5mg~で問題ありません。