アルダクトン25mg/50mg/100mg(aldactone)
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アルダクトンの詳細
アルダクトンとは
- 医薬品名
- アルダクトン(Aldactone)
- メーカー
- シプラ(Cipla)
- 有効成分
- スピロノラクトン(Spironolactone)
- 効果・効能
- 大人の(難治性)ニキビ改善/利尿作用/降圧作用
- 剤形
- タブレット(tablet)
アルダクトンは大人のニキビ治療に用いられる医薬品で、男性ホルモンのはたらきを遮断する作用により皮脂分泌を抑えニキビの新生を減少させる効果があります。
もともとは高血圧治療のための利尿剤として使用される医薬品ですが、副次的にニキビの原因となる男性ホルモンのはたらきを抑えることから現在のように美容皮膚科などで処方されるようになりました。
ニキビの治療薬としては効果が高く、ディフェリンやダラシンなどによる治療で効果がなかった人でもニキビが改善される場合があります。
インドのムンバイに本拠地を置くシプラ社は国内で五指に入る大手製薬会社で、特に発展途上国のHIV患者向けに低価格帯のジェネリック薬を製造・販売し多くの人の命を救った功績が讃えられています。
日本でこそあまり知られていませんが、アフリカをはじめ発展途上国では非常に知名度の高いメーカーです。
アルダクトンの有効成分スピロノラクトンは塩分の吸収を抑え、カリウム濃度の低下を防ぐカリウム保持性利尿薬です。
もともとは心不全や高血圧、低カリウム血症(血液中のカリウム濃度の低下)の治療に使用される医薬品ですが、副次的に大人のニキビ治療にも効果があることから日本でも美容皮膚科などで処方されています。
アルダクトン(スピロノラクトン)自体は安全性と有効性が立証されている成分ですが、ホルモンバランスに大きく影響を及ぼすため女性の場合は併せてピルの服用が推奨されています。
もし、腎臓に問題がある場合や血液中のカリウム濃度が高い場合、アジソン病、排尿障害、エプレレノンを服用中といったケースでは医師に相談の上で服用してください。
効果・効能
アルダクトンの有効成分スピロノラクトンは分泌された男性ホルモンを受け取るアンドロゲンレセプターをブロックする作用があり、これにより皮脂分泌が抑えられ大人のニキビを改善する効果があります。
スピロノラクトンは抗アルドステロン性利尿・降圧剤と呼ばれる種類の利尿薬で、抗アルドステロン作用によって、ナトリウムと水の排泄が促進されることで利尿効果を発揮します。
このとき、スピロノラクトンはアルドステロン受容体だけでなく、構造が類似したアンドロゲン(男性ホルモン)やプロゲステロン(女性ホルモン)受容体にも結合するため、皮脂分泌の減少や生理不順といった副作用を引き起こします。
スピロノラクトンは、ミネラルコルチコイド受容体(MR)をブロックし、アルドステロンの作用を阻害します。
これにより、ナトリウム(Na+)の血液中への再吸収が抑制され血圧が下がります。
一方で、スピロノラクトンはアンドロゲン受容体とプロゲステロン受容体にも中等度の親和性を有する。
ニキビの新生にはアンドロゲンが特に大きく影響していて、脂腺に作用して皮脂産生を促して毛包を過角化、角栓やコメドが形成されるため、これを阻害することでニキビが改善される。
飲み方・使い方
アルダクトンは朝・夕に1日2錠をぬるま湯もしくは水で服用してください。食事の有無にかかわらず服用できますが、なるべく毎回同じ方法で服用するようにしてください。
服用後、2週間程度で皮脂の分泌が減少し始め、1~2ヶ月間程度でニキビが減少し始めます。
当サイトでは25mg/50mg/100mgの1種類が購入可能ですが、初めて使用される場合は50mg錠から飲んでください。
1ヶ月間ほどニキビの新生がないことを確認したら、その後は1ヶ月ごとに50mgずつ薬を減量していくことでリバウンドが抑えられます。
また、服用中は多くの場合で生理不順や不正出血が起こるためピルを併用してください。
薬は常温の保管が可能で、なるべく湿気や熱、日光を避けて保存してください。また、誤飲を避けるため子供やペットがいる場合には保管場所に細心の注意を払ってください。
副作用
アルコールを飲むと特定の副作用が増えることがあります。
その他にも、アルダクトンの有効成分スピロノラクトンは副作用を引き起こす場合があります。
以下に挙げる症状は代表的な副作用で、症状はその他にも確認されているためご注意ください。
主な副作用
- 乳房の腫れや圧痛
- 生理不順、不正出血
- 低血圧
- 頻尿
これらの副作用は何度か服用することにより体が慣れ低減されていきますが、もし症状の程度が気になる場合には医師に相談し予防・改善についてのアドバイスを受けると良いでしょう。
ただし、服用後に以下の副作用が現れる場合はただちに使用を中止し医師の治療を受けてください。
治療が必要な症状
- 意識がもうろうとするような感覚
- 排尿が(ほとんど)全くない
- 高カリウム血症(吐き気、脱力感、チクチク感、胸痛、不整脈、協調運動障害)
- その他、電解質平衡異常の徴候(口渇や排尿の増加、頭の錯乱、嘔吐、筋肉痛、言語の不明瞭、重度の脱力、しびれ、協調運動障害、不安定感)
また、以下の症状はスピロノラクトンのアレルギー反応の兆候です。これらが現れる場合も同様にアルダクトンの使用をただちに中止し医師の治療を受けてください。
主なアレルギー反応
- じんま疹
- 呼吸困難
- 顔、唇、舌、のどの腫れ
スピロノラクトンは服用によりいくつかの副作用が発生する可能性があります。通常は効果とともに副作用も薄れていくため医師の診察を必要としません。
ただし、次の副作用のいずれかが続くか、厄介な場合には医師に相談してください。
発生率は不明です
- 胸や胃の灼熱感
- 性的な関心の低下
- 抜け毛や薄毛
- 勃起不全(勃起できない、勃起が維持できない)
- 脚のけいれん
- 性的能力、欲求、意欲の低下や喪失
- 乳頭痛
- ただれ、にきび、水ぶくれ
- 胃の不調
- 胸の腫れや痛み(女性と男性いずれも)
- 異常な体のだるさ
また、スピロノラクトンの服用中に次の副作用のいずれかが発生した場合は、すぐに医師の治療を受けてください。
発生率は不明
- 歯ぐきからの出血
- 血便、黒色便、タール便
- 血尿
- かすみ目
- 乳房痛
- 胸痛
- 粘土色の便
- 乳首からの透明または血性の分泌物
- 混濁尿
- 錯乱
- 便秘
- 咳
- 暗色尿
- 尿量の減少、尿濃縮能の低下
- 下痢
- 嚥下困難
- 乳房皮膚の陥凹
- 目まい
- 横になったり座ったりした姿勢から突然立ち上がったときのめまい、失神、ふらつき
- 眠気
- (速かったり)不規則な心拍
- (寒気を伴う)発熱
- 全身のだるさや脱力感
- 頭痛
- 胸焼け
- じんま疹、かゆみ、発疹
- 嗄声
- 喉の渇きの増大
- 消化不良
- 陥没乳頭
- 食欲不振
- 意識消失
- 腰やわき腹の痛み
- 乳房やわきの下のしこり
- 筋肉の痛みやけいれん
- 吐き気
- 排尿時の痛みや排尿困難
- 乳頭の持続的な痂皮形成や落屑
- 皮膚に赤い斑点ができる
- まぶたや目、顔、唇、舌の周りの腫れ
- 乳房の発赤や腫れ
- 発作
- 激しい胃痛
- 歩行が不安定でふらつく
- 治らない乳房の皮膚の痛み
- 咽頭痛
- 口唇または口腔内のただれ、潰瘍、または白い斑点
- 胃のけいれん、灼熱感、圧痛
- 顔、指、足、足首、または下腿の腫れ
- 頸部、わきの下、または鼠径部のリンパ腺の腫れ、痛みや圧痛
- 胸部圧迫感
- 震え
- 呼吸困難
- 不快な口臭
- ふらつき、ふるえ、筋肉のコントロールや協調運動障害
- 異常な出血やあざ
- 異常な疲労や衰弱
- 嘔吐
- 血やコーヒーかすのような物質を吐く
- 体重増加
- 目や皮膚が黄色くなる
相互作用
めまいを起こす他の医薬品とアルダクトンを併用すると、この影響が悪化する可能性があります。
特に、オピオイド、睡眠薬、筋弛緩薬、または不安、抑うつ、けいれん発作の薬を使用する前には医師に相談し安全性を確認した上で薬を服用してください。
その他、医師に相談が必要な薬
- コルヒチン
- ジゴキシン
- リチウム
- ロペラミド
- トリメトプリム
- 心臓や血圧の薬(特に別の利尿薬)
- 血栓予防薬
- NSAID:非ステロイド性抗炎症薬(アスピリン、イブプロフェン(モトリン・アドビル)、ナプロキセン、セレコキシブ、ジクロフェナク、インドメタシン、メロキシカムなど)
スピロノラクトンに影響を及ぼす可能性は、その他にも処方薬や市販薬からビタミン、ハーブに至るまで数多くの成分が挙げられるため全てについて列挙しているわけではありません。これらの相互作用はあくまで代表的なもののみとなります。
禁忌
スピロノラクトンに対してアレルギーがある場合や以下の症状を抱えている場合には使用しないでください。
薬を使用できないケース
- 高カリウム血症
- アジソン病
- エプレレノンとの併用
また、妊娠中または授乳中の女性における影響が考えられるため、服用を検討している場合は医師に相談してください。
よくある質問
- Q.利尿剤がニキビに効果があるのですか?
- A.はい、本来の利尿作用に加えて副次的にそのような効果が認められています。
- Q.今までニキビ治療で効果がなかった人でも効果がありますか?
- A.はい、ダラシンやディフェリンといった治療薬で効果がなかった方でも効果が期待できます。