サクセンダとビクトーザ、有効成分は同じだけど効果や副作用に違いはあるの?

サクセンダとビクトーザ、有効成分は同じだけど効果や副作用に違いはあるの?

飲むだけで食べる量が減ってダイエットできてしまう画期的な成分・リラグルチド。

もともと糖尿病薬だったこの成分はダイエット効果もあるとのことでビクトーザやサクセンダなと複数のブランドが出てきていますね。

しかし、これらの薬は効き目や副作用に何か違いはあるものなのでしょうか?

ビクトーザとサクセンダの違いとは

みなさまご存知の通り、ビクトーザには有効成分のリラグルチドが18mg中に1.8mg含まれています。

このリラグルチドには血糖値を下げる他にも

  • 満腹中枢に直接作用
    →すぐにお腹いっぱいになる
  • 消化管の機能を抑制
    →カロリーの吸収を抑える
  • 食欲の抑制
    →食欲そのものを落として食べ過ぎを防ぐ
  • 満腹感を促進
    →少し食べただけで満腹感を感じるようになる
  • 内臓脂肪を落とす
    →肝臓の脂肪を落としたり抑制する効果がある
  • 代謝量が上がり消費カロリーが増える
    →褐色脂肪細胞にはたらき熱産生を促す

といった様々なダイエット効果により体重減少が実現できるのがビクトーザの仕組みですね。

一方、サクセンダの有効成分を見てみると…こちらもやはり有効成分に同じリラグルチドが18ml中に1.8mg含まれています。

ということで、当たり前の話にはなってしまいますがビクトーザでもサクセンダでも効果に何ら遜色はなくダイエット効果は全く同じと言えるわけです。

しかし、実際の”効き目”はその限りではない

しかし、含まれる有効成分は同じでも薬はそれぞれ製法から添加物までが異なるため、実際の効き目・副作用の程度は薬ごとに微妙な違いが生じることがあるんです。

しかも、その程度の違いは単純なものでもなく「私はサクセンダが一番」「私はビクトーザが一番」と人それぞれの体質によりかなり異なる可能性もあります。

これはビクトーザとサクセンダの間でもそうですし、もし今後これらのジェネリック薬が出たときもジェネリック薬AとB同士の間でも起こり得るものです。

これには逆に良い側面もあって、例えばビクトーザを飲んで「効果がイマイチかも?」「副作用がキツい…」と思ったらサクセンダに切り替えてみる、といったことも可能となります。

肝心のダイエット効果は

しかし、リラグルチドによるダイエットは良いことばかりではありません。効果が大きい反面デメリットもかなり大きい要素が3つもあるので、これもしっかり知っておきましょう。

①とにかくコスパが悪い

確かにビクトーザやサクセンダは非常にダイエット効果の高い薬ですが、大体月3万円~の金額がかかるためコスパが非常に悪いことで知られています。

あまりに高額すぎて、もはやサクセンダの問題点の9割はここに集約されていると言っても過言ではないかも知れませんが…。

これはビクトーザやサクセンダの価格が高いのが問題と言うよりかは、他のメディカルダイエットの価格が圧倒的に安いのが問題で

薬の種類1ヶ月あたり
リラグルチド(処方)¥30,000~
サノレックス(処方)¥15,000±
アカルボース(処方)¥5,000±
フォシーガ(個人輸入)¥7,000±
ゼニカル(個人輸入)¥5,000±
プロザック(個人輸入)¥3,000±

実際あえてリラグルチドを最初に選ぶ理由があまりない、というのが本当のところです。

いくら効果が優秀とは言え、アカルボースの6倍、フォシーガの4倍に匹敵するダイエット効果があるかと言われるとそこまでではないですからね。

飲むだけで糖質を自動排出・フォシーガ

フォシーガ5mg/10mg(forxiga)

フォシーガは、世界最大の製薬会社としても知られるアストラゼネカ社が製造・販売する糖尿病治療薬です。

有効成分のダパグリフロジンには糖分を体外へ排出する効果があり、飲むだけでできる糖質制限ダイエットとしてダイエット(体重減少)目的で処方されることもあります。

脂質の吸収を妨げる薬・ゼニカル

ゼニカル120mg(xenical)肥満治療薬

ゼニカルは、スイスのロシュ社が製造・販売している肥満治療・ダイエットのための医薬品です。

有効成分オルリスタットが脂肪分解酵素リパーゼのはたらきを阻害するため、食事による脂肪の吸収とカロリー摂取を抑制します。

コスパに優れるジェネリック・オベリット

オベリット60mg/120mg(obelit)ゼニカルジェネリック

オベリットは、インタス・ファーマシューティカルズ社が製造・販売する肥満治療薬です。

ゼニカルと同じ有効成分を含むジェネリック薬のため、コストパフォーマンスに優れる点が大きな特徴です。

60mgの低用量タイプもあるので副作用が気になる方でも安心

②とにかく面倒くさい

ビクトーザやサクセンダは使うたび使用済み注射針が発生しますが、これは家庭ごみで捨てることができないので処理が意外と大変です。

「処方してもらった医院で引き取ってもらえます」という方がほとんどですが、場合によっては「引き取ってもらうためだけに予約が必要」だったりするケースもあるので、そこは購入前に必ず確認しておきましょう。

また、家族やパートナーと同居している場合はバレないように隠す必要があったりする方もいて、これが面倒だったり…といった意見も少なからず見られました。

③とにかくリバウンドする

金額はさておいて、ビクトーザやサクセンダはパッと使えてスッと痩せられる非常に効率の良い便利な薬です。

生活習慣を一切変える必要なく普段どおり暮らしているだけで痩せられますが、その反面、薬をやめたときに待っているのはリバウンドです。

冷静に考えればわかりますが、太ってしまった原因を取り除いたわけではないので時間が経てばまた元に戻ってしまうのは当然ですね。

結局、先か後かというだけの話で「最終的に空腹感と闘わなければならない」というのはカロリー制限ダイエットもサクセンダも変わらないんですね。

格安で食欲を抑える薬・プロザック

プロザック20mg(prozac)

プロザックは、アメリカのイーライリリー社が製造・販売しているうつや不安障害のための医薬品です。

有効成分のフルオキセチンにより意欲が高まったり憂鬱な気分が改善しますが、副次的に食欲を抑える効果もあります。

安価なジェネリック・フルニル

フルニル10mg/20mg/40mg(flunil)プロザックジェネリック

フルニルは、インタス・ファーマ社が製造・販売しているうつ・不安障害の治療薬です。

世界初のSSRI・プロザックのジェネリック薬で有効成分フルオキセチンを同じ量含むため高いコストパフォーマンスを誇ります。

併用によりさらに効率を高める薬

ちなみに、ビクトーザやサクセンダと同じ糖尿病薬でメトホルミンという薬があります。

この薬にはAMPキナーゼ活性化という作用がありダイエット的には筋肉の分解を防いで脂肪燃焼を促進してくれる効果があります。

単体では太りにくくする程度の効果に留まりますが、ビクトーザやフォシーガなど他のダイエット薬との相性が良いことでも知られています。

抗肥満/抗老化作用が注目・グリコメット

グリコメット500mg/850mg(glycomet)メトグルコジェネリック

グリコメットは、USV社が製造・販売する糖尿病治療薬・メトグルコのジェネリック薬です。

有効成分のメトホルミンには肥満を防ぐほか抗老化、抗がん作用など多くの効果が認められる薬で服用により寿命が20年伸びるとも言われています。。

例えば、尿から1日60~100g(240~400kcal相当)の糖分を排出してくれる飲むだけ糖質制限ダイエット・フォシーガの場合ですと体が脂肪とともに筋肉も分解してしまう可能性があります。

しかし、メトホルミンは先ほど説明したとおり

メトホルミンのメインの効果はAMPキナーゼ活性化する

なので、減らした分のカロリーをそのまま脂肪にダイレクトに反映させることができるわけです。

そして、これはフォシーガのような薬に限らず運動療法や食事療法など他のあらゆるダイエット法でももちろん有効です。

併用したことによるダイエット効果は…

実際、今度は何らかのダイエットと併用している方の口コミを見てみると、やはり皆さん体重か脂肪のどちらかが減っていることがよくわかります。

Keico”KT”Koyama@Koyamakeico
ちょ、5/12からメトホルミン飲んでる2型糖尿病に片足突っ込んだ私ですけど、1週間で3kgも減ったんですよ、奥さん😍
食事を少し制限しているのみです😆
昨日と今日は氷結飲みましたけどね😅
ライブ配信の時にちょっと痩せた記録も作っていきます😁💕
ダイエット応援しながらサックス🎷聴いて下さい💕
午後8:22 · 2020年5月18日
うまる@22marugaodougan
最近の体重のせてなかったけど、
57.3の27.5ですううう
メトホルミンが食べすぎた日も効いてるせいか増えてはない〜!🎃🍁🍄
毎朝ウォーキング最近続いてるから並行して少しは痩せたというか、筋肉がつきやすくなったような????
体脂肪率が減る一方❗
午前8:31 · 2020年9月25日
MN@luna0814_0306
筋トレ、心疾患あるからできない…。
ただただサプリと防風通聖散と、1日1時間の散歩と2時間の風呂。
それだけで半年で15kg痩せた。
午後9:12 · 2021年2月16日

「寿命が20年伸びる」若返り効果でも注目

また、近年メトホルミンには

  • 心血管リスク低減
    中性脂肪や悪玉(LDL)コレステロール値を下げる効果
  • 抗がん作用
    がん細胞の生成抑制や除去
  • 腸内環境の改善
    腸内フローラを変化させ酪酸産生を増加

など様々な抗老化作用が明らかになっていて、飲み続けることで「人間の老化を20年(寿命が20年伸びる)遅らせる」とする研究者もいます。

アンチエイジング薬としても注目の成分なので、近年メトホルミンは飲むのが常識なんて日も来るのかも…とも言われています。

痩せられるがリバウンド対策は必須

サクセンダはリバウンドしやすい

これは全てのダイエットに言えることではありますが、サクセンダやビクトーザは飲むことで食欲を抑える薬なので、飲むのをやめれば当然リバウンドします。

もちろん、薬をやめた後も半分の食事量で我慢できるなら体重もキープできますが、残念ながら薬をやめた方の多くが元の食生活に戻ってしまい元の体重に戻ってしまっているのが現実です。

つまり、ダイエットで一番難しいのは「痩せること」ではなく「痩せ続けること」なんですね。

しかし、これを防いでくれるのがメトホルミンの良いところで、副作用リスク少なく体脂肪率をしっかりキープしてくれます。

紹介医薬品一覧

最後にもう一言だけ…

このようにサクセンダとビクトーザは基本的に違いはありませんが、そもそもが非常に高額になりがちなのであまりおすすめではありません。

それならフォシーガやゼニカルをメトホルミンと一緒に飲む方が費用対効果は高いと思われますので、まずは他のダイエット薬から試してどうしても効果がない場合の最終手段としてリラグルチドを考えた方が効率的と言えるでしょう。

また、今紹介した薬はダイエット薬の一部に過ぎず他にも色々な選択肢がありますので興味がありましたらぜひ一度調べていただければと思います。

併用により相乗効果が

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