メトホルミン850mg(metformin)メトグルコジェネリック
同じ成分の医薬品(先発薬・ジェネリック)
メトホルミン錠の詳細
メトホルミン錠とは
- 医薬品名
- メトグルコ・ジェネリック(Metgluco generic)
- メーカー
- UKジェネリック(UK generic)
- 有効成分
- メトホルミン(Metformin)
- 効果・効能
- 2型糖尿病の血糖コントロール改善/ダイエット(内臓脂肪の低減)
- 剤形
- タブレット(tablet)
- 様々な効果により2型糖尿病と肥満を改善 血糖値を適切に制御する効果のほかに、(健康な方が服用した場合でも)体重増加防止、食欲抑制、脂肪燃焼促進などダイエットにも有益な効果が見込めます。
- 若返り(アンチエイジング)効果で注目 近年では細胞を丈夫にする効果により、心血管疾患の発症リスク減少、がんリスク低減・がん細胞除去などにより健康寿命を伸ばす薬として着目(一説では20~30年とも)されています。
- 安価なジェネリック薬 先発薬メトグルコのジェネリック薬のため非常に安価で、1錠あたり60円~お試しいただけるコストパフォーマンスに優れた薬です。
メトホルミン錠は日本の2型糖尿病治療の第一選択薬として知られていて、血糖値を適切な値に制御する効果により糖尿病の症状を改善します。
有効成分のメトホルミンには肝臓での糖の生成を抑える作用があるため、血糖が血液に供給される量が減らせる仕組みです。
単体では低血糖を起こしにくいというメリットもあり便利な薬ですが、1型糖尿病の治療には使用できないためご注意ください。
また、近年では人間の健康寿命を伸ばす効果が着目されていて、体内の活性化による抗老化作用、抗がん作用、腸内環境改善などにより「アンチエイジング(若返り)効果がある」「服用により寿命が20~30年伸びる」とも言われています。
メトホルミンは誰でも服用できるわけではなく、特に以下に該当する場合は服用を中止(あるいは医師に相談の上で服用)してください。
重度の腎疾患、代謝性アシドーシス、糖尿病性ケトアシドーシスがある場合
X線検査やCT検査などで静脈に造影剤注射が必要な場合
乳酸の蓄積による乳酸アシドーシス(徴候は副作用欄を参照)
効果・効能
2型糖尿病
メトホルミンには肝臓での乳酸からブドウ糖を生成するはたらきを抑制する作用があります。これにより血中への過剰な血糖放出も妨げられるため糖尿病の症状にも効果を表す仕組みです。
その他にも、
- 体重を増やさない
- 食欲抑制作用がある
- 腸から糖分の吸収を抑制
- 中性脂肪を燃焼させる
といった様々な効果をもち運動療法・食事療法と併せての服用で糖尿病や肥満の改善に役立ちます。
若返り・アンチエイジング
まだ研究段階ではありますが、AMPキナーゼを活性化することからアンチエイジング効果により健康寿命と寿命そのものを延ばす効果があると考えられています。
中性脂肪や悪玉(LDL)コレステロール値を下げて心血管リスク低減、がん細胞の生成抑制や除去などの抗がん作用、腸内環境(細菌)の改善など様々な抗老化作用が明らかになっていて、「人間の老化を20年(寿命が20年伸びる)遅らせる」とする研究者もいます。
メトホルミン錠は2型糖尿病の第一選択薬として用いられる医薬品です。
有効成分のメトホルミンはビグアナイド薬の一種で、ATPキナーゼを活性化する作用により
- 肝臓の糖新生を抑制
- 筋肉や脂肪組織における糖の取り込み促進
- 腸管からのグルコース吸収抑制
といった様々な効果を及ぼします。
AMPキナーゼは肝臓で乳酸からの糖産生を抑制し血糖を低下させるほか、アセチルCoA酵素を不活性化する作用によりマロニルCoAへの変換が阻害され、それに続く脂質代謝が制御されます。
飲み方・使い方
メトホルミン錠は症状の度合いに応じた用量を1日2~3回に分けて食直前~食後の間に服用してください。
当サイトでは850mgのみ購入可能ですが、初めて使用される場合の推奨用量は500mg~となるためグルコメットの服用もご検討ください。
2型糖尿病の成人用量
500mgを1日2~3回に分けて服用するか、850mgを1日1回服用してください。
用量は週に1回ずつ500mgずつ増量(あるいは2週に1回850mgの増量)が可能で、症状に合わせて調整してください。
用量は750~1500mgの間で調整され最大で1日2250mgまで服用可能です。
ただし、1500mg/日未満の用量では有意な反応が見られず、逆に2000mgを超える用量では追加の有効性がほとんどないとも言われています。
なお、注意点としてメトホルミンは服用によりビタミンB12欠乏症を引き起こすことが知られています。
薬を使用する間はサプリメントと併用するなど積極的に摂取するよう心がけてください。
薬は常温保存が可能ですが、なるべく湿気や熱、日光を避けて保管してください。
また、もし子供やペットがいる場合には誤飲を避けるため保管場所に細心の注意を払ってください。
副作用
メトホルミン錠は服用により以下の一般的な副作用が起きることがあります。
これらは特に医師の治療も不要なものですが、もし低血糖の徴候が見られる場合は速やかにブドウ糖や砂糖、ジュースなどで糖分を補給してください。
主な副作用
- 低血糖(強い空腹感、めまい、神経過敏、錯乱、不安、震えなど)
- 吐き気、胃のむかつき
- 下痢
ただし、服用により以下の症状が見られる場合は軽度であっても緊急の治療を受けてください。
緊急の治療が必要な症状
- アレルギー反応の徴候
じんま疹、呼吸困難、顔、唇、舌、喉の腫れ - 乳酸アシドーシスの症状
異常な筋肉痛、寒気、呼吸困難、めまい・ふらつき、疲労・衰弱、胃痛、嘔吐、心拍数が遅く(不規則)
乳酸アシドーシスを引き起こす確率は1万人に1人程度と非常に稀ですが、これは他の病気、重度の感染症、慢性アルコール中毒、65歳以上といった要因があると発生率が高まることが明らかになっているためご注意ください。
また、健康な方でも体の水分が抜けることで相対的に体内の乳酸値濃度が高まり乳酸アシドーシスが引き起こされる可能性があります。
服用中は運動やサウナ、夏場の日中などをなるべく避け水分補給には十分にご注意ください。
その他にも、メトホルミンは服用によりビタミンB12欠乏症を引き起こすことが知られています。
これは急速に発症する場合もあるため、脚気や貧血をはじめ以下の神経系の症状を見逃さないようにしましょう。
ビタミンB12欠乏症の症状
- 情緒面や思考の問題
- 疲労感・衰弱
- 体重減少
- 便秘
- 手足のしびれ
- 刺すような痛み
メトホルミン錠の有効成分メトホルミンは以下の副作用を引き起こすことがあります。
これは体が薬に順応するにつれ軽減されるため治療も不要ですが、もし持続するか程度が厄介な場合は医師に相談しても良いでしょう。
一般的な副作用
- 筋肉痛
- 咽頭痛
- 鼻づまりや鼻水
あまり一般的でない副作用
-
- 背部痛
- 排便困難
- 腕や脚の痛み
ただし、服用中に以下の副作用があらわれた場合はただちに医師の診療を受けてください。
一般的な副作用
- 不安
- 膀胱痛
- 血尿、混濁尿
- かすみ目
- 寒気
- 冷や汗
- 錯乱
- 蒼白
- 尿の頻度や量の減少
- 鬱病
- 排尿困難、排尿時の灼熱感、排尿時の痛み
- 目まい
- 頻脈
- 頻尿
- 頭痛
- 空腹感の増大
- 口渇の増加
- (膣など)性器のかゆみ
- 食欲不振
- 意識消失
- 腰や脇腹の痛み
- 吐き気
- 悪夢
- 発作
- ふらつき
- 言語不明瞭
- 顔、指、下肢の腫れ
- 濃く白いおりもの(無臭あるいは軽く臭う)
- 呼吸困難
- 異常な疲労や衰弱
- 嘔吐
- 体重増加
あまり一般的でない副作用
- 陰茎からの悪臭のある分泌物
- 陰茎周囲の皮膚の痛み
- 陰茎発疹
- 陰茎の発赤、かゆみ、腫れ
珍しい副作用
- せき
- 嚥下困難
- (横臥位や座位から突然立ち上がったときの)めまい、失神、立ちくらみ
- ドライマウス
- 失神
- 心拍数の増加
- 顔、まぶた、唇、舌、のど、手、脚、足、性器などに生じるじんま疹のような大きな腫れ
- 立ちくらみ
- まぶた、目の周り、顔、唇、舌の腫れやむくみ
- 頻呼吸
- 発疹、じんましん、かゆみ
- 目のくぼみ
- 発汗
- 胸部圧迫感
- 皮膚にしわが寄る
発生率は不明
- 発熱
- 紅潮して乾燥した皮膚
- 果物のような口臭
- 意識消失
- 肛門と性器の間の部分に痛み、圧痛、発赤、腫れ
- 胃痛
- 呼吸困難
- 原因不明の体重減少
相互作用
血糖値を下げて乳酸アシドーシスのリスクを高めるため飲酒は避けてください。
その他にもメトホルミンとの相互作用を引き起こす可能性は処方薬や市販薬からビタミン、ハーブに至るまで数多くの成分が挙げられます。
これらの相互作用はあくまで代表的なもののみで全てについて列挙しているわけではないため現在・過去に何かを服用している場合は医師に相談してください。
禁忌・注意点
メトホルミンに対するアレルギーがある場合、10歳未満の場合(18歳未満は医師に相談)、以下の症状がある場合はメトホルミン錠を使用しないでください。
薬が使用できないケース
- 重度の腎疾患
- 代謝性アシドーシス、糖尿病性ケトアシドーシス
また、以下に該当する場合も医師に相談し安全性を確認した上で薬を服用してください。
医師に確認が必要な既往歴・症状
- 静脈内に造影剤注射が必要な場合(手術やX線検査、CT検査などにより)
- 腎疾患(服用前に腎機能を調べる必要があります)
- 高ケトン血症、高尿酸血症
- うっ血性心不全・肝疾患
- インスリンや他の経口糖尿病薬を併用している場合
- 妊娠中・授乳中の場合
薬の服用により乳酸アシドーシスを引き起こす可能性は1万人に1人程度と稀ですが、これは脱水などにより体の水分が抜け相対的に体内の乳酸値濃度が高まることでも起こり得ます。
服用中は運動やサウナ、夏場の日中などには十分にご注意ください。
よくある質問
- Q.錠剤は割って飲むことはできますか?
- A.はい、問題ありません。ただし、用量を正確に調整するためピルカッターの利用がおすすめです。
- Q.寿命が伸びるのは本当ですか?
- A.はい、人間の老化を20年ほど遅らせる効果があると考えられています。
まだ研究段階ではありますが、アメリカの臨床試験結果では9~12ヶ月間の服用により6.48年の若返り効果が見られたとも報告されています。