
大正製薬の抗肥満薬「アライ(成分名オルリスタット)」が医師の処方箋なしで薬局で買えるようになるというニュースが話題になりましたね。
アメリカをはじめ、世界17ヵ国では既に「ゼニカル(xenical)」や「アリまたはアライ(Alli)」という名前で販売されていて、ダイエット効果も認められているメジャーな薬です。
日本でも薬局で購入可能になれば、ダイエットの選択肢が広がるのでは?と期待が高まっています。
今回は、アライの市販開始についての情報や、購入前に知っておきたいメリット・デメリットについて詳しくご紹介します。
「アライ(オルリスタット)」の市販開始へ!
処方箋なし・薬局で購入できる
2022年11月28日、厚生労働省の専門部会が、大正製薬の抗肥満薬「アライ(一般名称オルリスタット)」を市販薬として承認することを了承しました。
今までオルリスタットを含む抗肥満薬アライやゼニカルについては海外のデータしかなかったのですが、日本人を対象とした臨床試験が行われ内臓脂肪や腹囲の減少効果が認められました。
これによって、日本でも処方箋なしで薬局で購入できるようになります。
薬剤師によるチェックは必須
市販化とはいえ、アライを服用する場合は薬局で薬剤師からの指導を受ける必要があります。
その理由は2つあり…

1.要指導医薬品
アライは、購入時に薬剤師からの情報提供や指導が義務付けられている医薬品(要指導医薬品)に該当します。
具体的には、服用を始める1か月前から腹囲や体重などを記録し、薬剤師によるチェックを受けて治療を進めていく必要があります。
そのため、オンライン販売はされません。もちろん楽天やAmazonなどでも販売はありません。
2.ダイレクトOTC
OTC=Over The Counterで、ダイレクトOTCは医療用としての使用経験がない一般用医薬品のこと。
通常は、まず医療現場で使用が開始され、安全性と有効性が認められた後に一般用医薬品としての発売が許可されるのですが、その過程を経ず直接一般医薬品として販売されるということです。
海外ではアライやゼニカルの副作用や安全性の調査が行われていますが、日本人が長期服用した場合の副作用発生頻度や安全性などは製造販売後に調査されることになります。
正式な承認は2023年3月になる見通しです。薬局で購入できるようになるのはもう少し先のようですね。
価格・用量は未定
価格や用量については、2022年12月1日時点では未発表です。
追記:2023年2月17日に用量について大正製薬から発表がありました。
価格
現在オルリスタットを含む抗肥満薬を手に入れる方法は、「病院やクリニックで処方してもらう」or「個人輸入代行サイトで購入する」のどちらかです。
ちなみにゼニカルは処方薬で、アライは海外では薬局で市販されているものになります。
価格の参考として、病院・クリニックと個人輸入代行サイトでの販売価格を調べてみると…
医薬品 | 病院・クリニック | 個人輸入代行サイト |
---|---|---|
ゼニカル | 42錠 10000円~20000円(保険適用外) | 42錠 8000円~9000円 |
アライ | ― | 84錠 15000円ほど |
保険適用外になってしまうので、病院やクリニックだとかなり高額に。個人輸入代行サイトではジェネリック薬を扱っていることもあり手に入れやすい価格です。
用量
大正製薬によると、薬局で市販化されるアライは1錠60㎎を予定しているとのことです。
- 日本人が飲んでも効果があることが確認された
- 処方箋無しで薬局で購入できるが、薬剤師からの情報提供や指導が必須
- 薬局のみで販売、ネット販売は無し
- 価格は未定
ただしアライを使えない方もいるので注意
対象は高血圧や脂質異常症などの健康障害を伴わない肥満の18歳以上の方とのこと。
肥満の基準は、腹囲(へその高さで測る腰まわりの大きさ)が、男性は85cm以上、女性は90cm以上です。
また、吸収不良症候群がある方や、胆嚢に疾患がある方、妊娠中の方、臓器移植を受けたことがある方、シクロスポリンを使用している方は服用できないので注意が必要です。
アライの成分オルリスタットはどんな薬?
オルリスタットは肥満治療に用いられる成分で、海外ではゼニカルやアライ(またはアリ)という商品名で処方・販売されており、5000万人以上の使用実績があります。
食事制限ダイエットより効果は50%アップ!
食べ物から摂取し脂質は、膵臓のリパーゼという酵素によって分解・吸収されます。
オルリスタットはこのリパーゼの働きを邪魔することで脂質の吸収を抑える作用があります。
最大で30%の脂質をそのまま便と一緒に排出することで内臓脂肪および腹囲の減少効果が期待できます。
食事量を変えるダイエット法に比べ、オルリスタットを含む抗肥満薬を使用するダイエット法は
減量効果が50%アップすることが分かっており、かなり高い効果が期待できます。
気になる副作用は?
主な副作用はこちらです。
- 油や脂肪が混ざった便が出る
- 便にオレンジまたは茶色の油が混じる
- おならや油が排出される
- 軟便になる、急な便意をもよおす、排便をコントロールできない、排便回数が増える
- 胃が痛くなる
- 吐き気
- 直腸が痛くなる
これらの症状は薬が効いている証拠であり、使用を続けていくことで軽減される場合もあります。
しかし、オルリスタットの副作用はかなり特殊なので事前に対策を考えておくことを強くおすすめします。
その他の副作用は添付文書からも確認するとが出来ます。
オルリスタットのメリット
飲むだけでOK
オルリスタットは、難しい食事制限をしなくても減量できるため、飲むだけで簡単に痩せられる薬とも言われています。
もちろん食事量や摂取カロリーをどんなに増やしても痩せられるというわけではありませんが、食事コントロールが苦手な方にはもってこいの薬でしょう。
排出された油が目に見えるから効果が分かりやすい
オルリスタットの働きによって便と一緒に油が出てきます。
そのため、体内からしっかり油が出ているのが実感しやすいというメリットがあります。
実際に使用した方の中でも、「油が出てくるのが爽快!」という声や、「普段の食事にどれくらい油が含まれているのかが分かって良い」という声がありました。ダイエットはモチベーションを保つのがとにかく難しいですが、視覚的に分かりやすい点はモチベーションを保つきっかけにもなります。
短期間で痩せる
個人差はありますが、早いと服用から3日ほど、通常は2~3週間ほどで効果を実感し始める方が多いです。
中には、「1か月で3kg痩せた」という方も。
オルリスタットのデメリット
油漏れ
捉え方によってはメリットでもありますが、よく言われるデメリットは油漏れです。
体質にもよりますが、常に肛門から油が垂れてくる、臭いがキツイくなるという副作用が出る場合があります。
また、排便の後トイレに油が付いてしまってなかなか落ちないことに悩む声もきかれますので、きちんと準備しておかないと大変なことになってしまう可能性も…。
対策としては、おむつや生理用ナプキンを付ける、油をゼリー状にしてくれるキトサンと併用する、ラーメンや揚げ物などの油っこいものを食べる時だけ飲むといった対策が有効です。
一部ビタミンの吸収が低下する
オルリスタットは、服用により脂溶性ビタミンであるビタミンA、D、E、K、βカロテンも排出されやすくなります。そのため、肌が荒れたり乾燥しやすくなるので、マルチビタミンサプリメントで補う必要があります。
もともと脂質の多い食事をしない方には効果が出にくい
オルリスタットは食事に含まれる脂質に反応して排出を促す薬で、すでに体に付いている脂肪に作用するわけではありません。 そのため、普段から脂っこい食事が多い方には大きな効果が出やすいですが、そうでない方への効果は薄いです。
ただし、普段はあまり食べなくても、外食などでカロリーの高い食事を摂る機会はあると思うので、その前だけ飲んでおいて「なかったことにする」ような使い方は出来ます◎
ネットで購入する唯一の方法
「アライ」は薬局での購入のみで、ネット販売はしないとのこと。もちろん楽天やAmazonで購入することはできません。
毎回薬局に行って薬剤師の指導を受けたり情報提供をしないといけないのは面倒…という方は当サイトのような個人輸入代行サイトが唯一ネットでの購入方法になります。
ただし…
最近はほとんどありませんが、中には偽物を販売する通販サイトもありますので注意が必要です。
ラククルは100%正規品保障の個人輸入代行通販サイトですので、品質や安全性はご安心ください。
アライ市販化についてのまとめ
ラククルでは、話題のオルリスタットを含むジェネリック薬を格安価格でご用意しています。
薬局で販売される前にお試しで使ってみても良いかもしれませんね。
ゼニカル120mg(xenical)肥満治療薬
脂っこい食事が多い方に。
スイスのロシュ社という世界的大手製薬会社が開発した肥満治療薬です。
有効成分のオルリスタットが、食事による脂肪の吸収とカロリー摂取を抑制することでダイエット効果をもたらします。
オルリガル120mg(orligal)肥満治療薬
1錠約100円でダイエット。
非常にコスパの良いゼニカルジェネリック薬です。
服用によって、平均100Cal以上をなかったことに。
気になるお腹周りをすっきりさせ、内臓脂肪も減少させる効果が期待できます。