ゾビラックスクリーム5%2gm(zovirax-cream)
※パッケージリニューアルなどの理由により実際の商品とはデザインが異なる場合があります。
※商品は使用により副作用を生じることがあります。使用は自己責任となりますため、お客様ご自身にて効果・用法用量などを十分ご理解の上、輸入代行をご依頼ください。
※パッケージや説明書が付属せず簡易包装・PTPシートのみでの配送となる場合がございますが、ご了承ください。
同じ成分の医薬品(先発薬・ジェネリック)
ゾビラックスクリームの詳細
ゾビラックスとは
- 医薬品名
- ゾビラックス軟膏(Zovirax Cream)
- メーカー
- グラクソ・スミスクライン(GSK)
- 有効成分
- アシクロビル(Aciclovir)
- 効果・効能
- 口唇ヘルペスなどの感染症治療
- 剤形
- 軟膏(cream)
- 先発薬
- ゾビラックス軟膏(Zovirax Cream)
ゾビラックスはヘルペス、帯状疱疹、水痘などヘルペスウイルスによる症状を治療する医薬品で、ウイルス増殖を阻害する作用によってこれらの症状を抑える効果があります。 有効成分のアシクロビルは宿主細胞に影響を与えずヘルペスウイルスのみに効果をあらわす画期的な薬で開発者はこれらの功績によりノーベル賞を受賞しています。
登場は1980年頃で医薬品としては古い成分になりますが、軟膏タイプは現在日本でも特に口唇ヘルペスに対して処方されることが多い安全性・信頼性の高い医薬品です。
製造元のグラクソ・スミスクラインはイギリスのロンドンに本社を置く世界でも10指に入るグローバル製薬企業です。
日本ではあまり名前が知られていませんがコンタックやパキシル、アドエアなどを製造・販売している製薬会社と言えば思い当たる方も多いのではないでしょうか。
ゾビラックス軟膏の有効成分アシクロビルは(性器)ヘルペス、帯状疱疹、水痘などの感染症治療に用いられる成分で、これらの症状の抑制に役立ちます。
アシクロビルはヘルペスウイルスを殺菌するわけではなく、あくまでもウイルス増殖を抑制するはたらきのため、重症化を防ぐ上では症状が現れる前に使用することが大切です。
チクチク感や灼熱感、水疱などの症状が最初に現れはじめたら、できるだけ早く服用を開始してください。
また、ヘルペス感染症は感染力が強く、ゾビラックスによる治療中でも他の人に感染することがあります。
他の部位への自己接種や他の人への感染を防ぐために、使用する際は指サックやゴム手袋を着用してください。
また、ゾビラックスは感染症の症状を軽減することはできますが、ヘルペスを完治させるものではないためご注意ください。
※現在の技術ではヘルペス感染が完治することはありません
効果・効能
ゾビラックス軟膏の有効成分アシクロビルにはヘルペスウイルスの増殖を阻害する作用があり、ヘルペスウイルスによる症状を抑制する効果があります。
アシクロビルは体内に入ると細胞内でリン酸化されアシクロビル三リン酸となります。
このアシクロビル三リン酸はヘルペスウイルスのDNAを構成する酵素デオキシグアノシン三リン酸(dGTP)と構造が似ているため、増殖の際にヘルペスウイルスが誤ってリン酸化されたアシクロビルが取り込まれます。
すると、その時点でそれ以上のウイルスDNA鎖の伸長が停止することとなりウイルスDNAの複製も阻害されます。
また、アシクロビルは宿主としている細胞にダメージを与えることなくヘルペスウイルスのみに作用する点も大きな特徴です。
アシクロビルは、感染細胞内に存在する酵素チミジンキナーゼ(TK)によりアシクロビル一リン酸誘導体に変換された後、さらに細胞内のグアニル酸キナーゼによって二リン酸に、そして多くの細胞の酵素によって三リン酸(ACV-TP)に変換されます。
このアシクロビル三リン酸は、ウイルスDNAを構成する核酸デオキシグアノシン三リン酸(dGTP)と構造が類似しているため、競合してウイルスDNAポリメラーゼによってウイルスDNAの3’末端に取り込まれます。
すると、その時点から正常なDNAが複製できなくなりウイルスDNA鎖の伸長が停止、ウイルスDNAの複製を阻害します。
また、アシクロビルにはウイルスのDNAを構築するDNAポリメラーゼを直接阻害する作用もあり、これによってもDNA増殖を阻害します。
飲み方・使い方
3時間ごとに1日に6回、病変全体を覆うよう十分な量を塗布します。これを7日間継続してください。
発症初期ほど効果が高まるので、最初に症状(チクチクする・焼ける感覚、水ぶくれなど)が現れたらなるべく早く使用を開始してください。
ヘルペスウイルスは感染力が強く他の部位への自己接種や他の人への感染を防ぐため、使用する際は指サックやゴム手袋を着用してください。
また、症状がすぐに改善する場合も服用を中止せず決められた期間使用してください。これはウイルスが薬剤耐性を得るリスクを防ぐためです。
ヘルペスウイルスによる病変は、できるだけ清潔で乾燥した状態に保つと炎症を防ぐのに役立つでしょう。
常温での保管が可能ではありますが、なるべく湿気や熱、日光を避けてください。また、誤飲を避けるため子供やペットがいる場合には保管場所に細心の注意を払ってください。
副作用
ゾビラックス軟膏の有効成分アシクロビルには一般的に以下の副作用を引き起こす場合があります。 代表的な副作用で特に医師の治療も必要としません。
主な副作用
- 皮膚刺激
- 灼熱感や刺すような痛み
- 乾燥肌
- かゆみ
- 唇の乾燥
ただし、服用後に以下の副作用が現れる場合はただちに使用を中止し医師の治療を受けてください。
治療が必要な症状
- 発疹のようなアレルギー反応の兆候
- じんましん
- かゆみ
- (発熱の有無にかかわらず)皮膚の発赤、腫れ、水疱、剥離
- 喘鳴
- 胸や喉の圧迫感
- 呼吸困難や嚥下困難、会話困難
- 異常なしわがれ声
- 口、顔、唇、舌、のどの腫れ
アシクロビルは服用によっていくつかの副作用が発生する可能性があります。
通常は体が順応し副作用も薄れていくものですが、次の副作用のいずれかが続くか厄介な場合には医師に相談することで改善できる可能性もあります。
一般的な副作用
- 軽度の痛み、灼熱感、刺すような痛み
あまり一般的でない副作用
- かゆみ
珍しい副作用
- 性器周辺のかゆみ、刺すような痛み、発赤
- 皮膚発疹
相互作用
ゾビラックス軟膏の有効成分アシクロビルに対してアレルギーがある場合はゾビラックスを使用しないでください。
また、妊娠中・授乳中の場合は医師に相談し安全性を確認した上でゾビラックスを使用してください。
アシクロビルと相互作用を引き起こす成分は、その他にも処方薬や市販薬からビタミン、ハーブに至るまで数多くの成分が挙げられるため全てについて列挙しているわけではありません。
これらの相互作用はあくまで代表的なもののみとなるためご注意ください。
禁忌・注意点
ゾビラックス軟膏は製剤の成分に対して過敏症を発症する患者には禁忌です。
よくある質問
- Q.肌以外の部分に使うことはできますか?
- A.いいえ、肌にのみご使用し口や鼻、目などに入らないようにしてください(火傷をする可能性があります)。
また、健康な皮膚に対しても使用しないでください。 - Q.早く治すためのポイントはありますか?
- A.薬をなるべく早く使用するようにしてください。塗布前後は手を洗い、患部をきれいにしよく乾かしてください。
こすると悪化したり他の領域に広がることもあるので、注意しつつ全体にまんべんなく塗布してください。