こんにちは、医薬品個人輸入代行サイトのラククルです。
ザガーロと言えば日本でもおなじみのAGA治療薬ですが、最近「逆に髪の毛が抜ける」「体調が悪くなる」など一部界隈でやばい薬なのでは?と噂が立っている様子。
ネットの噂でも内容が内容だけに気になる方も多そうなので、今回はあまり語られないザガーロのリスクについて問題点から対処法まで詳しく解説してまいります。
プロペシアを超える画期的な薬なのに…?
ザガーロは男性型脱毛の原因物質・DHTの産生を抑制してくれる世界でも数少ない成分で、その中でも現時点では世界で最も強い効果をもつことで知られています。
難しい話は省きますが、髪の毛の寿命が正常化して脱毛を防ぐので必然とボリュームも増えていく…という寸法ですね。
そもそも、人間の髪の毛は毛母細胞の細胞分裂によって生えてくる仕組みなのですが、実はこの細胞分裂の回数は人生で20~30回と限りがあります。
この1サイクルは通常であれば2~5年ととても長いので実は大きな問題はないのですが、AGAの方はこの1サイクルが1年未満と極端に短いので30回をすぐに使い切ってしまうんですね。
もちろん、使い切るとは即ちその毛根からはもう髪の毛は生えてこないということを意味します。
その状態で薄毛を改善したいと思っても残念ながら後の祭り、だからこそAGAは1日でも早く治療を受けた方が良いと言われるんですね。
ザガーロ服用による”やばい”副作用
…にも関わらず、なぜ巷の評判に賛否あるかと言うとこれはひとえに大なり小なり副作用が起きる可能性があるためです。
要するにザガーロは効果が高い反面、副作用も出る機会が多いわけですね。その中でも特にみなさんが気になっている症状は主に以下の3つでしょう。
- 逆に髪の毛が抜ける
- 勃起不全(ED)になる
- 肝臓にトラブルをきたす
それでは、早速それぞれの副作用について本当にやばいのかそうでないのかを詳しく確認していきましょう。
副作用①:髪の毛が抜ける
現在AGA治療薬として認可されているAGA治療薬は主にプロペシア、ザガーロ、ミノキシジルの3種類ですが、実はこれら全ての薬が服用により髪の毛が減る・抜けることがあります。
これはいわゆる初期脱毛と呼ばれる症状で、飲み始めて2~4ヶ月目あたりに起こり100本単位で抜け毛が増える…というものです。
昔から良く知られる副作用ではありますが、最近はYouTuberなどが大げさに「AGA治療薬を飲んだら髪の毛が抜けた!」と動画を出していたりするので心配に思われる方が多いのかもしれませんね。
初期脱毛への対処法
実は基本的に避けることができない症状なのですが、その一方で抜けた分以上に増えてくるものなので特に気にする必要もありません。
というのも、AGA治療薬は飲み始めるとヘアサイクルが一気に正されるわけですが、このとき現在生えている髪の毛の奥からどんどん新しい毛が生み出されていきます。
すると、古い髪の毛は押し出されて抜けていってしまうわけですがこれこそが初期脱毛の正体なんです。
初期脱毛が起こる=新しい髪の毛が後ろから生えてきていることを意味するので、実は初期脱毛がある方ほどAGA治療薬の効果が顕著に現れている方とも言えるわけなので心配は一切不要です。
副作用②:勃起不全(ED)になる
こちらもザガーロの副作用として良く言われる副作用ですね。もう少し詳しく説明すると懸念される症状は以下の通りです。
- 勃起不全
- 射精障害
- 性欲減退
- 精液量減少
確かに男性にとっては「やばい」以外の何物でもないですが、実際どの程度のリスクがあるものなのでしょうか?
勃起不全(ED)への対処法
実は、こちらの副作用はインパクトが大きいだけで実際起こる確率的にかなり稀な部類。基本的には起こる心配をするほどのものではありません。
実際、第Ⅱ・第Ⅲ相国際共同試験の結果では
0.1mg錠 | 0.5mg錠 | |
---|---|---|
勃起不全 | 3% | 5% |
射精障害 | 2% | 1% |
性欲減退 | 5% | 2% |
精液量減少 | 2% | 1% |
となっていて、報告自体が1例、2例の世界。
実際AGAクリニックが公表するデータでも男性機能に関わる副作用もほぼなしとするところが多く、影響度はかなり低めと考えて良いでしょう。
もし、発症してしまった場合でも「薬をプロペシアに切り替える」「ザガーロの用量を下げる」といった対応で低減できます。
ただし、妊活中の場合はご注意を
ただし、ザガーロは胎児に影響を及ぼす可能性が指摘されているため妊活中の場合は注意が必要です。
胎児の奇形が発生する恐れがあるだけで発現する可能性自体も非常に低いとされてはいますが、不要なトラブルを避けるためパートナーの女性とは相談の上で服用の可否を決めると良いでしょう。
③肝臓が壊れる
さて、ザガーロの副作用で命に関わる重篤な副作用と言えばこの肝臓へのリスクですね。0.1%以下の稀な副作用ではありますが重大なリスクなので無視はできません。
基本的に重要になるのは健康診断時の血液検査で得られる以下2つの値なので…
- AST(GOT)
- ALT(GPT)
もし、ザガーロ服用後の血液検査でこの数値が上がった場合は医師に相談した方が良いでしょう。
また、肝臓への影響は以下のように症状が進行していくため、もし以下の症状を感じる場合も同様です。
- 肝機能障害
食欲不振、吐き気、全身倦怠感、黄疸、腹水、肝臓肥大 - 肝硬変
肝性脳症(意識障害、昏睡)、食道胃静脈瘤(吐血)、消化管出血 - 肝不全
感染症、糖尿病
職場で健康診断が受けられない方でも、血液検査くらいなら市区町村の健康診断レベルで受けれるものなので、これらの数値や症状はしっかりモニタリングしていきたいですね。
結論
さて、ではこれらのリスクを踏まえた上でザガーロは飲むに値する薬なのかどうか、という話ですが…基本的には安全と考えて良いです。
一番危険な命に関わる重篤な副作用は肝疾患で脅すような話もありましたが、そもそもこれも稀なケースであくまで可能性の話です。
それを言い出したら、毎年100万人に1人は市販の風邪薬を飲んで死ぬ方もいるわけですから、考えだしたらキリがないですよね。
そこは新薬の承認には大変腰が重いことで知られる日本の厚生労働省が「ザガーロをAGAの薬として認可している」わけですから、成分の安全性については高いと判断して良いのではないでしょうか。
ザガーロ ジェネリックの定番・デュプロスト
デュプロスト(duprost)もシプラ社が製造・販売する男性専用のAGA治療薬です。
先発薬のザガーロと同じ有効成分デュタステリドによりプロペシアよりもより強い脱毛阻害効果が期待できます。
こちらもミノキシジルとの併用によりさらに高い発毛効果をもたらします。
ミノキシジルタブレットとザガーロ()
マジですごい
ただし、安全でも「飲む必要があるか」は別の話
ただ、「飲んでも安全」と「本当に飲む必要があるか」はまた別の話です。
おそらく多くの方が「プロペシアよりザガーロの方が生えるらしいから」という理由で飲んでいる気もするのですが、それは本当に正しいのでしょうか?
ザガーロの実際の効果とは
ポイントは発毛効果がプロペシアの1.6倍というところだと思うのですが、実はこの結果が得られた臨床試験はIII型~V型の中度以上の男性を対象としているもの。
つまり、AGAの進行度が高い方が使用した場合でザガーロは1.6倍有効ということですね。
実際の現場では「発毛の有意差はそこまで感じない」という意見もあり、軽・中度の場合はあえて副作用の強いザガーロから使わなくても「まずはプロペシアから」で良いのではないでしょうか。
脱毛を防ぐ定番の発毛薬・プロペシア
プロペシア(propecia)は、アメリカのMSD社が製造・販売している男性専用のAGA治療薬です。
有効成分フィナステリドが脱毛作用をもつDHTの発生を抑制するため、男性特有の脱毛を防ぐことができます。
単体でも発毛効果が見込めますが、ミノキシジルとの併用によってさらに高い発毛効果をもたらします。
格安プロペシアジェネリック・フィンペシア
フィンペシア(finpecia)は、シプラ社が製造・販売している男性専用のAGA治療薬です。
先発薬のプロペシアと同じ有効成分フィナステリドによりDHTの発生を抑制し、男性特有の脱毛を防ぐ効果があります。
単体でも発毛が見込めますが、ミノキシジルとの併用でさらに高い効果をもたらします。
ザガーロは髪の毛が増える薬ではない
ちなみに、プロペシアやザガーロは脱毛を防ぐ薬であって髪の毛を発毛させる薬ではありません。
飲むことで脱毛がなくなり髪の毛が減らなくなるのは確かですが、新しい髪の毛を生やす効果があるわけではないんですね。
プロペシアやザガーロが良く「守りの発毛」と言われるのはそのため。
もし、発毛も促進するのであれば「攻めの発毛」ミノキことミノキシジルとの併用が不可欠です。
有効成分はリアップX5の2倍・ヘアフォーユー
ヘアフォーユー(HAIR4U)は、グレンマーク・ファーマシューティカルズ社が製造・販売しているスプレータイプのミノキシジル薬です。
国内最強「リアップX5」のさらに2倍の有効成分を含むため、さらに強く毛乳頭細胞や毛母細胞を活性化、男性の毛髪を発毛する効果があります。
単体でも発毛効果が見込めますが、プロペシア(シルデナフィル)との併用でさらなる発毛効果をもたらします。
髪の毛が”生える回数は有限”だからこそ
しかし、確実に言えるのは髪の毛による見た目を気にするのであればザガーロでないにせよAGA治療自体は1日でも早く着手した方が良いということです。
なぜなら、人間の髪の毛が生える回数には限りがあるので歳を取ってから始めるのでは手遅れだからです。
人間の髪の毛は毛母細胞の細胞分裂によって生える仕組みですが、この細胞分裂の回数には実は限りがあり、その数はおよそ20~30回とされています。
AGAの方ではヘアサイクルが極端に短いため、非常に早いサイクルでこの20~30回を使い切ってしまうんですね。
そうなると、さすがに医学によるフォローも限界と言わざるを得ません。
なので、少しでも「薄くなったかも?」と感じたらAGA治療を開始した方が良いかもしれませんね。
今回紹介した医薬品一覧
最後にもう一言だけ…
男性由来の脱毛症・AGAは20代後半ごろから起こり始めるものです。
一度発症すると5年に1ステージずつ進んでいき進行度が下がる戻ることもほぼありません。
症状が悪化するにつれ薬も強いものを長期間使わざるを得ず、結果的にザガーロを使わざるを得なくなってしまいます。
私のようになってからではもう手遅れなので、ぜひみなさんには早めの治療開始を意識したいですね。
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投稿者:ラククル管理人
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