
AGAは治療することで見た目が改善されるだけでなく自信も取り戻されるので、「想像以上にQOLが上がった」と驚かれる方も多いです。
しかし、現在AGA治療中の方や検討中の方が一度は考えるであろうこと…それは「薬を辞めたらどうなるんだろう?」「薬の辞め時ってあるの?」ということですよね。
今回はそんなAGA治療を長期的に続ける際の疑問について詳しくお答えしてまいります。
ミノタブを辞めたら髪の毛はどうなるのか…?
1980年代にミノキシジル外用薬が登場して以降、40年間の間にAGA治療薬の種類も
- ミノキシジル
- プロペシア(フィナステリド)
- ザガーロ(デュタステリド)
- フロジン(カルプロニウム塩化物)
とラインナップもだいぶ増えましたが、すべてのAGA治療薬に共通している点は「薬の効果によって対処療法的に脱毛を防ぎ発毛を促している」ということです。
根本的にAGAを治療しているわけではないので、結論から言うと辞めれば必ず脱毛が起こります。残念ながらこれを避けて通ることはできません。
もちろん、辞めてからすぐ脱毛が始まるわけではないので1ヶ月くらいのお休みなら問題ないのですが、時が経つごとにヘアサイクルや頭皮が治療前へ戻っていき半年もすればすっかり元の状態になります。
なのでAGA治療薬はずっと続ける必要があり、もし辞め時があるとしたらそれは「もう薬を辞めてもいいかな」の諦め時ということになります。
辞めるときの理由を深堀り・書き出してみる
しかし、長年続けてきたAGA治療を辞めてしまうのはやはり心惜しさがあるというものです。
そこで、どうせなら辞めてしまう前になぜ辞めるのか、その理由を深堀りしてみましょう。
理由は人それぞれですが、多くの場合は
- 作用が辛い(多毛症)
- 副作用が辛い
- 出費が気になる
- 面倒・モチベ低下
に当てはまるのではないでしょうか。
確かに、①や②が理由ならミノタブを使うのは辞めた方が良いと思いますし、③も続けるのが厳しい方が多いでしょう。
しかし、何もAGA治療薬はミノタブだけではありません。
ジェネリックにしたり、薬を変更したり…薬の特徴を理解して最適な使い方をすることでAGA治療を続けられる可能性があるかもしれませんよ。
もっと楽してAGA治療が続けられるかも?
①作用が辛い場合
ミノタブは2020年現在で最も効果の高いAGA治療薬ですが、内服薬という特徴から髪の毛だけでなく全身の体毛が生えてきてしまう弱点があります。
このようなケース有効なのは、ミノキシジルの内服薬(タブレット)から外用薬(スポイト/スプレー)への切り替えですね。
外用薬であれば頭皮に対してのみピンポイントに作用できますし、今は「リアップX5」の倍となるミノキシジル10%含有の外用薬もあるためミノタブに負けずとも劣らない効果が期待できます。
有効成分はリアップX5の2倍・ヘアフォーユー
ヘアフォーユー(HAIR4U)は、グレンマーク・ファーマシューティカルズ社が製造・販売しているスプレータイプのミノキシジル薬です。
国内最強「リアップX5」のさらに2倍の有効成分を含むため、さらに強く毛乳頭細胞や毛母細胞を活性化、男性の毛髪を発毛する効果があります。
単体でも発毛効果が見込めますが、プロペシア(シルデナフィル)との併用でさらなる発毛効果をもたらします。
②副作用が辛い場合
副作用が辛い場合も、オススメはミノキシジルの内服薬(タブレット)から外用薬(スポイト/スプレー)への切り替えになります。
ミノキシジルに限らず薬は有効成分が全く同じでも内服(飲む)より外用(塗る)の方が副作用リスクが圧倒的に少ない特徴があります。
実際日本で販売している「リアップX5」も処方薬ではなく薬局・ドラッグストアで買える第1類医薬品であることからも安全性の高さがおわかりいただけるかと思います。
コスパ最強のミノキ10%スプレー・ツゲイン
ツゲイン(tugain)は、シプラ社が製造・販売しているスプレータイプのミノキシジル薬です。
10%という高い有効成分で毛乳頭細胞や毛母細胞を活性化する作用に加え、安価なためコストパフォーマンスにも優れています。
③出費が気になる
ミノタブはたいてい輸入のジェネリック医薬品なので、月々の出費はすでに1,000~2,000円ほどに抑えられている方が多いでしょう。
しかも多くの方はプロペシアと併用されているでしょうから、そうなるといくらジェネリックとはいえ金額もばかにならないですよね。
こんなケースでオススメなのはアロビックスという医薬品です。
薬の名前を初めて聞く方も多いと思いますが、実はこれAGA治療薬としては唯一の保険適応の薬でしかもジェネリック医薬品なんです。
その薬の安さたるや、保険適応の3割負担ならフロジン30mlで600円、アロビレックス30mlで100円とまさに破格。
ただし、デメリットももちろんあって
- 発毛効果は控えめ
- 他のAGA治療薬と併用できない
(※併用する場合、混合診療となり法律的に両方自費になってしまう)
といった点も挙げられますが、それでも保険適応でAGA治療ができるのは安心・安全ですし金額だけ見れば他に追随を許さない圧倒的コストパフォーマンスと言えます。
④面倒・モチベ低下
AGA治療薬は毎日薬の服用を長年続けなければならないので、途中で面倒になってしまったりモチベが下がってしまう方も多いと思います。
しかも、AGA治療はただ薬を飲めば良いというわけではなく体質や生活習慣の改善も必要だったりやることは意外と多いものです。
そうなると、そのモチベーションで漫然と薬だけ続けていても結局は思った成果が出ないということになりがち。
なので、もしそうなってしまったときは「ここが辞め時」と捉えてスッパリ治療を辞める選択肢があっても良いのでは、と個人的には思います。
なんとなくAGA治療薬を使い続けるよりも、そのお金を新しい趣味を費やすも良し、日々の生活を豊かにするも良し、人生を豊かにする方法は様々ですからね。