嘘or本当?「薄毛になる」「発毛効果がある」髪にまつわる噂にお答えします

嘘or本当?「薄毛になる」「発毛効果がある」髪にまつわる噂にお答えします

「ワカメを食べると髪の毛が増える」「白髪は抜くと増える」などなど、髪の毛に関する噂や迷信は日本にも昔から数多くありますね。

嘘か本当か今でもわからず何となくモヤモヤしている方も多いのではないでしょうか。

ということで、今回はそんな髪の毛の関する噂の真偽を回答していきたいと思います。

発毛・増毛についての噂

①ワカメを食べると髪の毛が増える

良く昆布やのり、ワカメ、ヒジキなどの海藻類が増毛に良いという話は耳にしますね。

実際、バイオテクノロジーを専門とするタカラバイオ(滋賀県)による研究で海藻に含まれるフコダインと呼ばれる多糖類が「ヒトの毛乳頭細胞を刺激し、毛母細胞を増殖させる働きをもつ」とも公表されています。

しかし、それを言ったら髪を構成するケラチンを生成するためのタンパク質、毛母細胞の細胞分裂を活発にするビタミンB群、髪の細胞や頭皮の強度を保つビタミンC…という話に結局はなってきてしまいます。

世界で最もこれらの海藻を摂取している日本人でさえ他国民の方と有意差はないですし、海藻類を含めてバランスの良い食事を三食摂取することが何より大切と言えますね。

②頭皮マッサージやブラッシングは髪に良い

髪の毛は手ぐしででもとかしてあげることでキューティクルの向きが整い、クセが出にくくなる効果があります。

また、ブラッシングや頭皮マッサージには刺激により頭皮の血行を改善する効果があり、髪の毛の生成に関わる毛根(毛包)に酸素や栄養分をより行き届きやすくします。

ただし、やりすぎや過度な刺激は牽引性脱毛症にもつながってしまうため

  • ブラッシング
    朝のスタイリング時に1回、夜の入浴前に髪についたゴミを落とすのと併せて1回
  • マッサージ
    就寝前や日中リフレッシュしたいときに指の腹や手のひらでこめかみや頭皮をじっくりと動かしてあげる

程度が良いでしょう。

③髪の毛を切ると早く伸びる

髪の毛に限らず体毛全般は毛先の状態に関わらず根本からトコロテン式に伸長していくものなので、こちらは迷信です。

おそらく髪の毛が長いときは少し伸びたくらいでは全くわからない一方、髪の毛が短いときは少し伸びただけでも印象が変わりやすいため、そのように感じるのではないかと思われます。

④いったん坊主にすると髪質が改善する

髪のダメージがリセットされるという点では相対的に良くなると言えるかもしれませんが、少なくとも髪質そのものが良くなるということはありません

⑤市販の育毛剤で髪が増える

読んで字の如く、市販の育毛剤はあくまで髪の毛を育てるアイテムで増毛や発毛といった効果はありません

使用することで頭皮に必要な栄養分や保湿を与えてはくれるため、頭皮環境改善により副次的に発毛につながる可能性は一応ありますが値段に見合った効果があるかは微妙なところですね。

現代にはれっきとした発毛薬がすでに存在していますので、後述のプロペシアやミノキシジルをご利用ください。

抜け毛・薄毛についての噂

ドライヤーより自然乾燥の方が良い

水に濡れた状態の髪の毛は水素結合が失われ摩擦も生じやすく、無防備で傷つきやすい裸同然の状態になっています。

この状態で寝たり動いたりすると髪のダメージにつながってしまうため、根本までしっかりブローして乾かしてあげましょう。

自然乾燥できるのであれば自然乾燥の方が良いですが、実際に根本まで自然乾燥で乾かし切ることは難しいのでドライヤーを使った方が良いです。

ドライヤーの熱によるダメージよりも髪が乾いていない状態で放置するダメージの方が大きいということですね。

帽子をかぶるとハゲやすい

一般的に帽子をかぶると頭皮が蒸れ、雑菌が繁殖しやすい状態となります。

さらに、帽子を脱いだときにその水分が蒸散しますが、このとき頭皮の水分を必要以上に奪うため頭皮の乾燥を引き起こし抜け毛の遠因にもなります。

しかし、こと屋外においては紫外線によるダメージの方がはるかに髪や頭皮にとって深刻なので屋外であればなるべくかぶった方が良いとも言えます。

当たり前の話になってしまいますが、屋外でのみ着用して屋内では脱ぐのがベストですね。

シャンプーはノンシリコンの方が良い

特に女性向けシャンプーでは最近シリコンがすっかり悪者扱いされてしまっていますが、実際はシリコンが髪の毛や頭皮に悪影響を与えることはなく逆にボタニカルだからといって良いということもありません

シャンプーは人それぞれの髪質によりシリコンが必要な方とそうでない方がいるので、担当美容師の方と相談して自分に合ったシャンプー選びをするのがオススメですね。

白髪は抜くと増える

毛根の根本にはメラニン色素を作って毛に色をつけるメラノサイトと呼ばれる部位がありますが、これが加齢により減少・消失することで白髪が起こります。

しかし、この白髪を抜いてもその周囲の毛のメラノサイトの機能が失われる…といったことはありませんので、「白髪を抜くと増える」は迷信です。

退行期でない髪の毛を引き抜くのは頭皮の負担にもなるため、どうしても気になるようであればシンプルに白髪染めの使用がオススメですね。

毛深い人はハゲやすい

AGAの原因となる男性ホルモン・ジヒドロテストステロンには「髪の毛を薄くする効果」と「体毛を濃くする効果」があるので、全く関係がないわけではありません。

しかし、それは要素の1つであって一概に男性ホルモンの分泌量が多い=ハゲるというわけでもありません。

現代には髪の毛を増やす薬がすでにある

ちなみに、先ほど育毛剤に発毛効果はないと説明しましたが、実は日本にはすでに厚生労働省認可の医薬品としての発毛薬がすでに存在しているというのはご存知でしょうか。

現在、最も効果の高いとされる発毛薬はプロペシアとミノキシジルと呼ばれる2種類の薬の併用でAGAクリニックなどでも処方される機会の多い薬です。

普通に購入するのであれば最寄りのクリニックでプロペシアが7,000~10,000円、ミノキシジル(日本なら商品名はリアップX5)は7,000円程度ですね。

保険適応外のため高額になりがちではありますが、ネット通販(個人輸入)でジェネリック薬などを使用することで合計5,000円以内に抑えることも可能です。

当サイトでもプロペシアやミノキシジルはジェネリック含め豊富な取り扱いがございますので、ぜひご覧くださいませ。

プロペシア(propecia) 1mg

プロペシア(propecia) 1mg

プロペシア(propecia)は、アメリカのMSD社が製造・販売している男性専用のAGA治療薬です。

有効成分フィナステリドが脱毛作用をもつDHTの発生を抑制するため、男性特有の脱毛を防ぐことができます。

単体でも発毛効果が見込めますが、ミノキシジルとの併用によってさらに高い発毛効果をもたらします。

ツゲイン2%/5%/10% 60ml(tugain)ロゲインジェネリック

ツゲイン2%/5%/10% 60ml(tugain)ロゲインジェネリック

ツゲイン(tugain)は、シプラ社が製造・販売しているスプレータイプのミノキシジル薬で、毛乳頭細胞や毛母細胞を活性化する作用により男性の毛髪を発毛する効果があります。

単体でも発毛効果が見込めますが、プロペシア(シルデナフィル)との併用によってさらに高い発毛効果をもたらします。

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