風俗に通っていたりすると、時たまもらってしまいがちな性病。
その治療も意外と高額になりがちですが、実は一部の性病の薬はネット通販でも購入できるのはご存知でしたか?
今回は特にかかる機会の多い淋病、クラミジア、ヘルペス、梅毒の4つの性病について、
- 初期症状
- 効果のある薬
- 再発防止の対策
をそれぞれ解説してまいります。
市販の薬は使える?
結論から言うと、性病は病院で処方されるような抗生物質しか効かないため、市販の薬を飲んで治ることはありません(ヘルペスを除く)。
しかも、性病は風邪やインフルエンザと違って自然治癒で勝手に治ることもまずありません(ヘルペスを含む)。
関係ない薬を飲んだり自己流で対処してしまうと逆に悪化することもありますし、放っておくと日常生活を送るだけでも人に移してしまうこともあり対策は必須と言えるでしょう。
しかし、幸いにも現在は多くの薬がネット通販(個人輸入)でも購入可能なので、ここからは「どの性病にどの薬が効くのか」細かく説明してまいります。
クラミジア
淋病と並んで非常に感染頻度の高い性病で、およそ4割の方が両方に感染しているとも言われています。
ただし、短期間に高確率で治癒が可能で比較的治りやすい性病ではあります。
初期症状
性器クラミジア
女性の場合なら初期はおりものの量が増えますが自覚することはまれです。
その後、子宮や卵管に感染し不妊や腹痛を引き起こし、男性の場合なら尿道炎になり排尿時や射精時の痛みや膿みを引き起こします。
ただ、男女ともに半数以上の方で無症状なので調べてみたら感染していたというケースも多いです。
咽頭クラミジア
いわゆる喉のクラミジアで、症状としては喉の痛みになります。
ただ、こちらもやはり無症状のケースが多いです。
クラミジアに効く薬
クラミジアはジスロマック2000mgを1回だけ服用すれば90%の感染が治るとされています。
アジー(ジスロマックジェネリック)
かつては低用量で何日も飲み続けるのが一般的でしたが、現在では高用量を1回だけ服用する方が完治率が高いことが明らかになっています。使い方を間違えないようご注意ください。
再発防止の対策
性風俗関係のサービスに通う限り再感染の可能性は避けられませんが、粘膜同士の接触を避けることで一応はリスクを低減することができます。
梅毒
クラミジアと淋病ほどではないにせよ多い性病で、特に近年は流行により患者数が急増中。注意すべき性病です。
かつては死の病として恐れられた病気でしたが、耐性菌の心配が(今のところ)ないため現在に至るまでペニシリン系の抗生物質のみで完治可能です。
初期症状
性器や口、肛門などの感染部位に”しこり”ができ、膿が出たり鼠径リンパ節が腫れたりします。
その後は全身のリンパ節が腫れたり、発熱・倦怠感・関節痛といった症状が見られる場合があります。
梅毒は特にバラ疹と呼ばれる独特のピンク色のあざが全身に出現するのが大きな特徴です。
梅毒に効く薬
耐性菌が確認されていないため、世界最古の抗生物質・ペニシリンが現在でも有効です。
- アモキシシリン
1日3,000mg(1,000mg×3回) - ベネシッド(プロベネシド)
1日750mg(250mg×3回)
を早期なら2週間、後期なら4週間継続することで90%ほどの完治率となっています。
アモキシシリンはどのサイトでも取り扱いがあり比較的購入しやすいですが、ベネシッド(プロベネシド)は探すのに若干苦労するかもしれません。
ノバモックス(novamox)
再発防止の対策
(同じ説明になり恐縮ですが…)性風俗関係のサービスに通う限り再感染の可能性は避けられませんが、粘膜同士の接触を避けることで一応はリスクを低減することができます。
淋病
クラミジアと並んで非常に感染頻度の高い性病で、およそ4割の方が両方に感染しているとも言われています。
淋菌は耐性が非常に進んでいて、多くの抗生物質が効かなくなっているため専門家による治療が基本となります。
初期症状
症状はクラミジアに似ていて、初期はおりものの変化から始まり下腹部痛へと進行します。
ただ、症状の程度はクラミジアよりも重い傾向があり発熱を伴うケースも多いです。
男性の場合も同様でクラミジアより重度の尿道炎、排尿時や射精時の痛み・膿みが生じます。
淋菌に効く薬
治療薬はいくつかありますが、第一選択が
- ロセフィン(セフトリアキソン)
→点滴。治療は1回のみで30~60分程度。 - トロビシン(スぺクチノマイシン)
→筋肉注射。
といった薬になるため、基本的には医師による治療が第一となります。
一応、ミノマイシン200mgを3日~2週間服用することで治る可能性もあります。
再発防止の対策
(また同じ説明になり恐縮ですが…)性風俗関係のサービスに通う限り再感染の可能性は避けられませんが、粘膜同士の接触を避けることで一応はリスクを低減することができます。
ヘルペス
ヘルペスは完治が難しいですが、薬による症状のコントロールはしやすい病気です。
初期症状
チクチクする、焼けるような感覚、水ぶくれなど前兆となる症状があり、その後に唇や口の周りに痛みを伴う赤い小さな水ぶくれができます。
このとき水疱に感染力の強いウイルスが大量に含まれていて、接触やタオル、食器などを通じて他者へと感染が広がります。
もし、症状が現れたら他者との接触や共用は可能な限り避けましょう。
ヘルペスに効く薬
ヘルペスはバルトレックス(やジェネリック薬)により症状の悪化を防ぐことができます。
バルトレックス(valtrex)
バルトレックス(valtrex)は、イギリスのグラクソ・スミスクライン社が製造・販売しているヘルペス治療薬です。
有効成分のバラシクロビルには、ウイルス増殖を阻害する作用がありヘルペスウイルスによる種々の症状を抑える効果があります。
錠剤(飲み薬)のため、クリーム(塗り薬)よりもさらに効果が高いのが大きな特徴です。
バルシビル(バルトレックスジェネリック)
バルシビル(varcivir)は、シプラ社が製造・販売しているヘルペス治療薬です。
ヘルペス治療の定番・バルトレックスのジェネリック薬で、同じ有効成分バラシクロビルにより(性器)ヘルペス、帯状疱疹、水痘など感染症による症状を改善します。
ただし、バルトレックスはヘルペス症状の悪化を防ぐもので改善するものではないためご注意ください。
このような性質から、ヘルペス治療は前兆症状を感じたら1秒でも早く薬を飲むことが大切と言えます。
再発防止の対策
ヘルペスは一度感染すると完治することはありません。
しかし再発の程度は人それぞれで、月に何回も再発する人もいれば何年かに1度しか再発しない人もいます。
症状は心身の疲労や免疫・抵抗力低下によって起こるので、普段の生活で健康を保つことが再発の予防となります。
最後に…
昔は抗生物質で簡単に治ったこれらの性病ですが、現在は耐性菌も増えてきて効かないことも増えてきました。
耐性菌を作らないためには
- 治ったと思っても薬は最後まで飲み切る
- むやみに抗生物質を多用しない
ことが大切です。
ご自身の体でスーパー淋病のような細菌を生み出さないために、くれぐれもご注意ください。
また、性病はこれらの薬による治療で必ずしも完治するわけではありません。
もし薬を使用しても症状の改善が見られなければ、医師に相談して指示を仰ぐようにしましょう。
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投稿者:ラククル管理人
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