ロゼレムは従来の睡眠薬に比べて依存性や離脱の心配がほぼゼロという安全性も高く使い勝手の良い薬です。
しかし、この薬を使うとなぜか「次の日も一日中眠い」「寝覚めが悪くだるい」といった方も少なくないよう。
これは一体どういうことなのか、薬の副作用について原因と対策を詳しく解説してまいります。
ロゼレムで一日中眠いのはなぜ?
ロゼレムは効果時間が約2時間で薬の成分が体内から消えるまでも6時間。深夜に飲んでも起きる頃にはすっかり代謝が終わって薬も抜けているので、基本的に次の日に効果を持ち越すことはありません。
…のはずなのですが、実際に使ってみた方の感想を見てみると
日中は眠くてやる気でないし、その分を取り返すように夜に興奮気味になって観たり読んだりしてしまう。結局なかなか眠くならず遅くに寝て日中眠い。
夜なにもしない方がいいんだろうか。
と現実には次の日まで一日中眠いという方が一定数いらっしゃるのがわかります。
すでに薬の成分が抜けているはずなのに、これは一体なぜなのでしょうか。
①持ち越しの可能性
ロゼレムの効き具合や代謝は人それぞれなので、実は体質によっては長く効きすぎてしまい一日中眠い・だるいといったケースが起きることがあります。
そのようなケースでの対策では「シンプルに薬の量を減らす」「飲む時間を入眠2~3時間前からさらに前倒しする」といった方法があります。
改善の可能性は低いですが、今日の夜からすぐ誰でも簡単に試せることでもあるので一度試してみる価値はあるでしょう。
②睡眠の時間・質・体内時計
ロゼレムは直接的に眠気を誘発するタイプの睡眠薬ではなく、体内時計(睡眠サイクル)を整えることで自然な眠気を誘うタイプの薬です。
要はロゼレムを使うのであれば睡眠の質を高めるための生活習慣の見直しも不可欠ということですね。
眠気は網膜が日光の明るさを感知し体内時計がリセットされると、その15時間後に起こるとされているので、就寝時間から逆算して行動することで質の高い眠りを確保できます。
こんな時には薬の変更が必要かも
しかし、もし薬を使っても以下の症状が出るようであればロゼレム自体が不向きで合っていない可能性が考えられるので要注意です。
寝付きが悪い
ロゼレムは睡眠薬としてはサッと効いてスッと引く超短時間型なので入眠障害向きの薬かと思われがちですが、実は違います。
先ほども説明の通り、ロゼレムはあくまで体内時計を整える薬で眠気を誘発するわけではないので、入眠障害用には不向きでどちらかと言うと
- 中途覚醒
- 早朝覚醒
- 熟眠障害
を改善するのに向いている薬になります。
途中で目が覚める
しかし、上記の対策をしても深夜・早朝に目が覚めてしまう場合は薬が合っていないか弱すぎる可能性が考えられます。
ロゼレムはリスクが少ない分、睡眠薬としては弱めの部類になるので以下に挙げる他の薬への移行も検討してみても良いかもしれませんね。
どうしても薬が合わない場合は
しかし、どうしても薬が合わなかったり症状が改善されない場合は同じように安全性の高いベルソムラやデエビゴに移行するのが一般的です。
また、効果に不満がある場合にはもう少し強めの非ベンゾジアゼピン系睡眠薬へ移行したり併用することも可能です。
ルネスタ
ルネスタはロゼレム、ベルソムラ、デエビゴよりも1段階強い非ベンゾジアゼピン系の睡眠薬で、ハルシオンやデパスなどに近い強力な効果を持ちます。
ロゼレムと違って直接眠気を誘発できる薬で1時間で効いてその後5時間は持続してくれるので入眠障害にも中途覚醒にも効果が見込めます。
本気で変えようと思っているなら年単位で考えないとですけど、とりあえず1週間ほどでもやり続けたら、マジで激烈に世界変わります。
これいい感じで入眠できますよね!
ふえさんの体調が良くなりますように…(*´-`)
ただし、ロゼレムに比べるとかなり強めの薬になり、こちらも持ち越しが起きる可能性はあるので服用の際には低用量から始めて依存・離脱には十分にご注意ください。
ルネスタジェネリック・ハイプナイト
ハイプナイト(hypnite)はコンサーン・ファーマ社が製造・販売している超短時間型(入眠障害向け)の睡眠薬です。
日本でもおなじみルネスタのジェネリック薬で、同じ効果を持ちながら安価なのでコストパフォーマンスに優れるのが特徴。
ハイプロン
また、非ベンゾジアゼピン系と言えば日本ではアモバン、マイスリーがおなじみですがソナタ(ハイプロン)も通販で購入が可能です。
ただし、こちらはマイスリーのように効き始めるまで1時間、持続時間も1時間と入眠障害特化型の薬なので独特の苦味はないものの用途は少々限られます。
今日は気分良く起きられました❣
昨日、処方された薬とハイプロン20
飲んで、ぐっすり眠れました❗
これが、1番いいね!
今回紹介した医薬品一覧
ロゼレムで起こる副作用のまとめ
ロゼレムは依存・離脱・耐性のリスクが少ない誰でも比較的安全に使える便利な薬ですが、その分どうしても不眠症の改善効果が弱いのが難点です。
そのため、もしどうしても効果が感じられない場合はまずデエビゴやベルソムラといった薬への移行を検討してみて、それでもダメならもう少し強いルネスタなどを検討すると良いでしょう。
また、生活習慣の見直しも非常に大事な要素には代わりありませんので、便利な睡眠薬についつい頼りがちになってしまわないようくれぐれもご注意ください。
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投稿者:ラククル管理人
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