ザガーロ(アボルブ)とプロペシア(フィンペシア)、併用した場合の効果を検証

同じような薬を併用する意味はあるのか？

一般的なAGA治療では、プロペシアで効果が得られなかった場合にザガーロに変更することはありますがプロペシア＋ザガーロという処方が行われることはありません。

というのも、2種類の薬を使用するとお互いの成分が効果を邪魔しあってしまったり、単体の服用では現れなかった未知の副作用が発生することもあるためです。

ザガーロの効果はプロペシアとほぼ同じ「5α-還元酵素の阻害」ですから、それなら併用するよりも用量を1mg→2mgに増やす方がまだ安全性は高いですよね。

実際、日本のクリニックでも「プロペシアとザガーロは併用できません。」としているところも多く“可能ではあるものの意味はない”というのが一般的な見解です。

A群＋B群の飲み合わせは無意味？

(※太字は先発薬)

…と、思いきや実際に生えた事例が

しかし、なんとプロペシア＋ザガーロは実際に人間に使用されたことがあり「しかも髪の毛が大幅に生えた」事例も実は報告されているんです。

これはオーストラリアの皮膚科学会誌に寄せられた実際の症例で

男性型脱毛症をプロペシアで治療した47歳男性の症例について報告します。

4年間の継続治療にも関わらず患者の毛髪密度は2年目以降芳しくなかったため、プロペシアに加え週0.5mgの低用量ザガーロを使用するようにしました。

この結果、患者の毛髪密度は劇的に増加しプロペシアとザガーロの併用療法が既にプロペシアを服用している患者の毛髪密度を改善できることを示しました。

引用元：https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/22686691/

論文によると「治療期間は3ヶ月で副作用も特になかった」とのことなので、効果はかなり劇的と言えます。

ザガーロはプロペシアよりも強い薬ですが1日あたり0.1mg以下と低用量で用いたことで副作用の発現を回避したようで、これも非常に興味深い結果と言えますね。

ただし、万人に効果があるわけではない

しかし、これは万人にとって効果があるわけではないというのも知っておく必要があります。

例えば、プロペシアもAGAの度合いにより1日2～3mgまで増やすことがあり実際にそれで効果が上がる方もいらっしゃいます。

が、それも一例であって通常は「プロペシアを2錠飲んだら2倍効く」というわけでは当然ありません。

プロペシアの1mgというのも、発売前に実験や試験を繰り返し効果と副作用のバランスが最良になるよう設定された意味のある1mgということなんです。

実際、この併用療法による症例も2012年に報告されているきりで以後10年が経とうとしている現在も「この症例以外で併用で効果を発揮した」というケースは見受けられません。

これは例外的な事例として捉えて良いかもしれませんね。

何をやってもダメな方は選択肢として有効かも

プロペシアとザガーロは脱毛を防ぐことで髪の毛の本数を増やす薬です。

そして、脱毛と発毛は全く別物だからこそ発毛効果のあるミノキシジルとの併用が鉄板だし効果的なわけです。

しかし、人それぞれ薬の効き具合は異なるものですから「それでも効果が得られてない」と思う場合には

など普通では意味がないとされる組み合わせでも、変えてみることで思わぬ効果を発揮することもあるのかも知れませんね。

こういった飲み方は前例となるデータも少ないためファーストペンギン的な感じになってしまう部分もありますが、それでも「何をやっても発毛しなかった」という方には1つの可能性にはなりそうですね。

ちなみにAGA薬は通販でも買える

ちなみに、プロペシア、ザガーロ、ミノキシジルは全てラククルでも豊富に取り揃えております。

高校生のお小遣いくらいの価格で様々な薬の組み合わせを試せますので、興味がありましたらぜひ一度ご覧くださいませ。

最後に…

プロペシア＋ザガーロの組み合わせで効果が出ることもある、というのは良い意味でかなり意外な結果でしすね。

AGA治療で「何をしてもダメ」という方も組み合わせを変えてみたら案外自分の体質に合ったベストチョイスが存在するのかもしれませんね。

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投稿者：ラククル管理人

ラククルのコラム・商品登録・サポートなど様々な業務を担当しております。ECサイトの運営は15年になります。これからもよろしくお願いいたします。