副作用のないミノキシジルと言われるピディオキシジル、実際の発毛効果は…?

副作用のないミノキシジルと言われるピディオキシジル、実際の発毛効果は…?

「ミノキシジルの発毛効果をもち副作用はない」と夢のような効果で最近注目を浴びているピディオキシジル。

もし、これが本当ならAGA界隈にとっては革命的とも言える成分と言えますが…果たしてその効果は本物なのでしょうか?

今回はこのピディオキシジルについて、日本国内から海外に至るまで実際の臨床結果を中心に発毛効果を紐解いていきます。

ピディオキシジルの触れ込み

簡単に説明すると、ピディオキシジルは巷で

「ミノキシジルと同様の効果をもたらし、かつミノキシジルのような副作用はない」

という謳い文句で注目を集めている発毛成分です。

以前取り扱ったキャピキシルは「ただの商標名でミノキシジルとは何の関係もない成分だった」という結果に終わりましたが、こちらは分子構造を見る限り…

ミノキシジルとピディオキシジル(コピロール)の分子構造

と紛れもなくミノキシジルに類似した成分であることがわかります。

ポイントは赤丸の部分で、6員環から5員環になることで「副作用リスクが大幅に抑えられた」と説明されています。

確かにこれが本当なら画期的な成分ですが、ミノキシジル並みの発毛効果があって副作用がないというのは本当なのでしょうか?

公表されている試験結果を見ると…

このピディオキシジル、もともとはインドのクマール社という原料会社が製造する成分で海外ではコピロール(Kopyrrol)という名前で流通しています。

コピロールは製造元による実験データも詳細に公開されているため、こちらを見ていくこととしましょう。

①試験管内での実験結果

ピディオキシジル(コピロール)の試験管内での実験結果

こちらの内容は、「髪の毛の成長を阻害する成分トルブタミドをどれくらい抑制できるか」ミノキシジルとピディオキシジルの効果を比較検証した結果です。

左がミノキシジルで右がピディオキシジルですが、確かに抑制効果は同程度得られていることがわかります。

しかし、そもそもこれは試験管内での実験結果に過ぎませんし、再現にジヒドロテストステロン(DHT)ではなくトルブタミドを使用している点も良くわかりません。

(※DHTは男性型脱毛症(AGA)の原因物質)

②マウスでの実験結果

ピディオキシジル(コピロール)のマウスでの実験結果

また、こちらの内容はマウスの背中の毛に対して「何もしない」「ミノキシジル使用」「ピディオキシジル使用」の3パターンで効果を検証した結果です。

真ん中がミノキシジルで右がピディオキシジルで、一見すると最も効果が得られているようには見えますね。

しかし、マウスの背中の毛はAGAで薄くなったものではないので比較対象になりませんし、本数ではなく生えた毛の総重量を比較する意味も良くわかりません。

人間に使用した場合の効果は…?

製造元による実験結果は以上で、調査を続けてみても

  • 人間に使用して
  • 髪の毛が何本発毛した

といった具体的な報告は全く見受けられませんでした

そこで、今度はピディオキシジル(コピロール)を実際に含有する海外発毛剤の臨床試験結果を見ていくことにしましょう。

すると…

6ヶ月間使用して髪の毛の断面の総面積が1cm2あたり88.87mm2増加しました。

21日間使用して髪の毛の総重量が69g増加しました。

など今度は一応人間に対しては使用されているものの、やはり本数についての具体的な報告は全く見受けられませんでした。

この時点でかなりお茶を濁されてる感じもありますが…。

実際、人間に対する発毛効果はかなり薄い

ピディオキシジル(コピロール)の発毛効果はマイルド

ところで、コピロールはあくまで原料なので実際に発毛剤として使うためには国内メーカーによる製品化が必要となります。

そこで、国外からコピロールを原材料として取り扱うメーカー向け業者のサイトを見てみると…

ピティオキシジルはミノキシジルとは化学的な構造が異なり医薬品成分ではないためその効果は劣るものの、若干近似した構造であることから化粧品用の育毛成分としては相当の作用が期待されます。

と、「効果が劣る」「化粧品の育毛剤レベル」とハッキリ書かれてしまっているのがわかりますね。

つまりは、確かに副作用は抑えられているものの作用も同様に抑えられているということ。

これなら日本でも医薬品成分ではなく化粧品成分として登録されている理由が納得できます。

つまり、ピディオキシジルの実際の効果は

「ミノキシジルと同様の効果をもたらし、かつミノキシジルのような副作用はない」

ではなく

「ミノキシジルと同様のような効果をわずかにもたらし、かつミノキシジルのような副作用はない」

といったところではないでしょうか。

しかし、これはミノキシジルの利点を全部殺してただの美容液と化してしまっているだけのような気もしますが…。

本物は広告なしでも勝手に広まる

そもそも、バイアグラやプロペシアなど本当に効果がある商品は広告しなくても口コミで勝手に広まるものです。

しかし、ピディオキシジル(コピロール)は少なくとも世に出て5年以上が経ちますが日本はおろか海外でも生えたという報告が見当たりませんでした。

少なくともAGAを改善する革命的な成分というわけではなさそうなので、みなさんはミノキシジルを使う方が確実に効果が得られて無難と言えるでしょう。

日本にはない高濃度ミノキシジル製品も

ちなみに、一口にミノキシジルと言っても濃度は様々で発毛効果にも差があります。

当サイト・ラククルでは国内では最高の「リアップX5」よりもさらに高濃度で発毛効果の高いミノキシジル製品を格安でご用意しております。

リアップX5の2倍の含有量・ツゲイン

ツゲイン2%/5%/10% 60ml(tugain)ロゲインジェネリック

ツゲイン(tugain)は、シプラ社が製造・販売しているスプレータイプのミノキシジル薬で、毛乳頭細胞や毛母細胞を活性化する作用により発毛効果をもたらします。

国内で最も効果の高い「リアップX5」よりもさらに高濃度のミノキシジルを配合している点が大きな特徴です。

単体でも発毛効果が見込めますが、プロペシア(シルデナフィル)との併用によってさらに高い発毛効果をもたらします。

女性用リアップの2倍・ヘアフォーユー

ヘアフォーユー(HAIR4U)2%60ml(女性用育毛外用薬)

こちらは女性用のヘアフォーユー(Hair4U)で、同じくスプレータイプのミノキシジル薬です。

女性用リアップの2倍のミノキシジルにより毛乳頭細胞や毛母細胞を活性化、より高い発毛効果をもたらします。

発毛を増やすのと脱毛を防ぐのは、また別の話

ちなみに、ミノキシジルでどれだけ発毛量を増やしても脱毛量が減らないのであれば意味はありません。

AGA治療では以下で紹介するプロペシアとミノキシジルの併用が鉄板となっておりますので、こちらも合わせてご検討ください。

もちろん、こちらもどのクリニックよりも格安価格での提供となっております。

脱毛を防ぐ定番の発毛薬・プロペシア

プロペシア(propecia) 1mg

プロペシア(propecia)は、アメリカのMSD社が製造・販売している男性専用のAGA治療薬です。

有効成分フィナステリドが脱毛作用をもつDHTの発生を抑制するため、男性特有の脱毛を防ぐことができます。

単体でも発毛効果が見込めますが、ミノキシジルとの併用によってさらに高い発毛効果をもたらします。

コスパ最強ジェネリック・フィンペシア

フィンペシア(finpecia) 1mg

フィンペシア(finpecia)は、シプラ社が製造・販売している男性専用のAGA治療薬でヘアサイクルを正常化し抜け毛・脱毛を防ぐ効果があります。

先発薬のプロペシアと同じ有効成分フィナステリドにより男性特有の脱毛を防げるほかコストパフォーマンスに優れる点も大きな特徴です。

最後に…

残念ながらピディオキシジルにはあまり効果がないとわかり、製品を購入を検討されていた方は落胆されている方も多いかもしれませんね。

しかし、ラククルではプロペシアやミノキシジルを始め”確かな効果のある医薬品”としてのAGA治療薬をその他にも豊富に取り揃えております。

いずれも正真正銘の本物を格安で提供しておりますので、興味がありましたらぜひ一度ご覧ください。

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