アフターピル薬局で市販化へ「いつから?」「メリットは?」よくある疑問に回答します!

アフターピル薬局で市販化へ「いつから?」「メリットは?」よくある疑問に回答します!

望まない妊娠を防ぐアフターピル(緊急避妊薬)。

現状、病院や個人輸入通販で購入も可能ですが、2023年に入り薬局で処方箋なしでの市販化が一気に現実的になってきました。

2017年から議論されやっと実現か…ということで注目度も高いようで、SNSでは「市販化のメリットって?」「いつから?」など気になる声も。

そこで今回は、アフターピル市販化やアフターピルの使い方に関するよくある疑問に回答していきます!

アフターピル(緊急避妊薬)市販化(薬局)についての疑問

アフターピル市販化の疑問

2017年から検討が始まったアフターピルの市販化ですが、検討会議や海外での実態調査、パブリックコメント調査などを重ね2023年に市販化の試験的運用が決定しました。

現在でも病院や個人輸入通販で購入することができるアフターピルですが…

アフターピルはなぜ市販化が必要でいつから始まるのでしょうか?

アフターピル市販化はいつから?

緊急避妊薬「ノルレボ」の試験的運用は2023年11月28日から行われる予定です。

ただし今回のアフターピル市販化はあくまで試験的に行われるもので、この結果をみて正式に市販化するかが決まるようです。

参考:地域の一部薬局における試験的運用について(緊急避妊薬販売に係るモデル的調査研究)

アフターピルはなぜ必要?

望まない妊娠は心理的・身体的に負担になる場合もありアフターピルによる緊急避妊が女性の負担軽減に繋がるため必要とされています。

アフターピル(緊急避妊薬)というとDVや犯罪が原因の妊娠のために使われるというイメージがあるかもしれませんが、そういったケースは少数です。

多くは避妊の失敗などにより望んだタイミングでない妊娠を避けたいというニーズによるものです。

なぜ市販化の流れになったの?

アフターピル市販化は2017年から検討されてきましたが、市販化が大きく前進したのは実はコロナ禍がきっかけです。

というのもコロナ禍では女性への性暴力が増加したと言われており、特に10代女性から妊娠や避妊に関する相談が相次いでいるようです。

休日で病院があいていなかったり、近くに婦人科がなかったり…とアフターピルの入手のしづらさも問題になりました。

こういった背景からアフターピル市販化への世の中の関心が高まり、2022年12月~2023年1月に実施されたバブリックコメントでは46,312件もの意見が集まり、そのうち9割である45,314件が賛成意見という結果でした。

この2023年実施のパブリックコメントはなんと5年前の100倍以上ということで、コロナ禍をきっかけにアフターピルの重要性が再認識され市販化の流れが加速したと言えそうです。

参考:第24回医療用から要指導・一般用への転用に関する評価検討会議

市販化したら悪用されない?

アフターピルが簡単に手に入ると悪用されたり安易な使用が増えるという反対意見もあります。

しかし、アメリカの研究ではアフターピルを含む避妊具が提供されても性的リスクが高い行動は増えず、むしろ望まない妊娠が減少したことが分かっています。

そのため、アフターピルの市販化は悪用やリスクの増加よりも望まない妊娠を防げるというメリットの方が大きいという見方もあります。

引用元:The Contraceptive CHOICE Project Round Up: what we did and what we learned

また、後で詳しく解説しますが、今回の市販化試験ではアフターピルは購入した薬局で薬剤師の目の前で飲む必要があるため悪用される危険はほぼないかと思います。

アフターピル(緊急避妊薬)薬局での購入方法にについての疑問

どこの薬局で買える?

今回の市販化では、4つの条件を満たした薬局が販売を行います。

  1. オンライン診療に基づく緊急避妊薬の調剤の研修を修了した薬剤師
  2. 夜間及び土日祝日の対応が可能
  3. プライバシー確保が可能な販売施設(個室等)を有する
  4. 近隣の産婦人科医、ワンストップ支援センターとの連携体制を構築可能

具体的な薬局名はこれから公表されるため2023年6月時点では未定ですが、研修を受けた薬剤師がいてフォロー体制が整っている薬局となると限られてはきそうですね…。

※2023年11月28日追記
アフターピルが試験的に販売される薬局が発表となりました。以下のページから確認することができますのでお近くの薬局があるかチェックしてみてください。

処方箋なしでも買える?

薬剤師の説明を受けたうえで処方箋なしで購入することができます。

この際、購入は1回につき1人1錠まででその場で服用するといった制限をかけることが提案されていて、実際に採用される可能性もありそうです。

※2023年11月28日追記
アフターピル購入後は薬剤師が確認できるように、その場で服用する必要があるとのことです。

薬の値段は?

今回のアフターピル市販化での値段設定は未定です。

参考として、全国に先駆け薬局でのアフターピル処方を行っているおかやまアフターピルプロジェクトでは、医師のオンライン診察代+アフターピル代で9,500円となっています。

すでに市販化が進んでいる韓国やイギリス、ドイツなどでは6,000円以下なのでもう少し価格が抑えられると良いですが…。

そもそも日本ではアフターピルは保険適用外なので、市販化されても1万円前後の値段になるのかもしれませんね。

※2023年11月28日追記
アフターピルの購入費用は購入者負担で7,000~9,000円程度となりました。

18歳未満でも買える?

18未満にも販売する方向で検討されています。

ただし、16歳未満は対象外で、16歳~17歳の場合は保護者の同伴が必要となります。

アフターピル購入時に必用なものはある?

今回の市販化試験では、以下のものを持参して薬局に行く必要があります。

  • 公的身分証明書
    マイナンバーカード、運転免許証、パスポート、健康保険証など
    (16~17歳の方は保護者の同伴と公的身分証明書が必要)
  • 本人のスマートフォン、メールアドレス
    研究への参加同意とアンケートをスマートフォンから行うため
  • 緊急避妊薬の購入費用+妊娠検査薬の購入費用
    7,000~9,000円+1,000円~1,500円
    (妊娠している可能性がある方は、妊娠検査薬を使用する場合がある)
  • お薬手帳(あれば)

また、前回の生理日も聞かれるようなので確認しておきましょう。

アフターピル(緊急避妊薬)の効果・仕組みについての疑問

アフターピル

SNS上では、アフターピルそのものについての理解も進んでいないのでは?という声も多数みられました。

アフターピルは緊急で飲むものなので、いざという時のために素早く対応できるようアフターピルについてもよくある疑問をまとめました。

いつまでに飲むの?

今回の市販化で検討されている緊急避妊薬「ノルレボ(ノボノルゲステロル)」は、性交後72時間以内に服用する必要があります。

ただ、服用は早ければ早いほど避妊効果が高まるのでなるべく早く飲むがポイントです。

避妊率は何パーセント?

今回市販化の対象となる、緊急避妊薬「ノルレボ」の避妊率は最大99%です。

「ノルレボ」の避妊効果

時間 避妊率
12時間以内 99%
12時間~24時間 98%
24時間~48時間 97%
48時間~72時間 96%
72時間以上 63%

アフターピルの効果の仕組みは?

アフターピルには多量の女性ホルモンが含まれていて排卵を遅らせる作用・子宮内膜への着床を妨げる作用が働くことで妊娠を防ぐ仕組みです。

精子の一般的な寿命は2~3日ですが、アフターピルは服用することで5日間ほど排卵が止まるので受精を防ぐことが可能になります。

また、排卵後であっても、子宮内膜を薄くして受精卵が着床しにくい状態が作られるので妊娠の成立を防いでくれます。

副作用はある?

アフターピルは医薬品なので、副作用が出る場合があります。

主な副作用としては…

  • 胃痛
  • 乳房の痛みや圧痛
  • 吐き気、嘔吐、下痢
  • 頭痛、めまい
  • 疲労感
  • 生理周期の変化

体質によって差はあるものの、ホルモンバランスが急激に変化するので何かしらの副作用が出るのが一般的と考えたほうがよいでしょう。

将来の妊娠に影響はある?

アフターピルを服用したことで将来妊娠しづらくなることはありません

また、仮にアフターピルでの避妊に失敗し妊娠が成立したとしても胎児に影響はないとされています。

アフターピルがあればコンドームはしなくて大丈夫?

“緊急”避妊薬という名前の通りあくまで緊急用なのでコンドームは必ずつけましょう

アフターピルの避妊率は100%ではありませんし、性感染症を防ぐ効果はまったくありません。

もちろんコンドームをつけていても妊娠や性感染症の可能性はゼロではありませんが予防効果はとても高いです。

アフターピルは連続で飲んでもいい?

基本的には連続服用はおすすめしません

服用後2時間以内に吐いてしまった場合は薬が体に十分吸収されていないため再度服用が必要ですが、それ以外は推奨されていません。

アフターピルは体内のホルモンバランスを急激に変化させるので、1度の服用であっても体への負担が大きいです。

日常的にピルによる避妊効果を得たいのであれば低用量ピル超低用量ピルミニピルを服用した方が良いでしょう。

現状のアフターピル(緊急避妊薬)購入方法についての疑問

現状のアフターピル購入方法

市販化の試験的運用が始まるとはいえ、販売できる薬局には条件があるのですぐに身近になるかというと難しそうですよね。

市販化が実現するまでや、薬局以外で今ある購入方法についてもおさえておきましょう。

市販化までの間はどこで買える?

現状アフターピルを手に入れる方法としては①個人輸入代行通販 ②病院やクリニック ③オンライン処方の3つの方法があります。

アフターピルの種類は、今回市販化が検討されているノルレボと、日本では未承認のウリプリスタール(商品名:エラワン)です。

ウリプリスタールは国内未承認ではあるものの、最大120時間まで服用可能で海外では一般的に使用されているアフターピルです。

それぞれメリット・デメリットがあるので自分に合った方法を選んでくださいね。

①個人輸入通販

実は当サイトのような個人輸入通販でもアフターピルを購入することができます

使い方はネット通販と同じで自宅から注文が可能で、病院やオンライン処方よりも価格が非常に安いのが特徴です。

価格 ノルレボジェネリック:1,980円~
ウリプリスタール:7,180円~
メリット ・自宅からいつでも注文できる
・医師の診察を通さない分アフターピル代が安い
デメリット ・海外からの取り寄せのため手元に届くまでに数週間かかる
・送料が1,000円~2,000円かかる

…ちなみに当サイトでは2種類のアフターピルをご用意しております。

いざという時すぐ服用できるよう手元に置いておきたい方におすすめです。

日本で処方されるものと同じ成分のアフターピルで、100%正規品を保証しておりますので効果や安全性はご安心ください。

アイピル1.5mg(i-pill)緊急避妊薬

アフターピル・アイピル1.5mg(パッケージ+シート)

24時間以内の服用で98%の避妊率

卵子の成長と排卵・受精卵の子宮への着床・子宮内の精子の侵入を妨げることで妊娠を阻害します。

緊急避妊薬ノルレボのジェネリック薬として一番有名で、世界中の女性が使用しています。

エラ30mg(ella®)エラワンジェネリック

エラ30mg(ella®)エラワンジェネリック

性行為から120時間(5日)まで服用可能なアフターピル

最大5日間、有効成分のウリプリスタールが排卵の停止や遅延といった働きをすることで妊娠を阻害します。

比較的新しい緊急避妊薬として利便性の高さが支持されているエラワンのジェネリック薬です。

②病院やクリニック

病院やクリニックでは医師の診察を受けてアフターピルを処方してもらえますが、その分価格は高くなってしまいます。

また、出来る限り早く飲まないといけないというアフターピルの性質上、病院の営業前や休診日…という場合に時間がかかってしまうのがデメリットと言えそうです。

価格 ノルレボ:8,000~15,000円
ノルレボジェネリック:7,500~9,000円
ウリプリスタール:12,000~23,000円
メリット ・医師の診察を受けた上で処方してもらえる
デメリット ・アフターピルは保険適用外かつ診察料がかかるので高価な傾向
・夜間や休日など病院がやっていない場合は服用までに時間がかかる

③オンライン処方

最近はオンラインでのアフターピル処方も始まっています。

病院に行く必要がないのがメリットですが、医師の診察+送料がかかるのでやはり高額になってしまうのがデメリットです。

価格 ノルレボ:1,8000円前後
ノルレボジェネリック:1,0000円前後
ウリプリスタール:10,000円~15,000円
メリット ・仕事を休めない、忙しくて病院に行く時間がないという場合にオンラインから注文できる
・サイトによってはアフターフォローもある
デメリット ・手元に届くのが翌日以降になる場合がある
・医師の診察料と送料がかかるので選ぶピルによっては病院よりも高価

アフターピルの代わりになるものは市販されている?

現在、アフターピルの代わりになる市販薬はありません

アフターピルは医薬品にあたるため、Amazonや楽天などの通販サイトでも販売はされていません。

アフターピル(緊急避妊薬)市販化(薬局)のまとめ

アフターピルは出来る限り早く服用することで望まない妊娠を防ぐ確率が上がりますし、女性の精神的な負担も軽減されます。

薬局での市販化が実現されればよりアフターピルへのアクセスが良くなることは間違いありません。

正式な市販化はもう少し先になりそうですが、今後の動向に注目していきたいですね。

すぐに服用できるように準備しておきたい方は、個人輸入通販で購入しておくのもおすすめですよ。

いざという時に手元にあると安心