【ニキビ跡】レーザー?トレチノイン?あなたの症状に最適な治療法とは。

ニキビ跡の治療法

「ニキビが治ったと思ったらニキビ跡が…」「毎朝コンシーラーで隠すのが大変」「ニキビ跡を綺麗に消したい!」などニキビ跡に関するお悩みはたくさんありますよね。

綺麗にしたいと思っても、今は市販薬から美容皮膚科でのレーザー治療までたくさんあって何がいいのか分からない!という方も多いのではないでしょうか。

実は、ニキビ跡の色や症状によって治療法が全く異なるんです。間違えると悪化する可能性もあるのでしっかり効果のあるものを選びましょう!

ニキビ跡とは?

ニキビが治ったあとに、赤みやへこみが残っていることはないでしょうか。

ニキビの炎症によって周囲の組織がダメージを受けると、色素沈着を引き起こしたり傷跡を残すことがあります。 また、繰り返すニキビによって毛穴の構造が崩れるとクレーターやしこりになっていしまうことも。

このような状態を「ニキビ跡」と言います。

あなたのニキビ跡もチェック!ニキビ跡の色や症状

1.赤い跡

赤いニキビ跡

赤みタイプは、ニキビ跡として最もよく見られる症状です。

ニキビの炎症によって肌がダメージを受けると、治癒のために毛細血管が新たに作られます。毛細血管が増えたことによりそこを流れる血液も増えるため、肌に赤みが現れてしまいます。

赤みのニキビ跡は肌のターンオーバーによって自然に治ることが多く通常2~3か月、遅くても6か月程で目立たなくなります。

ただし、同じ場所に繰り返すなどして肌の真皮までダメージを受けてしまうと、傷ついた毛細血管から出血が起こり紫っぽい跡が現れることも。この場合は体の持つ治癒力だけに頼るのは難しくなってしまいます。

2.茶色の跡

茶色いニキビ跡

ニキビがあったところに茶色い色素沈着が起こる時があります。このタイプは、炎症が起こった皮膚を守るためにメラニン色素が生成されるのが原因です。もともと色黒の方や、日焼けしている方に起こりやすい症状です。

肌のターンオーバーによって徐々に薄くなっていきますが、紫外線や外部からの物理的な刺激などでシミ化してしまう場合もあるのでなんとか改善したいところ。

3.毛穴の開き・クレーター

ニキビ跡

さらに重度になると、開いた毛穴やクレーターのようなへこみ が残ってしまいます。
このタイプは、ニキビを爪でつぶしたり、ニキビが繰り返し起こり毛穴の構造が壊れることで起こる症状です。
この場合、真皮までダメージを受けてしまっているので、自然治癒や自宅でのケアなど自力で綺麗にすることは出来ません。

毛穴が広がってしまうタイプ、細く深く針で刺したようなアイスピックタイプ、でこぼことうねりのあるローリングタイプ、平らにへこんでいるボックスタイプなどがあります。

4.しこり

しこりのように赤く盛り上がった状態が残るタイプも。ニキビによるダメージを修復するため、コラーゲンが過剰に作られることが原因です。
数週間で治るものもありますが、1か月以上経過しても治らない場合は、炎症が真皮まで達してしまっているため美容皮膚科などでの治療が必要なケースです。

ニキビ跡を治す手段3つ

生活習慣の見直しやスキンケア

ニキビ跡改善には、肌のターンオーバーを正常に戻すことと保湿が重要です。

ターンオーバーは通常28日周期ですが、睡眠や栄養の不足、ストレスによって崩れてしまっている人がほとんどです。生活習慣の見直しや日々のスキンケアによってニキビ跡の改善とともにニキビの発生を抑えましょう。

肌のターンオーバー

また、スキンケアに使用するものも「敏感肌用」などの肌に優しい洗顔料などを選ぶようにしましょ う。

  • アミノ酸系(ココイルグルタミン酸Na、ココイルメチルタウリンNa)
  • ベタイン系(コカミドプロピルベタイン、ラウラミドプロペルベタイン、ココアンホ酢酸Na)

上記の弱酸性成分がメインのものがおすすめ。

どのようなタイプのニキビ跡の治療においても、生活習慣やスキンケアは基本となりそうです。

内服薬や医薬品クリーム

軽度のニキビ跡であれば、保湿効果のあるものや、肌の新陳代謝をアップしてくれる外用薬のクリームで十分に改善できます。
また、メラニンを抑える効果のあるビタミンCやLシステインを取り入れるのも効果的です。

普段のスキンケアにプラスすることで手軽かつ効果的なケアができます。

美容皮膚科のレーザーなどの治療

最近増えてきているレーザーなどの治療。イオン導入、レーザーピーリング、レーザートーニング、ダーマペンなどなど本当たくさんあります。
即効性と確実性がありそうなので飛びつきがちですが、症状によっては逆に悪化させてしまう治療法もありますので、まず自分のニキビ跡はどんなタイプなのかを理解したうえで治療に移ることが大事です。

色・症状別ニキビ跡を綺麗に消すには

1.赤い跡

紫がかっていない赤みタイプのニキビ跡であれば、保湿をしっかりしてあげればOK!

ただし、紫がかっているニキビ跡や、6か月以上治らない赤いニキビ跡には美容皮膚科での治療が必要です。
先ほどご説明したとおり、赤いニキビ跡は毛細血管が過剰に作られたことによるもの。それが内出血を起こすと紫色のニキビ跡として現れます。
そのため、ヘモグロビン(血液)にアプローチできるフォト治療やVビームレーザーが効果的。

フォト治療は、IPLという光が血管やニキビの赤みを吸収分解することでニキビ跡やニキビを改善します。

Vビームレーザーは、毛細血管拡張症や血管腫などの治療に使われるもので、肌の赤い部分やヘモグロビンに反応して毛細血管を壊すことで症状を改善します。

赤いニキビ跡はそもそもダメージが深くないので、レーザーでも治療による肌へのダメージも少なく翌日からメイクも可能な場合が多いのが特徴です。

2.茶色の跡

茶色く色素沈着しているタイプのニキビ跡には、レーザーは逆効果
色素を破壊することはできるものの、レーザーの熱によって治療部分が火傷のような状態になることで再び色素沈着を起こす場合があるた めです。

そのため、美白効果のある外用薬+日焼け止めが おすすめ!

日焼け止めで色素沈着の悪化を予防しましょう。

外用薬クリームを選ぶ時のポイントは、「ハイドロキノン」「トレチノイン」。

ハイドロキノンは、肌の漂白剤と呼ばれるほど美白効果に優れています。メラニンを抑えることができるので、メラニン由来の茶色い色素沈着に効果的。シミや肝斑にも効果への効果も期待できます。

トレチノインは、ビタミンAの50~100倍効果があり、肌のターンオーバーを促進してくれます。肌の生まれ変わりとともにメラニン色 素を外に出してくれるので色素沈着をきれいにしてくれます。

どちらかだけでも良いのですが、メラニン抑制(ハイドロキノン)とメラニンを外に押し出す(トレチノイン)を組み合わせることでより効果が出やすくなります。

効果が実感できるまで数週間~数か月時間はかかりますが、ニキビ跡を悪化させることなく治療できて、
コストも抑えられるのが良いところでです。
トレチノインはターンオーバーの過程で皮が剥けたりヒリヒリする痛みが出る場合があるので、初めて使う方は低濃度から試してみてください。

コスメライトクリーム20gm(cosmelite)

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ハイドロキノン×トレチノイン

メラニン抑制と肌のターンオーバーがこれ1本で!

女性向けの医薬品に特化したコスメ・ファーマ・ラボラトリー社の製品です。

ジェネリック薬なので、もちろんコスパもばっちり◎

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レチノA0.025%/0.05%(RETINO-A Cream)

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ビタミンA誘導体のトレチノイン

肌のターンオーバーを促進して茶色いニキビ跡を消すトレチノインを配合。0.025%と0.05%の2種類あるので症状に合わせてお好みの濃度を選べます。

生まれ変わったようなつるつる肌へ

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メラライトフォートクリーム

高濃度ハイドロキノン4%

ビタミンCの100倍の美白効果があるハイドロキノンを高濃度で配合。ニキビ跡を消すだけでなく、抗酸化作用によって肌の老化まで防止してくれる優れモノ。

お手頃なので家に1本あるといいかも。

美白

3.毛穴の開き、クレーター

毛穴の開きやでこぼこしたクレータータイプは、スキンケアや外用薬だけで治すのは難しいので、レーザーなどの治療が必要

開いた毛穴には、毛穴を引き締めることが出来るレーザートーニングが効果的。特殊なレーザーを肌に照射することでメラニン色素を破壊し皮膚を引き締めてくれます。
微弱なレーザーで肌へのダメージを抑えながら毛穴の目立つニキビ跡を改善します。レーザーが微弱な分、
1クール5~6回を2クール続ける必要があります。

へこみタイプのニキビ跡には、フラクショナルレーザーが効果的。
レーザーで皮膚に小さな穴をあけることで、肌が本来もつ治癒力(自然治癒力)を引き出し肌を再生していく治療法です。真皮深層まで届くので重症ニキビ跡に効果的で、1回の治療で10%~15%の肌が再生すると言われています。毛穴の開きにも有効です。

よく耳にするダーマペンも、皮膚に穴を空けることで毛穴やニキビ跡などを目立たなくするものですが、レーザーではなく針を使用する点が異なります。そのため、熱エネルギーが発生するレーザーのほうが効果が高くなっています。また、レーザーは色素沈着にもアプローチできるので、シミや肌のトーンアップも同時に出来ます。

4.しこり

しこりタイプに対しては切開手術とレーザー治療があります。
手術になるのは、ニキビ跡のしこりによく似た粉瘤(定期的に腫れたり中から膿のようなものが出てくる)の場合が多く、ニキビが原因のしこりであればフラクショナルレーザーが効果的です。

フラクショナルレーザーは3~5回で効果が出てくるのですが、ダウンタイムが1週間ほどあるのがネックです。

最後にもう一言…

ニキビ跡と一口に言っても、タイプによって治療法が全く異なるので、まずは自分のニキビ跡がどんな色なのか?どんな状態なのか?を把握することが大事です。

今回は、レーザーなどの治療は代表的なものを取り上げましたが、かなり種類があるのでクリニックでしっかり相談して治療を始めてください。

また、ニキビを繰り返すとニキビ跡も重症化しやすいのでニキビができないように対策もするとより良いでしょう。

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