ザイプロン10mg/20mg(Zyplon) ソナタジェネリック

ザイプロンとは

医薬品名

ザイプロン(Zyplon)

メーカー

ウィンライフファーマ(WinLife Pharma)

有効成分

ザレプロン(Zaleplon)

効果・効能

不眠症(睡眠障害)の改善

剤形

カプセル(capsule)

ザイプロンはマイスリー・アモバン・ルネスタと同じ非ベンゾジアゼピン系の睡眠薬です。

有効成分のザレプロンは、脳内の中枢神経に位置するGABA受容体に作用することで脳の活動を抑制し眠気を誘発します。

服用後は15分ほどで効き始め持続時間も1時間ほどと短いのが特徴で、睡眠障害の中でも特に入眠障害に高い効果が期待できます。

また、入眠障害や夜間覚醒の症状が現れた後でも服用することが可能で、翌日まで持ち越す心配が少なく利便性に優れています。

製造元のウィンライフファーマ社はインドのニューデリーに本拠地を置く製薬会社で、抗生物質からサプリメントまで幅広い医薬品の製造・販売を行っています。
同社はISO 9001:2008認証を取得しており、製造する医薬品は高い品質と安全性を有しています。

効果・効能

ザイプロンは非ベンゾジアゼピン系に分類される不眠症(睡眠障害)の治療薬です。

即効性に優れるとともに血中濃度の半減期が1～1.5時間程度と非常に短いため特に入眠障害に対して高い効果が期待できます。

有効成分のザレプロンはGABA(γ-アミノ酪酸)受容体の一種であるGABAa受容体に結合し、その受容体を活性化することによって脳内の神経活動を抑制する作用があります。これにより、鎮静作用が得られ入眠が促進される仕組みです。

従来のベンゾジアゼピン系睡眠薬とは異なり、特にα1サブユニットに選択的に結合するため、ベンゾジアゼピンと比較して依存性や耐性が生じにくいとされています。

また、GABAはリラックスやストレス軽減とも関わりがあるため、ザイプロンの服用によって脳内で自律神経のバランスを整えてくれる効果が期待できます。

飲み方・使い方

ザイプロンは就寝直前または眠れない時に1日1回10mgを水もしくはぬるま湯で服用してください。
用量は最大で20mg/日まで増量できますが、初めて使用する場合はハイプロン10mgから服用してください。

服用後は15分ほどで効果が現れ始め効果は数時間ほど持続します。

この薬は短期間の使用のみを目的としているため、7～10日経っても症状が改善しない(悪化する)場合は医師に相談し5週間以上に渡る服用を避けてください。

また、薬は急に服用をやめると離脱症状が現れることがあるため服用中止の際は用量を少しずつ減らすなど必要に応じて対処してください。

カプセルはなるべく湿気や熱、日光を避けて常温で保管してください。また、誤飲を避けるため子供やペットがいる場合には保管場所に細心の注意を払ってください。

副作用

ザイプロンは服用により以下の副作用が起きることがあります。
これらの症状はほとんどの場合一時的なもので、体の順応で低減する可能性もあるため治療も必要としません。

ただし、もし持続したり程度が気になる場合は医師に相談しても良いでしょう。

ただし、以下の副作用が現れる場合は薬の使用を中止しただちに医師の治療を受けてください。

特に以下の症状が現れる場合は緊急の治療を受けてください。

相互作用

ザイプロンはアルコールや高脂肪食と併用しないでください。

また、以下に該当する場合は医師に確認し安全性を確認した上で薬を服用してください。

影響を及ぼす可能性はその他にも処方薬や市販薬からビタミン、ハーブに至るまで数多くの成分が挙げられます。
これらの相互作用はあくまで代表的なもののみでその全てについて列挙しているわけではありません。ご注意ください。

禁忌・注意点

有効成分のザレプロンにアレルギーがある、健忘を起こしたことがある、18歳未満、妊娠中・授乳中の方はザイプロンを服用しないでください。

健忘は服用後の(活動した形跡はあるが)記憶がない状態で、これは服用後に眠らず行動を取っていると起こりやすいものです。
重傷を負ったり死亡する可能性もあるため服用後は必ず入眠し、もしこの症状が起こる場合は薬の服用をやめ別の治療法を検討してください。

また、以下に該当する場合は服用前に必ず医師に相談し安全性を確認した上で薬を服用してください。

その他にも、思考や反応を損なう副作用を引き起こす可能性もあるため、薬が体に及ぼす影響がわかるまで運動や機械操作など危険を伴う行動を避けてください。

ザイプロンの鎮静効果は特に高齢者の方に強い可能性があり、転倒や怪我には十分にご注意ください。