シミ(特に肝斑)に有効性が高く副作用が少ないとして、中高年の肌質改善のためには今や欠かせない存在とも言えるトラネキサム酸。
しかし、トラネキサム酸を含む商品は化粧品から医薬品まで数限りなく「一体どれを選べば良いの?」とお困りの方も多いでしょう。
そこで、今回はそんなトラネキサム酸含有のアイテムについて選び方のポイントから効果的な使い方までわかりやすく徹底解説してまいります。
医薬品と市販品は何が違うの?
トラネキサム酸を含む商品は世に多く溢れていますが、実はその種類は大きく医薬品と化粧品(市販品)に分けることができます。
その違いは有効成分トラネキサム酸の1日量で、以下の通り3倍近くと大きな開きがあるのがわかります。
- 市販品
1日分最大量750mg - 医薬品
1日分最大量750~2,000mg
…が、市販品も同量飲めば良いだけの話でその点に大きな差はなく、極端に有効成分量が少ないのでなければお好みの商品を選んで良いでしょう。
ただ、トラネキサム酸は副作用が起こるリスクが極めて低いことで知られてはいますが、それでも体に合わない方もいらっしゃいます。
アレルギーや合わないリスクも一応ゼロではありませんので、もし持病などで体質的に心配がある場合はまず化粧品から体に慣れさせた上で高用量服用する方が無難ではあります。
長期的に飲み続けても大丈夫なもの?
なお、トラネキサム酸は2年間内服し続けた試験では長く続ければ続けるほど改善率が高くなることも明らかになるなど、実は年単位で続けても特にリスクが増減すると言ったことはないとされています。
…が、一方では血栓リスクがあるので長期服用はすべきではないとの意見もあります。
中止すると結局肝斑が再発しやすくなるので、どちらかと言うと長期的に服用した方が肝斑に対してはより効果的に使うことができますが、自己判断での長期服用は念のため避けた方が良いかもしれません。
併用により効率的にシミ除去できる薬
また、トラネキサム酸はハイドロキノンとの併用により効率的に改善が可能で、実はこの組み合わせが治療の第一選択となります。
さらに、それでもダメならトレチノインという薬を併用することも可能なので、併せて使いたいこれらの塗り薬についても解説してまいります。
ハイドロキノンとは…
ハイドロキノンは珈琲や紅茶にも含まれる天然の物質で、メラニンを抑制する強力な漂白作用をもつのが特徴です。
簡単に説明すると、シミの原因物質・メラニンの産生を抑えてくれる作用によりメラニン増加が抑えられ肌のシミ(黒ずみ)も薄くなるという仕組みですね。
ビタミンCとトラネキサム酸内服+ハイドロキノンとトラネキサム酸塗布4ヶ月。
写真だとすごく分かりにくいけど、一番大きかったシミがどこにあったかわからないほど。
#しゆいの皮膚科で肝斑対策
3週間半でどんな効果が出かというと
1番気にしてた右目から2cm半ほど下に出来てた縦が約1.8cm横が1.5cm程の大きなシミが薄茶からピンクに色が変わって来たこと!
左右非対称なので肝斑じゃない?シミ?
1番薄い茶色だったから根深くなかったのかしら…?
ただし、ハイドロキノンはトラネキサム酸に比べるとやや肌刺激になりやすく人により赤みや熱感が生じることもあります。
こちらも心配な場合はいきなり顔につけたりはせず首や手などから始めてチェックしたり体に慣らしたりするのが良いでしょう。
ハイドロキノン4%配合・メラライトフォートクリーム
メラライトフォートクリーム(melalite forte cream)はニコラス・ピラマル社が製造・販売している美肌・シミ消しに役立つ医薬品です。
有効成分のハイドロキノンにはメラニンの産生を妨げる作用があり、美白効果により肝斑などのシミ改善が期待できます。
トラネキサム酸10%配合・メラノTXクリーム
メラノTXクリーム(Melano-TX Cream)はトラネキサム酸10%配合の外用クリームです。
トラネキサム酸の他にも、美白作用のあるアルブチンも配合されていて、シミやそばかす予防に役立ちます。
副作用自体も少ないため内服薬としてのトラネキサム酸の副作用に抵抗がある方にもおすすめです。
トレチノインとは…
また、こちらのトレチノインはビタミンA(誘導体)の一種で、肌のターンオーバーを促進してくれるのが特徴です。
シミの原因となるメラニン色素を排出してくれるのはもちろんのことですが、その他にもニキビやニキビ跡、光老化(シワ・たるみ)など幅広い肌のトラブルに対して改善が期待できます。
ツルンって色均肌なりそー
こないだ注文したクッションファンデ使うの楽しみすぎる
なお、ターンオーバーを促進することにより人によっては脱皮のような形で皮向けや刺激感が出ることもあります。
重ねての注意になってしまいますが、肌トラブルを避けるためやはり最初は顔以外での箇所から慣らして使った方が良いでしょう。
ただし肝斑以外のシミには効果がない場合も
なお、トラネキサム酸はあくまで肝斑のみに対して効果がある薬なので原因が他のシミだった場合には効果が期待できません。
実はシミには大きく分けて以下の4種類があるので、トラネキサム酸は特に③の肝斑に対して有効な薬なので①や④など別のシミでお悩みの場合は別の薬を選ぶ必要が出てきます。
(特に年齢を重ねていると①+③、①+④などシミの上にシミが重なっていることも多く、トラネキサム酸1本で全解決とはなかなかいかなかったりします)
- 老人性色素斑
いわゆる一般的なシミのこと。老人性と言いつつも年齢はあまり関係がない。 - 雀卵斑
いわゆる”そばかす”のこと。若い頃に多く歳を重ねるとともに薄くなるのが特徴。 - 肝斑
加齢により増えるシミ。詳しい原因は不明だがトラネキサム酸で改善できる。 - 炎症性色素沈着
傷や火傷などの後にできるシミ。放っておけば治るが1年経っても消えない場合は定着した可能性あり。
①老人性色素斑を改善するなら…
老人性色素斑は別名で日光性黒子とも言われていて、その名の通り原因は日光による光老化やそれに伴う肌刺激などが原因になります。
なので、毎日の日焼け止めとヒルドイドによる保湿により改善できるものでもあります。
シミの原因は大きく3つ
→紫外線が肌刺激に
→水分量不足が肌刺激に
→摩擦が肌刺激に
しかも、ヒルドイドと日焼け止めは安価な上に赤ちゃんにも使えるくらい安全性が高く副作用がほぼないのも特徴。
ぜひ毎日のルーティンに取り入れてみてください。
有効成分1.5倍、本家ヒルドイドの高濃度クリーム
ヒルドイドフォルテクリームは、サンタ・ファーマ社が製造・販売しているアンチエイジング・保湿クリームです。
美容皮膚科でもおなじみのヒルドイドですが、こちらは有効成分が国内製品の1.5倍でお肌のトラブルにもより迅速に対応。
クリームタイプはこっくりした使用感で顔や肌など特に広い範囲の保湿におすすめの商品です。
有効成分1.5倍!ヒルドイドフォルテ(ジェル)
ヒルドイドフォルテジェルは、トルコのサンタ・ファーマ社が製造・販売しているアンチエイジング・保湿クリームです。
美容皮膚科でもおなじみの保湿成分で、怪我による皮膚変色から乾燥まで幅広い肌トラブルを改善する効果があります。
ジェルタイプはさっぱりした使用感ですが皮膚刺激を感じる場合はクリームタイプを選びましょう。
④炎症性色素沈着を改善するなら…
火傷や傷由来のシミは自然回復で1~2年ほどで治るものではありますが、もしいつまでも消えない場合はやはりハイドロキノンとトレチノインを使うことで改善が見込めます。
ちなみに市販薬のビタミンCなども有効性が高くホームケアレベルで対応可能なシミですが、何をしても治らない場合は最終的にはレーザー治療が検討されることもあります。
今回紹介した医薬品一覧
トラネキサム酸の選び方のまとめ
トラネキサム酸は市販品では1日分最大量750mg、医薬品では1日分最大量750~2,000mgのものが販売されています。
中身は同じなのでお好みで選んでいただければ問題ないかと思いますが、当サイトのような個人輸入通販を利用すれば医薬品のトラネキサム酸を格安で購入することも可能なので検討してみてください。
また、トラネキサム酸が効かないシミへの治療薬も、予防~今あるシミ消しまで役立つ美容薬を多数ご用意しております。
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投稿者:ラククル管理人
ラククルのコラム・商品登録・サポートなど様々な業務を担当しております。ECサイトの運営は15年になります。これからもよろしくお願いいたします。