睡眠効果の高い抗うつ薬・レスリン、睡眠薬として使用した時の良し悪し

睡眠効果の高い抗うつ薬・レスリン、睡眠薬として使用した時の良し悪し

レスリンと言えば世に登場してから30年以上経つ古い世代の抗うつ薬ですね。

抗うつ剤としては誰も使っていないのですが、この抗うつ薬には副作用で眠くなるという変わった性質があり最近では睡眠薬として転用されることが多いようです。

果たして、抗うつ薬を睡眠薬代わりに使うとどんな効果があるものなのでしょうか…?

抗うつ薬なのになぜ睡眠薬代わりに?

レスリンはSARI(第二世代)と呼ばれる古いタイプの抗うつ薬なので、睡眠薬としての使用は適応外…なのですが、実は睡眠薬として処方されることが結構多いです。

レスリンは脳内で「α1」「5-HT2」「H1」の3箇所の受容体をブロックすることでうつ病に効く薬なのですが、実はこの3つとも全部がブロックすると眠くなる副作用が知られています。

なので、この「3つの眠くなる副作用」によってレスリンは抗うつ薬なのに明らかに強い眠気が起こるんですね。

副作用の眠気が強すぎる

むしろ、抗うつ剤としてレスリンを使うとなると日中も眠気が強く出すぎてしまい続けることが難しいものです。

それくらい強めに眠気が出るので、この副作用を逆手に取って睡眠薬代わりに使われることが多いんです。

レスリンの格安ジェネリック・トラゾニル

トラゾニル(trazonil) 50mg/100mg

トラゾニルは、インタス・ファーマ社が製造・販売している第二世代の抗うつ薬です。

レスリンと同じ有効成分トラゾドンを含むため、安価ながらも高い効果が期待できます。

睡眠薬としての睡眠効果は…

レスリンは睡眠薬として使用した場合、睡眠障害の症状の中でも

  1. 入眠障害
    眠りたくてもなかなか眠れない
  2. 中途覚醒
    寝てもすぐに起きてしまう
  3. 早朝覚醒
    本来起きるよりも何時間も前に起きてしまう
  4. 熟眠感欠如
    寝ても寝ても眠れていた感覚がない

特に②、③、④の症状に対して強い効果を発揮してくれます。

睡眠薬とそれぞれ効果を比較してみるとちょうど短時間型睡眠薬のリスミーやエバミールと同じようなはたらきですね。

立ち上がり血中濃度ピーク半減期
レスリン遅い3.5時間10時間
デパス早い3時間6時間
リスミー早い3時間10時間
エバミール早い1.5時間10時間

服用すれば6時間ほどはしっかり効いてくれてグッスリ眠ることができます。

ただ、その一方で薬の立ち上がりはすごく遅いので入眠障害に対しての効果はあまり期待できません。ツイッターを見ると稀に「レスリンを飲んでも眠れない」という方がいらっしゃいますが、普通に他の薬を使った方が良いでしょう。

寝付きの悪い方に最適・入眠障害に強い薬

サッと効いてサッと引く・ハイプロン

ハイプロン10mg(hyplon)ソナタジェネリック

ハイプロンは、コンサーン・ファーマ社が製造・販売している超短時間型の非ベンゾジアゼピン系睡眠薬です。

ソナタと同じ有効成分ザレプロンを同量含むため、安価ながらも高い効果が期待できます。

当サイトでは100錠3,280円~と格安価格にてご用意しております。

ハイプロンはZ薬と呼ばれるタイプの非ベンゾジアゼピン系睡眠薬で、服用後10分で効果が現れて半減期が1.5時間と完全に入眠障害に特化した点が特徴です。

ルネスタと違って苦味もなく飲みやすいですが、カプセル型なので用量の調整が難しいのが難点。

ルネスタジェネリック・ハイプナイト

ハイプナイト1mg/2mg/3mg(Hypnite)ルネスタジェネリック

ハイプナイトは、コンサーン・ファーマ社が製造・販売している超短期型の睡眠薬で非ベンゾジアゼピン系の中でもZ薬と呼ばれるタイプです。

ソナタと同じ有効成分ザレプロンを同量含むため、安価ながらも高い効果が期待できます。

ハイプナイトは日本でも苦味でおなじみルネスタのジェネリックで依存性の少ない非ベンゾジアゼピン系の薬です。

こちらも30分ほどで効き始めて数時間持続する入眠障害の方向けの薬ですが、超短時間型の中では一番効果時間が長いので中途覚醒に対しても少しだけ効果が見込めます。

ただし、レスリンにはこんなデメリットも…

非ベンゾジアゼピン系で副作用も少なく離脱症状の心配もほぼなし。

リスミーやエバミールなどベンゾジアゼピン系睡眠薬が効かない方でも使える便利なレスリンですが、もちろんメリットばかりではありません。

睡眠薬として使う上で覚えておくべき弱点もありますので、これも併せて知っておきましょう。

①効き始めるまでが遅い

レスリンは飲み続けることで身体の中に少しずつ薬の成分が溜まっていくタイプの薬で、十分な効果が出始めるまでには2週間ほどかかる場合があります。

不安や不眠に対しては効果がすぐに現れることもありますが、頓服で使用していて全く効果がない場合は飲む頻度か切り替えを考えた方が良いかもしれません。

②翌日への持ち越しにご注意を

レスリンは薬を飲み始めてから血中濃度がピークになるまで3~4時間、そこから濃度が半減するまで6~7時間かかるので場合によっては次の日の日中まで効果を持ち越してしまうことがあります。

もちろんこれは人それぞれの体質によるところも大きいのですが、SNSを見る限りでは結構な割合で持ち越してしまう方がいらっしゃるようです。

ひとは@ADHD@hitoha18_b
新しく出してもらったレスリン、なんかすごく眠気が残るような…
午前11:24 · 2020年4月12日
茶🥀@shrn_9
レスリン効くけど残るなぁ…… 一番短期作用と聞くけどやっぱり起きられなくなる。
午前10:15 · 2012年11月19日
Masahiko KIMOTO 木本雅彦@masahiko_kimoto
レスリンとか確かに寝れるんだけれど、朝残る。つらい。
午後2:55 · 2017年6月25日

そのため、もし持ち越しが発生してしまうようであれば

  • 薬の量を減らす
    睡眠薬としての効果が薄れるが持ち越しが減る。ベストな用量を探っていく必要がある。
  • なるべく早い時間から飲む
    レスリンは飲んでから効き始めるまでが遅いので、睡眠2~3時間前に先読みして飲んでおくことでベストな効果を得やすい

といった工夫で改善できる場合があります。

持ち越しがあると転倒や事故など思わぬ怪我をする可能性も高いので、薬に十分慣れるまでは運転や運動などはなるべく控えた方が良いでしょう。

最後にもう一言だけ…

レスリンは慢性的な睡眠障害に悩む方にはかなり効果的な薬なので、もし「今使っている睡眠薬や抗不安薬がぱっとしない…」という場合は一度切り替えを検討してみても良いかもしれません。

睡眠障害の薬の効き具合は人それぞれ異なるもので、自分に合わない薬が人にとってバッチリなんてこともあるあるです。

きっと自分の体質に合った薬があるはずなので、ぜひいろいろな薬や組み合わせを試してみていただきたいですね。

確かな効果のある医薬品のみ

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