年々進化を遂げ利便性が向上しているED治療薬ですが、ゲップが出たり胃酸が上がってきたりと胸焼けの副作用が気になる方が多いようですね。
今回はED治療薬バイアグラ、レビトラ、シアリスを飲んだ時に起こる胸焼けについて、原因と対策を徹底解説していきます！
ED治療薬(バイアグラ、レビトラ、シアリス)で胸焼けが起こる理由とは
バイアグラ、レビトラ、シアリスといったED治療薬は陰茎海綿体平滑筋を弛緩(緩ませる)させることで海綿体への血流を増やし勃起を起こす作用があります。
平滑筋は自分の意志では動かせない筋肉で、収縮したり緊張を保ったりすることで血管や内臓の働きを維持しています。
平滑筋は胃や食道にも存在していて普段は胃の中のものが逆流しないように働いていますが、ED治療薬によって陰茎海綿体平滑筋以外の平滑筋も弛緩される場合があり、そうすると胸焼けや胃の不快感といった副作用の原因になってしまいます。
臨床試験のデータを見ると
ED治療薬による胸焼けや胃の不快感、消化不良といった消化器系の副作用は臨床試験(承認時の外国データ)でも確認されています。
バイアグラ
| 25mg | 50mg |
|---|---|
| 5.13% | 9.78% |
引用元：https://www.viatris-e-channel.com/viatris-products/di/pdf/vgr01if.pdf
レビトラ
| 2.5mg | 5mg | 10mg | 20mg |
|---|---|---|---|
| 1.4% | 2.0% | 10.6% | 12.4% |
シアリス
| 20mg |
|---|
| 12.4% |
引用元：https://med.nippon-shinyaku.co.jp/product/cialis/doc/if_cialis/
特にレビトラ20㎎とシアリス20㎎では胸焼けを始めとする消化器系の副作用が出やすい傾向にあるようです。
また、用量が増えると副作用の発現率も高まることもこの結果からよく分かるかと思います。
実際に胸焼けの副作用を経験した方も
実際にED治療薬を使っている方の中にもやはり胸焼けの副作用を経験したという声があって…
ロングタイプ便利だから我慢して飲んでるけども。。
ただ、頭痛と鼻づまりの副作用は少しキツかった。あと3～4時間後くらいに胸やけしてきて半日ほど続きました。
次回はもう半分にして25㎎で試してみます。
このように、その日の体調や使う用量によっては副作用が出やすくなってしまうんですね。
ED薬で起こる胸焼けへの対処法
臨床試験でのデータや口コミを見ても胸焼けの副作用は少なからず出てしまうのは事実です。
ただ、なるべく胸焼けを抑える方法もありますのでここでは具体的な対処法を紹介していきます！
①食事の仕方に気を付ける
ED治療薬を服用する前に食事をする場合、食べる物に注意すると胸焼けの副作用を抑えることができます。
以下のような胃酸の分泌を強めたり逆流を起こす食べ物はなるべく控えるようにしましょう。
また、食事のあとすぐに横になると胃酸が食道に逆流し胸焼けを起こしやすくなりますので注意が必要です。
- 食べ物：天ぷらやカツなどの揚げ物、脂肪分の多いもの、チョコレート、パイナップルなど酸味の強いもの
- 食飲み物：アルコール、コーヒー、炭酸飲料、紅茶
- 食その他：タバコ
食事内容によってはED治療薬の効き目が弱まることがあるので、胸やけを防ぐ目的以外でもこれらの食べ物はなるべく避けるのが無難です。
②用量を調節する
一番手っ取り早いのが用量を調節する方法です。
先ほどの臨床試験のデータでも用量が少ないほど副作用の発現率も低かったように、単純に用量を減らせば胸焼けも出にくくなります。
その分効果も低減してしまう可能性もあるのがデメリットではありますが、ED治療薬は何度か使ううちに副作用が軽減していくパターンが多いため、まずは低用量か身体をならしていくのも有効でしょう。
③胃薬を服用する
それでも改善しない場合は胃薬を飲むことで胸焼けを抑える効果が期待できます。
有効な胃薬としては、胃酸を抑える作用のある「ガスター」や「タケプロン」がおすすめです。
ガスターは服用から30分ほど、タケプロンは服用から1～2時間ほどでで効き始めどちらも8時間ほど効果が持続します。
ドラックストアなどで購入できる市販薬のガスターでも問題ありませんが、処方薬のタケプロンの方が胃酸を抑える力は強くなっているためおすすめです。
胸焼けが気になる方は病院で処方してもらうか、当サイトのような個人輸入通販の利用を検討してみてください。
ファシッド20mg/40mg(Facid)ガスタージェネリック
ファシッド(Facid)はインドトップ10に入る大手製薬会社インタスファーマ社が製造・販売する日本でもおなじみ「ガスター」のジェネリック医薬品です。
有効成分のファモチジンが胃酸の分泌が抑え胃炎などの痛みを和らげるほか、ED治療薬の副作用で起こる胃荒れや胸焼けの予防にも効果が期待できます。
ランソプラゾール15mg(Lansoprazole)タケプロンジェネリック
ランソプラゾール(Lansoprazole)はUKジェネリックが製造・販売するタケプロンのジェネリック医薬品です。
有効成分のランソプラゾールが胃酸の分泌にかかわるプロトンポンプに作用することで強力に胃酸の分泌を抑える効果が期待できます。
ED治療薬による胸焼けのほか、「胃がキリキリする」「胃酸が逆流する」といった症状緩和に役立ちます。
服用するタイミングとしては胸焼けを感じてからで問題ありませんが、もし頻繁に胸焼けが起こるのであればED治療薬と一緒に服用しても大丈夫です。
また、効果時間が長いことで知られているシアリスは最大36時間効果が続きますので、胃薬は1日2回服用するようにしましょう。
それでもダメなら他のED治療薬を使ってみる
日本で有名なのはバイアグラ、レビトラ、シアリスの3種類ですが、実はそれ以降も開発は続いていて副作用がさらに軽減されたED薬も存在しています。
色々試してみたけどやっぱり胸焼けが起こるのであれば、他のED薬を試してみるのも一つの手でしょう。
良いところ取りの第4世代ED治療薬・アバナ
アバナは日本の田辺製薬が開発した第4世代ED治療薬で、勃起力は高いのに副作用は少ないといった従来のED治療薬の良いところ取り的な薬になっています。
アバナ・アヴァナ50mg/100mg/200mg(avana)
アバナ(avana)はインドのジェネリック医薬品大手サンライズ・レメディーズ社が製造・販売する第4世代ED治療薬です。
有効成分のアバナフィルは従来のED薬の「良いところ取り」と言われていて、勃起力の高さ・30分ほどで効き始める即効性・副作用の少なさが特徴です。
アジア人向けの第5世代ED治療薬・ザイデナ
そしてアバナの次に開発されたのが第5世代のザイデナです。
特徴は何と言っても「アジア人向け」に開発されている点で、副作用や食事の影響が少ないながら効果は10～12時間としっかり半日持続するのが特徴です。
日本ではまだまだマイナーですが、開発国の韓国ではうなぎ登りの人気になっているようです。
ズデナ100mg/200mg(zudena)ザイデナジェネリック
ズデナ(Zudena)はインドのサンライズ・レメディーズ社が製造・販売するザイデナのジェネリック医薬品です。
アジア人の使用に特化しているため日本人が使いやすく、従来に比べて食事の影響や副作用が軽減されています。
勃起力はマイルドながら、10～12時間効果が持続するためどんなシチュエーションでも使いやすいED治療薬です。
「塗る」ED治療薬・エロクソン
さらに最近ではもはや服用の必要がない「塗る」ED治療薬も誕生しています。
イギリスで開発されたエロクソンは、性行為の直前に陰茎頭部に塗布することで亀頭部分が冷却されその後温まることで陰茎の終末神経が刺激され、血管拡張・血液流入が起こり勃起する仕組みのED治療薬です。
ピンポイントに作用するため内服薬に比べて圧倒的に副作用が少なく、飲食も普段通りできるため利便性が高くなっています。
勃起力はバイアグラやシアリスなどのED薬に比べるとマイルドではありますが、副作用が心配な方や薬には抵抗がある方に特に人気です。
エロクソン(Eroxon)勃起不全治療用ゲル
エロクソン(Eroxon)はイギリスの製薬会社フューチュラ・メディカル社が製造・販売するジェルタイプのED治療薬です。
従来のように薬効によって陰茎に血液を集め勃起を促すのではなく、物理的な作用で勃起を起こす画期的なED薬で、臨床試験では約65%で性行為に十分な勃起の実現が確認されています。
また、効果の発現も10分以内に起こるためレビトラ以上の即効性を兼ね備えています。
ED治療薬で起こる胸焼けへの対処法のまとめ
割合としては少ないですが、ED治療の作用によってどうしても胸焼けの副作用が出てしまう場合があります。
ただ、服用前の食事や用量の調節、胃薬との併用によって軽減することもできますので、胸焼けにお悩みの方はぜひ試してみてほしいですね。
また、今の時代はED治療薬も進化していて副作用が軽減されたアバナやザイデナ、エロクソンといった薬もありますのでこちらもぜひご検討ください。
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