バルクロビル500mg/1000mg(Valclovir) バルトレックスジェネリック

バルクロビルとは

医薬品名

バルクロビル(Valclovir)

メーカー

ヒーリングファーマ(Healing Pharma)

有効成分

バラシクロビル(Valacyclovir)

効果・効能

(性器)ヘルペス、帯状疱疹、水痘などの感染症治療

剤形

タブレット(tablet)

先発薬

バルトレックス(Valtrex)

バルクロビルはヘルペス、帯状疱疹、水痘などの治療薬です。

先発薬バルクロビルと同じ有効成分バラシクロビルを含有したジェネリック医薬品で、先発薬と同等の効果が期待できながら低価格になっています。

バラシクロビルはヘルペスウィルス治療の第一選択薬としても知られており、ヘルペスウイルスのDNAを複製するDNAポリメラーゼという酵素の働きを阻害することでヘルペスウイルスの増殖を抑えます。

人間の細胞には影響を与えずウイルスに対してのみ作用する画期的な薬で、日本のヘルペス治療でも最も多く処方されるなど高い効果が期待できるのが特徴です。

製造元のヒーリングファーマはインドのムンバイに本拠地を置く製薬会社です。2017年創業の比較的新しい製薬会社ですが、最新設備のもと750以上の製品を手掛けるなど急成長を遂げる企業としても注目されています。 WHOのGMP(適正製造基準)の認定を受け製造を行っているため品質には定評があります。

効果・効能

バルクロビルの有効成分バラシクロビルはヘルペスウイルスに対する抗ウイルス薬で、ウイルス増殖をブロックすることで症状を緩和する効果が期待できます。

バルクロビルの先発薬バルトレックスは同じヘルペス治療薬ゾビラックスを改良して作られた医薬品で、体内での吸収性が高くなっています。

そのため、1日の服用回数が少なく、人間の正常な細胞にダメージを与えずウイルスのみに作用するようになっています。

また、継続的に服用することでヘルペスの増殖が抑えられるとともに免疫が回復して再発しにくくなる効果も期待できます。

飲み方・使い方

バルクロビルは症状に合わせて以下の用量を水かぬるま湯で服用してください。

性器ヘルペスの再発抑制に対するバルクロビルの服用により、セックスパートナーへの感染を抑制することが認められていますが、バルクロビル服用中もセックスパートナーへの感染リスクがあるため、コンドームを使用してください。

単純疱疹の治療においては、バルクロビルを5日間使用しても改善の兆しが見られないか悪化する場合には、他の治療に切り替えてください。ただし、初発型性器ヘルペスは重症化する場合があるため、10日間まで使用可能となっています。

成人の水痘の治療においては、バルクロビルを5〜7日間使用しても改善の兆しが見られないか悪化する場合には、他の治療に切り替えてください。

帯状疱疹の治療においては、バルクロビルを7日間使用しても改善の兆しが見られないか悪化する場合には、他の治療に切り替えてください。

性器ヘルペスの再発抑制療法は、性器ヘルペスの発症を繰り返す患者(免疫正常患者においては、おおむね年６回以上の頻度で再発する者)に対して行ってください。また、バルクロビルを1年間投与後、投与継続の必要性について検討することが推奨されています。

その他にも、ヘルペスウイルスによる病変はできる限り清潔で乾燥した状態に保つようにしてください。ゆったりとした衣服を着ることで病変の刺激を防げる場合もあります。

常温での保管が可能ではありますが、なるべく湿気や熱、日光を避けてください。また、誤飲を避けるため子供やペットがいる場合には保管場所に細心の注意を払ってください。

副作用

バルクロビルの有効成分バラシクロビルには一般的に以下の副作用を引き起こす場合があります。
これは特に医師の治療も必要としませんが、程度が気になる場合は医師にご相談ください。

ただし、服用後に以下の副作用が現れる場合はただちに使用を中止し医師の治療を受けてください。

特に65歳以上の成人で副作用が起こる可能性が高まります。

相互作用

バルクロビルを服用する前に、HIV/エイズ、免疫力の低下、腎臓病(透析を受けている)があるかどうか、腎臓または骨髄移植を受けたことがあるかどうかを医師に伝えてください。

バルクロビルは腎臓に有害な可能性があり、腎臓に害を及ぼす可能性のある他の薬と併用するとこれらの影響が増大します。

以下の薬剤とは併用にあり注意が必要なので、必ず事前に医師に確認の上使用してください。

その他にも使用している薬についてはすべて医師に伝えてください。
バルクロビルと一緒に特定の薬を服用する場合は、用量調整や特別な検査が必要になることがあります。

バラシクロビルと相互作用を引き起こす成分は、その他にも処方薬や市販薬からビタミン、ハーブに至るまで数多くの成分が挙げられるため全てについて列挙しているわけではありません。
これらの相互作用はあくまで代表的なもののみとなるためご注意ください。

禁忌・注意点

バルクロビルの成分に対しアレルギーがある場合は使用できません。

また、以下に該当する場合は使用にあたり注意が必要です。必ず事前に医師に確認の上使用してください。