ポスティノール2 0.75mg(postinor2)ノルレボジェネリック

ポスティノール2とは

医薬品名

ポスティノール2(postinor2)

メーカー

ゲデオン・リヒター(Gedeon Richter)

有効成分

レボノルゲストレル(Levonorgestrel)

効果・効能

女性の妊娠防止(緊急避妊)

剤形

タブレット(tablet)

ポスティノール2は女性向けの緊急避妊薬(アフターピル)で薬に含まれる女性ホルモンの作用によって排卵の遅延や子宮内膜への着床阻止が起こり妊娠を妨げます。
ノルレボと同じ有効成分レボノルゲストレルが含まれていて、24時間以内服用で95%という高い妊娠阻止率を誇りますが、48～72時間後に服用した場合は58%と確率が低下するのが難点です。

製造元のゲデオン・リヒターはハンガリーのブタペストに本社を置く製薬企業で、中・東欧を中心に40カ国以上に事業を展開する大手グローバル企業です。

特に婦人科の医薬品については100年以上の歴史を持つことで知られていて、緊急避妊薬やピルなどは人気のあるブランドとなっています。

なお、現在はポスティノール2を改良した新しいポスティノールが製造・販売されているため特に理由がなければこちらの利用をおすすめしております。

効果・効能

ポスティノール2の有効成分レボノルゲストレルは人工的に合成された黄体ホルモン(女性ホルモン)成分です。

服用により体の女性ホルモンバランスを一時的に排卵後と同じ状況に変化させる作用があり、妊娠に不可欠な

といった要素がすべて妨げられ、妊娠を阻害する効果があります。

飲み方・使い方

ポスティノール2は性行為直後の24時間以内(できれば12時間以内)に1錠をぬるま湯もしくは水で服用、その12時間後に2錠目を服用してください。
避妊率は24時間以内で95%程度とされていて、服用が早ければ早いほど避妊率が高まります。
服用は1回2錠までで、不安があっても過剰摂取はせず用法・用量を守るようにしましょう。

薬は常温保存が可能ですが湿気や熱、日光を避けて保管してください。また、誤飲を避けるため子供やペットがいる場合には保管場所に細心の注意を払ってください。

副作用

ポスティノール2の有効成分レボノルゲストレルは服用により副作用が起こる可能性があります。
以下に挙げる症状は治療を必要としない一般的な副作用ですが、もし症状の程度が気になる場合には医師に相談してください。

ただし、下腹部やわき腹部に強い痛みがある場合は卵管妊娠(子宮の代わりに卵管に着床する妊娠)の徴候の可能性があります。
卵管妊娠は緊急を要する事態のため、この場合はただちに医師に連絡するか救急車を呼んでください。

また、以下の症状はレボノルゲストレルのアレルギー反応の兆候です。
これらが現れる場合も同様にポスティノール2にただちに使用を中止し医師の治療を受けてください。

相互作用

発作、結核、HIV(エイズ)の薬を定期的に使用している場合は、医師または薬剤師に相談の上でポスティノール2を服用してください。 これは特定の薬物療法がレボノルゲストレルの緊急避妊効果を低下させる可能性があるためです。

レボノルゲストレルは母乳の生産を遅らせる可能性があるため、授乳中の場合も同様です。

その他にもレボノルゲストレルとの相互作用を引き起こす成分は、処方薬や市販薬からビタミン、ハーブに至るまで数多くの成分が挙げられます。
これらの相互作用はあくまで代表的なもののみで全てについて列挙しているわけではありません。ご注意ください。

禁忌・注意点

ポスティノール2の有効成分レボノルゲストレルに対してアレルギーがある場合は薬を服用しないでください。
その他、以下に該当する場合も同様です。