オルリジョン60mg(Orlijohn) ゼニカルジェネリック

オルリジョンとは

医薬品名

オルリジョン(Orlijohn)

メーカー

ジョンリー(Johnlee Pharmaceuticals Pvt. Ltd.)

有効成分

オルリスタット(Orlistat)

効果・効能

減量/痩身(ダイエット)

剤形

カプセル(Capsule)

先発医薬品

ゼニカル(xenical)

オルリジョンは服用によって腹囲の減少や内臓脂肪の減少などダイエット効果が期待できる医薬品です。

通常、食べ物から摂取した脂肪はすい臓のリパーゼという酵素によって分解・吸収されていますが、オルリジョンの有効成分オルリスタットはリパーゼの働きを阻害するため脂肪が分解されることなく便と一緒に排出されます。

これによって1日あたり100～200kcalもの油分の吸収が防げるためダイエットに役立ちます。

オルリスタットは1997年にアルゼンチンで承認されて以来、欧米など世界各国で5000万人以上の使用実績があり、日本でも2023年に厚生労働省から承認を受けています。

製造元のジョンリー社はインドのムンバイに本拠地を置く製薬会社です。ジェネリック医薬品を中心に低価格な医薬品を世界に提供しています。WHOのGMP認定を受け、品質管理や製薬は国際基準をクリアしているため日本でも安心して使用することができます。

効果・効能

通常、食事中に含まれる脂肪は、すい臓から分泌されるリパーゼという酵素によって脂肪酸とグリセロールに分解・消化され、消化管から吸収されます。

オルリジョンの有効成分オルリスタットは、消化管管腔内でリパーゼの活性を阻害することで食事中の脂質(トリグリセリド)が人体に吸収可能な遊離脂肪酸およびモノグリセリドへと加水分解されなくなります。

これによって、食事中に含まれる脂質や脂肪分の吸収が最大30%カットされそのまま便として排泄されるためダイエット(体重減少)に効果が期待できます。

特に普段から脂肪分の多い食事をする方への有効性が高くなっています。

飲み方・使い方

オルリジョンは食中・食事後1時間以内に1錠を水またはぬるま湯で服用してください。
1日最大3回(120㎎×3)まで服用可能ですが、必ずしも毎食摂取する必要もなく欠食があったり低脂肪食だった場合は省いても問題ありません。

ただし、服用によって脂溶性のビタミンA、D、E、K、βカロテンの吸収も低下するため、必ずマルチビタミンサプリも併用してください(薬の服用の前後2時間は避けること)。

服用後は24～48時間ほどで薬の効果が現れ始め、中止後は48～72時間ほどで服用前の状態へと戻ります(糞便の脂肪含量も同様)。

栄養バランスのとれた低カロリーの食事や適度な運動を取り入れるとより体重減少(ダイエット)効果を高めることができます。

なお、妊娠中の女性が薬を使用するのは推奨されていないため服用しないでください。

薬はなるべく湿気や熱、日光を避けて常温で保管してください。
子供やペットがいる場合には誤飲を避けるため保管場所には細心の注意を払いましょう。

副作用

オルリジョンは有効成分オルリスタットにより以下の副作用が起きる場合があります。

これは薬が適切に機能している徴候でもあり、体が慣れて低減していく可能性もあるため医師の治療も特に必要としません。

ただし、服用後に以下の副作用が現れる場合はただちに使用を中止し医師の治療を受けてください。

また、以下の症状はオルリスタットのアレルギー反応の兆候です。これらが現れる場合もただちにオルリジョンの使用を中止し医師の治療を受けてください。

相互作用

オルリジョン服用前後3時間以内のシクロスポリン併用、服用前後4時間以内のレボチロキシン併用は避けてください。

また、人によって高脂肪の食事は胃や腸に不快な副作用が生じることがあるためご注意ください。

その他にも、以下に該当する場合は必ず医師に相談し薬の安全性を確認した上で服用してください。

オルリスタットに影響を及ぼす成分は処方薬や市販薬からビタミン、ハーブに至るまで数多く挙げられます。
これらの相互作用はあくまで代表的なもので全てについて列挙しているわけではないためご注意ください。

禁忌・注意点

有効成分オルリスタットにアレルギーがある場合や吸収不良症候群(食物や栄養素を適切に吸収できない)がある場合はオルリジョンを服用しないでください。

その他、以下に該当する場合も同様に薬を服用しないでください。

過去に以下の疾病を患った経験がある場合には、必ず医師に相談し安全性を確認してから薬を服用してください。