フラジール 200mg/400mg(Flagyl)
登録日: 2024年4月10日 | 更新日: 2024年6月4日
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フラジール(Flagyl)の商品詳細
フラジールとは
- 医薬品名
- フラジール(Flagyl)
- メーカー
- アボット(Abbott)
- 有効成分
- メトロニダゾール(Metronidazole)
- 効果・効能
- トリコモナス症/細菌性腟症
- 剤形
- タブレット(tablet)
- トリコモナスの第一選択薬 フラジールは古くからトリコモナス症に使用される治療薬で、トリコモナス原虫に殺菌的に作用することで外陰部の痛みやかゆみなどの不快な症状を改善する効果が期待できます。
- 一般的な抗生物質とは異なる効き方 有効成分のメトロニダゾールは一般的な抗生物質が効きにくい嫌気性菌による細菌感染症や、胃炎や胃潰瘍の原因菌ヘリコバクター・ピロリ菌に対しても強い殺菌作用にも高い効果が期待できます。
- 高品質な先発医薬品 アメリカの世界的大手製薬会社アボット社の製品で、高い技術を有しており品質・安全性ともに高い評価を得ています。
フラジールは原虫や細菌を駆除する医薬品です。
主に膣トリコモナス症や細菌性膣炎に用いられる治療薬で、有効成分のメトロニダゾールが原虫や細菌に取り込まれることでタンパク質合成を阻害しDNAを切断し原虫・細菌を殺菌する効果が期待できます。
一般的な抗生物質のように細菌細胞を壊すのではなく、フラジールは原虫・細菌の遺伝子に作用して分裂・増殖を防ぐのが特徴です。なお、この時人間のDNAには作用せず、原虫・細菌にのみ選択的に作用します。
製造元のアボット・ラボラトリーズ社は、アメリカ・シカゴに本拠地を置く120年以上続く老舗の大手製薬会社です。 ジェネリック医薬品の分野も得意とし、日本をはじめ世界160ヶ国以上で医薬品や医療機器を製造・販売するなど品質や安全性の面でも評価が高くなっています。
フラジールは主にトリコモナス症(トリコモナス膣炎)に用いられる医薬品です。
トリコモナス症は主に性行為によってトリコモナス原虫に感染することで起こる性感染症です。
男性の場合は排尿時のかゆみや痛み、女性の場合はおりものの異臭や性交時の痛み、排尿時の不快感、泡だったおりものといった症状があげられます。
ただし、男女ともに無症状の場合が多く気が付きにくい感染症です。
放置すると前立腺まで広がって完治が難しくなったり、不妊の原因になる場合もありますので早めの治療が必要です。
フラジールは服用することでトリコモナス原虫に有効成分のメトロニダゾールが取り込まれ、タンパク質合成を阻害とともにDNAを切断することで分裂・増殖を防ぐ作用があります。
古くからトリコモナス症の第一選択薬として用いられてきた信頼と実績のある薬です。
効果・効能
フラジールは主にトリコモナス症や細菌性膣症に用いられるニトロイミダゾール系抗菌・抗原虫剤です。
有効成分のメトロニダゾールは原虫または菌体内の酸化還元系によって還元を受け、ニトロソ化合物(R-NO)に変化します。このR-NOが抗原虫作用および抗菌作用を発揮します。
また、微生物のDNAの二重鎖を切断し機能障害を起こすことで分裂・増殖を抑える作用もあり、これによって症状を改善する効果が期待できます。
詳しい適応菌種・適応症は以下の通りです。
- トリコモナス症(膣トリコモナスによる感染症)
- 嫌気性菌感染症
適応菌種：本剤に感性のペプトストレプトコッカス属、バクテロイデス属、プレボテラ属、ポルフィロモナス属、フソバクテリウム属、クロストリジウム属、ユーバクテリウム属
適応症：深在性皮膚感染症、外傷・熱傷及び手術創等の二次感染、骨髄炎、肺炎、肺膿瘍、骨盤内炎症性疾患、腹膜炎、腹腔内膿瘍、肝膿瘍、脳膿瘍 - 感染性腸炎
適応菌：本剤に感性のクロストリジウム・ディフィシル
適応症：感染性腸炎(偽膜性大腸炎を含む) - 細菌性腟症
適応菌種：本剤に感性のペプトストレプトコッカス属、バクテロイデス・フラジリス、プレボテラ・ビビア、モビルンカス属、ガードネラ・バジナリス
適応症：細菌性腟症 - ヘリコバクター・ピロリ感染症
胃潰瘍・十二指腸潰瘍・胃MALTリンパ腫・特発性血小板減少性紫斑病・早期胃癌に対する内視鏡的治療後胃におけるヘリコバクター・ピロリ感染症、ヘリコバクター・ピロリ感染胃炎 - アメーバ赤痢
- ランブル鞭毛虫感染症
飲み方・使い方
フラジールは症状に応じ必要な用量を水もしくはぬるま湯で服用してください。
- トリコモナス症(腟トリコモナスによる感染症)
1回250mgを1日2回、10日間を1クールとして服用してください。 - 嫌気性菌感染症
1回500mgを1日3回または4回服用してください。 - 感染性腸炎
1回250mgを1日4回または1回500mgを1日3回、10〜14日間服用してください。 - 細菌性腟症
1回250mgを1日3回またはは1回500mgを1日2回7日間服用してください。 - ヘリコバクター・ピロリ感染症
アモキシシリン水和物、クラリスロマイシン及びプロトンポンプインヒビター併用によるヘリコバクター・ピロリの除菌治療が不成功の場合、1回250mg、アモキシシリン水和物として1回750mg(力価)およびプロトンポンプインヒビター(※1)の3剤を同時に1日2回、7日間服用してください。 - トリコモナス症(腟トリコモナスによる感染症)
1回250mgを1日2回、10日間を1クールとして服用してください。 - アメーバ赤痢
1回500mgを1日3回10日間経服用してください。なお、症状に応じて1回750mgを1日3回を服用してください。 - ランブル鞭毛虫感染症
1回250mgを1日3回5〜7日間服用してください。
(※1)プロトンポンプインヒビターは、以下のいずれか1剤を選択してください。
- ランソプラゾールとして1回30mg
- オメプラゾールとして1回20mg
- ラベプラゾールナトリウムとして1回10mg
- エソメプラゾールとして1回20mg
- ボノプラザンとして1回20mg
薬はなるべく湿気や熱、日光を避けて常温で保管してください。また、誤飲を避けるため子供やペットがいる場合には保管場所に細心の注意を払ってください。
副作用
フラジールは服用により以下の副作用が起きることがあります。
これらの症状はほとんどの場合一時的なもので、体の順応や薬の効果が薄れるとともに回復するため特に医師の治療も必要としません。ただし、症状が重い場合は医師に相談しても良いでしょう。
主な副作用
トリコモナス症(腟トリコモナスによる感染症)、嫌気性菌感染症、感染性腸炎、細菌性腟症、アメーバ赤痢、ランブル鞭毛虫感染症
- 発疹
- 舌苔
- 食欲不振
- 悪心
- 胃不快感
- 下痢
- 腹痛
- 味覚異常
- AST上昇
- ALT上昇
- 総ビリルビン上昇
- Al-P上昇
- LDH上昇
- γ-GTP上昇
- Candida albicansの出現
- 暗赤色尿
- 発熱
ヘリコバクター・ピロリ感染症
- 発疹
- そう痒感
- 好塩基球増多
- 下痢
- 胸やけ
- 悪心
- 上腹部痛
- 味覚異常
- 口腔アフタ
- 舌炎
- 鼓腸
- 黒色便
- うつ病
- 頭痛
- 浮動性めまい
- 不安定感
- 眼精疲労
- 疲労
- しびれ感
ただし、服用により以下の症状が現れる場合はただちに使用を中止し医師の治療を受けてください。
治療が必要な症状
- 末梢神経障害
- 中枢神経障害
- 無菌性髄膜炎
- 中毒性表皮壊死融解症(Toxic Epidermal Necrolysis：TEN)
- 皮膚粘膜眼症候群(Stevens-Johnson症候群)
- 急性膵炎
- 白血球減少
- 好中球減少
- 肝機能障害
- QT延長
- 心室頻拍(Torsade de pointesを含む)
ヘリコバクター・ピロリ感染症
- 出血性大腸炎
相互作用
フラジールはアルコールとの併用により作用が増強する恐れがありますので併用を避けてください。
また、以下に挙げる薬を服用している場合は医師に相談し安全性を確認した上で薬を服用してください。
併用に注意が必要な薬剤
- リトナビル含有製剤(内用薬)
- ジスルフィラム
- ワルファリン
- リチウム
- ブスルファン
- 5-フルオロウラシル
- シクロスポリン
- フェノバルビタール
有効成分フラジールとの相互作用を引き起こす可能性は、その他にも処方薬や市販薬からビタミン、ハーブに至るまで数多くの成分が挙げられます。
これらの相互作用はあくまで代表的なもののみで全てについて列挙しているわけではないためご注意ください。
禁忌・注意点
有効成分のメトロニダゾールに対してアレルギーがある場合はフラジールを使用しないでください。
以下に該当する場合も同様です。
薬を使用できないケース
- 脳や脊髄に器質的疾患がある(脳腫瘍を除く)
- 妊娠3ヵ月以内の女性
また、過去に以下の病気にかかっていた(かかっている)経験がある場合は、服用前に必ず医師に相談し安全性を確認してから服用してください。
医師に相談が必要なケース
- 血液疾患
- 脳腫瘍
- コケイン症候群
- 血液透析を受けている方
- 肝機能障害
- 妊娠3か月を過ぎた女性
- 授乳中の方
- 小児
- 高齢者
その他、以下のことにも注意してください。
<ヘリコバクター・ピロリ感染症>
・プロトンポンプインヒビター(ランソプラゾール、オメプラゾール、ラベプラゾールナトリウム、エソメプラゾール又はボノプラザン)、アモキシシリン水和物及びクラリスロマイシン併用による除菌治療が不成功だった場合に使用を検討してください。
・行期胃MALTリンパ腫に対するヘリコバクター・ピロリ除菌治療の有効性は確立していません。
・特発性血小板減少性紫斑病に対しては、ガイドライン等を参照し、ヘリコバクター・ピロリ除菌治療が適切と判断される症例にのみ除菌治療を検討してください。
・早期胃癌に対する内視鏡的治療後胃以外には、ヘリコバクター・ピロリ除菌治療による胃癌の発症抑制に対する有効性は確立していません。
・ヘリコバクター・ピロリ感染胃炎に用いる場合は、ヘリコバクター・ピロリが陽性であることおよび内視鏡検査によりヘリコバクター・ピロリ感染胃炎であることを確認してください。
白血球減少、好中球減少があらわれることがあるので、定期的に血液検査を実施してください。
肝機能障害があらわれることがあるので、定期的に肝機能検査を実施してください。
よくある質問
- Q.フラジール服用中でも性行為はできますか？
- A.いいえ。フラジールを服用してもすぐに菌が消えるわけではありません。パートナーに感染させてしまう恐れがありますので、服用が終わり症状が無くなるまで性行為は避けてください。
- Q.薬は本物ですか？
- A.はい。ラククルは100%正規品保証の個人輸入代行サイトです。偽物や粗悪品が混ざることはありませんのでご安心ください。
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細菌性膣症が再発しやすく、だいたい月1回はなります。
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仕事柄性病にかかりやすいのでフラジールは欠かせません！！
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ある日からおりものの量が増え、魚が腐ったみたいなニオイが…
なんか変だと思い調べたらトリコモナスの症状に当てはまっていたのであわててフラジールを購入しました。
説明通りに飲んだらすっかり良くなったのでホッとしました。