2019年、アメリカで満を持して承認された女性用バイアグラとも言うべきバイリーシ。
令和になっても性欲が低下している女性に対しての薬はまだ種類が少ないだけに、男女問わずその効果に対して期待を集めているようですね。
しかし、実際のところ薬の評判や実用性はどうなのでしょうか…?
バイリーシとは
バイリーシ(有効成分ブレメラノチド)は、アメリカで2番目に開発された性欲が低下した女性のための医薬品です。一言で言ってしまえば媚薬のような薬という認識で良いでしょう。
正規周辺の血流を改善することで性器の感度を高めるバイアグラとは仕組みが異なり、脳の中枢神経に作用・活性化することで効果を現すものです。
これはアメリカで2015年に承認された最初の女性用媚薬、アディ(有効成分フリバンセリン)に近いものがありますが、アディと違って
アディ | バイリーシ |
---|---|
効果が出るまで最大2ヶ月 | 効果が出るまで45分 |
毎日飲み続ける必要あり | セックス前に飲むだけ |
服用中はアルコール厳禁 | アルコールの影響なし |
といった点が改善されていて主に使い勝手の面がかなり向上しています。
結局アディはこういった面が足を引っ張って大コケしただけに、バイリーシに期待を寄せる方が多いというのも納得ですね。
実用性のほどは…?
とはいえ、みなさんが一番気になっているのは使い勝手より媚薬としての効果の方でしょう。
実際、現地のレビューなどを見ると確かに
脳がセックスに集中しているような感覚。素晴らしかった。
バイリーシを飲んで夫とセックスしたら1時間で2回絶頂できた
といった意見も目に入りますが、実際の臨床試験でも起こった副作用の吐き気がかなり問題視されていて
- 約40%の人が服用後に吐き気を催した
- 参加者全体の8%が吐き気により実験を離脱した
と公表されています。
また、試験に参加した女性らによると「セックスの苦痛を低減する効果があったが、満足したわけではない」、あるメディアでは「効果はアディと同じで”控えめ”」とバッサリ。
製造元のAMAGファーマは「(下がり続ける株価の)救世主になる」と強い期待を寄せていましたが、蓋を開けてみれば株価は下がる一方でバイリーシ自体も1年もしないうちに売却。
加えてバイリーシに対する世界の興味関心も発表当初の1/3以下と急速に薄れているのがわかります。
これらの状況を見る限り、残念ながら女性に高い効果のある媚薬とは言い難いのではないかと思われます。
現状取りうる選択肢は…
発売当初こそ「性欲低下に苦しむ女性にとって重要な治療法になる」と注目を集めたバイリーシですが、残念ながら上手くはいかなかったようです。
となると、やはり現状女性に対して最も効果がある薬としてはラブグラなどバイアグラ型の医薬品ということになりそうですね。
ラブグラについては以下ページにて詳細を説明していますので、よろしければご覧ください。
女性用バイアグラ・ラブグラ(lovegra) 100mg
ラブグラ(lovegra)はアジャンタ・ファーマ社が製造・販売している女性用のバイアグラで、性的快感を受けた女性の性的反応を高める効果があります。
有効成分シルデナフィルにより女性器周辺の血管が拡張されるため、感度が敏感になったり膣内の潤滑が促されます。
とはいえ、バイリーシが脳に作用する画期的な媚薬であることに変わりはありません。今はダメでも今後の技術向上に期待したいですね。
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投稿者:ラククル管理人
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