ネットでフィンペシアを購入しようとすると必ず目に入ってくる謎の単語「キノリンイエロー」。
「キノリンイエローフリー」なるタイプがあることからもあまり体には良くはなさそうな成分というイメージが多そうですが…。
果たしてこのキノリンイエローとは何なのか、どんな副作用や健康リスクがあるのか気になる疑問を解説してまいります。
キノリンイエローフリーとは何なのか
キノリンイエローはいわゆる合成着色料の一種で、日本では黄色203号の名前でも知られているものです。
色味は少し緑がかった明るい黄色で世界中で飲食品から化粧品、医薬品に至るまで幅広い用途で用いられる便利な着色料となっています。
キノリンイエローとフィンペシアの関係
このキノリンイエローは以前よくフィンペシア錠のコーティング剤として使われていたものですが、近年は後述の理由によりキノリンイエローを使用しないフィンペシア錠の方が多くなってきています。
それがキノリンイエローフリーのフィンペシアの正体で、キノリンイエローがフリー(含まない)版なのでキノリンイエローフリー版というわけですね。
キノリンイエローには発がん性が…?
なぜ危険と言われるのか
なぜキノリンイエローが最近あまり使われなくなってきているのかと言うと、これは2007年に発表された研究により
人工着色料の消費は子供たちにADHDのような行動を引き起こす可能性があるかもしれない。
と発表されたことを受け、各国の規制当局でも1日の摂取上限を一時的に減らしたり表示を明確にするような対応がなされ始めたためです。
しかし、一時は食品メーカーによる着色料使用の自主規制などが求められたりはしたものの結局2009年にキノリンイエローは再評価され
科学的証拠によると着色料と行動効果との関連は立証されていない。
と判断され以後現在に至るまでこの主張を裏付ける証拠も何も明らかになってはいません。
食品・医薬品に使用するかどうかは各国で判断が分かれるところではありますが、少なくとも服用による健康被害は特にないと考えられていて心配の必要はないでしょう。
発がん性は…?
ちなみに、なぜか日本では「キノリンイエローに発がん性があるのでは」との噂も流れているようなのですが、これももちろん根拠のない噂のため心配する必要はありません。
おそらく「キノリンイエロー=合成着色料=タール色素=発がん性」といったイメージから連想されたものかと思われますが、そもそも日本では特に規制はなくキノリンイエロー入りの医薬品は普通に製造・販売されています。
合成着色料ということで健康面での影響が気になる方もいるかも知れませんが、
- 遺伝毒性や発がん性もなし
- 生殖機能や発育への悪影響もなし
- 長期的な毒性も認められず
と心配するような悪影響もやはり認められていません。
オーストラリアやEUといった先進国でも現役で食品へも利用されている成分ではありますしキノリンイエロー自体は比較的安全性の高い成分と言えるでしょう。
気になる方向けに安全に使用できる薬
それでも「ADHDになるかも」「発がん性の可能性が」と一度騒がれてしまうとリスクがないとはいえ服用するのもやや躊躇してしまうのも事実ですよね。
そこで、ここからはキノリンイエローを含まないAGA治療薬についても紹介していくので購入の参考にしてみてください。
フィンペシア(キノリンイエローフリー)版
冒頭でも少し触れた通り、フィンペシアにはキノリンイエローフリー版というキノリンイエローを含まないラインナップが存在しています。
製造工程が変更される分ひと手間加わっていますが、値段も据え置きで引き続き安価に使用することができます。
フィンペシア(キノリンイエローフリー)
フィンペシアは、シプラ社が製造・販売している男性専用のAGA治療薬で、脱毛作用をもつDHTの発生抑制により、男性特有の脱毛を防ぐことができます。
先発薬のプロペシアと同じ有効成分フィナステリドが同量含まれているため、月1,000円代でクリニックと同じ治療が受けられるコストパフォーマンスの高い医薬品となっています。
フィンペシア単体でも発毛効果が見込めますが、ミノキシジルとの併用によってさらに高い発毛効果をもたらします。
ミノキシジル
また、フィンペシアとの併用で鉄板のミノキシジルにもキノリンイエローは含まれていないため特に気にせず併用することができます。
ただし、キノリンイエローが含まれないというだけで副作用がないというわけではないためご注意ください。
コスパに優れるミノキ10%スプレー・ツゲイン
ツゲインはシプラ社が製造・販売しているスプレータイプのミノキシジル薬です。
最大10%という高い有効成分で毛乳頭細胞や毛母細胞を活性化する作用に加え、安価なためコストパフォーマンスにも優れています。
ザガーロ(デュタステリド)
フィンペシアの上位互換的な存在となるザガーロ(デュタステリド)にもキノリンイエローは含まれていないため安心してご利用いただけます。
ただし、こちらはフィンペシアより効果が強い分だけ副作用も出やすいので、どうしてもフィンペシアで効果が見られなかった時のみ使用するのが良いでしょう。
キノリンイエローフリーのまとめ
キノリンイエローは大きな健康被害は発生しない安全性の高い成分のため実際使用されていても使用されていなくても特に問題はありません。
しかしながら、フィンペシアは長期的に服用する薬でもあるため、心配な方はキノリンイエローフリー版の方をご利用いただくのが良いでしょう。
また、フィンペシア以外のAGA治療薬にはもちろんキノリンイエローは含まれていないためこちらは特に気にせず使用していただいて大丈夫ですよ。
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投稿者:ラククル管理人
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