【グリコール酸 vs サリチル酸】それぞれの違いや効果を徹底比較!

【グリコール酸 vs サリチル酸】それぞれの違いや効果を比較

最近話題のグリコール酸やサリチル酸という美容成分をご存じでしょうか?

どちらも肌のピーリング作用によってツルツル肌へと生まれ変わらせてくれる成分なのですが、いまいち違いや正しい使い方が分からないという方も多いのではないでしょうか。

そこで今回は、グリコール酸とサリチル酸の効果や違いについて徹底解説していきます!

ピーリングによる肌への効果

ピーリングによる肌への影響

グリコール酸・サリチル酸は市販の化粧品やクリニックでの施術にも使われる代表的なピーリング成分ですが、そもそもピーリングをすると肌にどのような効果があるのでしょうか?

ピーリングは皮をむくという意味の「Peel」が語源です。肌の汚れや古くなった角質を酸の力で除去することで肌の生まれ変わり(ターンオーバー)を促す働きがあります。

角質除去とターンオーバー

肌のターンオーバー

肌は表面にでている部分だけではなく、何層にもなっています。一番奥の基底層で作られた新しい細胞は徐々に上に押し上げられ角質細胞になり、その後は垢となって体外に排出されていきます。

このターンオーバーを繰り返すことで健康な肌を保っていますが、加齢やストレス、紫外線、栄養不足などによってターンオーバーは崩れてしまいます。

汚れや角質が排出されにくくなると肌のざらついたり、シミやくすみなどが色素沈着として残ってしまう原因に。

ピーリングは角質を除去するとともにターンオーバーを促すことができるので肌質を改善するのに役立つという仕組みです。

ピーリングは美肌作りには欠かせない

ピーリングによる美容効果はとても多く…

  • 化粧水や美容液の浸透力UP
  • 肌のざらつきやごわつきの解消
  • ターンオーバー正常化によるシミやくすみの改善
  • ニキビの予防やニキビ跡の改善
  • 毛穴の開きや黒ずみ(いちご鼻)の改善
  • 肌のハリ感UP
  • しわ・たるみ・ほうれい線が目立ちにくくなる

というように、たくさんの嬉しい効果が期待できることからエイジングケアや肌トラブル全般に使えると人気が高まっています。

グリコール酸とサリチル酸の違いを比較

グリコール酸とサリチル酸の違い比較表

ピーリングといえば「グリコール酸」「サリチル酸」が最も有名な成分ですよね。

グリコール酸もサリチル酸も基本的な効果や作用の仕方は同じですが、それぞれ特徴があります。

より早く理想の肌に近づくためにはその違いを理解しておくことが大切です。

グリコール酸の効果・こんな方におすすめ

グリコール酸の効果・こんな方におすすめ

グリコール酸はα-ヒドロキシ酸(AHA)とも呼ばれます。パイナップルやサトウキビに含まれるフルーツ酸の一種です。

美容クリニックで行われるケミカルピーリングの中で最も多く使用される成分であり、最近は市販の化粧品に使われていることも。

グリコール酸の効果

グリコール酸は角質層の細胞同士の繋がりを緩めることで肌の汚れや古い角質を剥がす働きがあります。

そのため、肌のごわつきやザラザラ、角栓が気になる方におすすめです。

また、グリコール酸はAHAの中でも分子量が小さいため表皮の一番奥の基底層まで浸透するのが特徴があり、コラーゲンやヒアルロン酸の生成を助けることで肌のうるおいやハリ感をUPさせしわやほうれい線を目立たなくしてくれます。

グリコール酸はこんな方におすすめ

  • 肌のゴワゴワ感、ザラつき、角栓が気になる
  • 紫外線ダメージによるシミ・しわ・たるみを改善したい
  • 肌にハリ感が欲しい
  • ターンオーバーの乱れによるごわつき・くすみを改善したい

グリコール酸はエイジングサインが気になる方におすすめと言えそうです。

サリチル酸の効果・こんな方におすすめ

サリチル酸の効果・こんな方におすすめ

サリチル酸はβ-ヒドロキシ酸(BHA)とも呼ばれます。グリコール酸よりもピーリング作用は強めなのが一つの違いです。

サリチル酸はグリコール酸に次いでケミカルピーリングとしてよく使われる成分であり、市販の化粧品にも使われています。

サリチル酸の効果

サリチル酸は角質層の繋がりを緩めるとともに皮膚が硬くなる角化への効果も認められています。

そのため、肌のごわつき・ザラつきを改善する効果的が期待できます。

また、サリチル酸は脂溶性であることから皮脂腺との親和性が高いのが大きな特徴です。

サリチル酸はこんな方におすすめ

  • ニキビができやすい
  • 柔らかくふっくらした肌にしたい
  • 毛穴の開きや黒ずみが気になる
  • 背中ニキビや二の腕のブツブツを改善したい

サリチル酸は、皮脂や汚れが溜まりやすい角質層を柔らかくしてくれるので、毛穴の詰まり改善やニキビ予防に効果を発揮します。
また、皮脂腺の中に浸透しアクネ菌を殺菌する作用もあることからニキビができやすい方はサリチル酸がおすすめです。

顔以外にも背中(毛のう炎)ニキビや二の腕のブツブツ(毛孔性苔癬)に有効とされています。

グリコール酸とは違い、サリチル酸は角質のみに反応するので副作用が起こりにくく敏感肌の方でも使いやすいのがメリットでしょう。

使い方を間違えるとと逆に肌荒れする可能性も

グリコール酸、サリチル酸ともに角質を剥がす作用があるため、ピーリング後は肌のバリア機能が一時的に低下している状態です。

使い方やケア方法を間違えると肌荒れを引き起こす可能性もありますので注意しましょう。

低濃度から試す

濃度が高いほど効果も高くなるのが一般的ですが、その分刺激や副作用が出やすいので注意が必要です。

初めて使用する方は必ず低濃度から始めて肌を慣れさせていくのがおすすめ。

グリコール酸

市販のグリコール酸配合化粧品は濃度が2~8%のものが多く低刺激で使いやすくなっています。一方クリニックでは20~70%の高濃度のものが使用されることが多いです。
20%を超えてくると取り扱いが難しいため医師の管理の元使用したほうが良いかなと思います。

2~3% 3~10% 10%~20% 20%以上
マイルド ややマイルド やや強め 強い

サリチル酸

市販のサリチル酸配合化粧品は0.2%までの濃度に抑えられています。一方クリニックで行われるケミカルピーリングは30%の濃度が使用される場合が多いです。

0.5~3% 1~5% 30%以上
マイルド ややマイルド 強い

保湿はしっかりと

ピーリング後の肌は一時的に保湿力が落ち乾燥しやすくなっていますので、必ずピーリングと保湿はセットで行ってください!
ピーリングによって肌が刺激されることでニキビができる場合がありますがこの時も保湿は忘れずに行いましょう。

また、乾燥した状態が続くと皮脂が過剰に分泌されニキビができやすくなってしまいますので注意が必要です。

日焼け止めを必ず塗る

グリコール酸とサリチル酸は肌に使用することで紫外線の影響を受けやすくなります。せっかくピーリングで肌を綺麗にしても紫外線でシミやしわを増やしてしまっては意味がありませんよね。

そのため、自宅で行うホームピーリングの場合は就寝前に使用するのがおすすめです。
また、日中は日焼け止めを塗る、日傘を差すなど紫外線対策を行いましょう。

摩擦をなるべく減らす

ピーリングはターンオーバーを促進する過程で一時的に肌のバリア機能を低下させます。そのため肌に負担のかかる摩擦はNG。

洗顔後はタオルでゴシゴシ肌をこすらない、顔のマッサージをしすぎないなどなるべく摩擦を避けるようにしましょう。

グリコール酸・サリチル酸ピーリングはどこでできる?

グリコール酸・サリチル酸ピーリングはどこでできる?

グリコール酸・サリチル酸を用いたピーリングを行うには、クリニックのケミカルピーリングか自宅で行うホームピーリングの2つの方法があります。

ケミカルピーリング

クリニックでは非常に高濃度なピーリングが用いられることが多いため、肌質改善効果が高いのがメリットです。

ただし1回5000円ほどかかり、2・3週間おきに通わないといけないので費用と時間がかかるのがデメリットと言えます。

ホームピーリング

グリコール酸・サリチル酸どちらもドラックストアで販売されているため、自宅で手軽にできるのが一番のメリット。

ケミカルピーリングほど即効性はありませんが、いつものスキンケアにプラスするだけなので手間がかからず簡単です。

ただし、日本で市販されているものは非常にマイルドな分効果を実感するまでに時間がかかってしまいます。そのため、当サイトのような個人輸入代行を使えばより高い効果が期待できる海外の高濃度ピーリング剤を購入して自宅で使うことも可能です。

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グリコール酸とサリチル酸違いのまとめ

グリコール酸とサリチル酸はピーリング剤として人気ですが、違いがよく分からなくてなんとなく使っている方も多いのが現状です。

しかし、それぞれ作用の仕方や得意分野が異なりますのでしっかり理解した上で普段のスキンケアに取り入れたりクリニックでのスペシャルケアを行うとより理想の肌に近づきやすくなりますよ。

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