ジマリス(zimalis) 20mg

ジマリスとは

医薬品名

ジマリス(zimalis)

メーカー

ジマー・ファーマ(Zimmar Pharma)

有効成分

タダラフィル(Tadalafil)

効果・効能

勃起不全(ED)の改善

剤形

タブレット(tablet)

先発医薬品

シアリス(cialis)

ジマリスはイーライリリー社が製造・販売するシアリスのジェネリックにあたる医薬品です。シアリスと同じ有効成分タダラフィルが含まれていて、タダラフィルには血管の筋肉を弛緩させ体の特定の部位への血流増加効果があり、勃起不全(ED)や前立腺肥大症への治療に使用されます。

タダラフィルはバイアグラ、レビトラに次いで世界で3番目に開発されたED治療薬で、食事の影響をほぼ受けない、30時間以上におよび効果が持続する特徴があります(30時間勃起が継続するわけではなく正常な勃起が可能な時間が30時間継続するもの)。
中でもジマリスはそのジェネリック薬のため低い価格でシアリスと同じ効果を得ることができます。

ジマリスの製造元ジマー・ファーマはイギリスのロンドンに本拠地を置く製薬会社です。ジェネリック医薬品を製造・販売する企業としては珍しく、日本向けに日本語のジェネリック医薬品を製造している点が大きな特徴です。
同社はED治療薬以外にも日本向けにダイエット薬やAGA治療薬などを製造しており多くの日本ユーザが医薬品を使用する実績をもちます。

そのため、ジマリスもパッケージと説明書ともに日本語で記述されていて、日本人にとっては使いやすいジェネリック医薬品となっています。

効果・効能

勃起不全(ED)

ジマリスの有効成分タダラフィルには、ホスホジエステラーゼ5型(PDE-5)として知られる酵素の作用を阻害します。
このPDE-5には、平滑筋の弛緩を誘発し陰茎海綿体への血液流入をもたらす環状グアノシン一リン酸(cGMP)を分解するはたらきがあります。 そのため、PDE-5をブロックすることにより正常な勃起が促進されるものです。

勃起は性的刺激を受けることで初めて起こるもので、30時間以上の勃起が継続するものではありません。

前立腺肥大症(BPH)

タダラフィルは、前立腺肥大症による排尿障害の治療にも使用される薬剤です。前立腺肥大による下部尿路症状に対して有効で前立腺括約筋を弛緩させ尿道抵抗を下げる作用により排尿障害を改善します。

飲み方・使い方

ジマリスは服用から1時間ほどで効果が現れ始め3時間ほどで血中濃度のピークを迎えます。そのため、性行為の1～2時間前に服用することが望ましいです。
服用の際は、ぬるま湯もしくは水で服用し薬の服用間隔は必ず24時間以上開けてください。

当サイトでは20mgの1種類が購入可能ですが、初めて使用される場合はピルカッターで20mg錠を1/4に割って飲んでください。

効果の持続が20～36時間程度と非常に長いため、性行為を行う予定日が定かでない場合などで高い利便性が見込めます。なお、性的刺激に反応して正常な勃起を行える時間が36時間持続するものであって、勃起自体が36時間持続するものではありません。

また、食事の影響をほぼ受けないのが特徴で直前に高カロリー・高脂肪食の摂取が可能です。

アルコールに対してもED治療薬の中では最も寛容ですが、同時摂取で起立性低血圧を引き起こす場合があります。また、グレープフルーツのフラノクマリン酸が作用・副作用を過剰に引き起こす点はバイアグラと同様でこの成分が含まれる製品の摂取は避けてください。

保管の際は、湿気や熱を避け室温の暗所で保管してください。また、子供やペットがいる場合は事故を避けるため手の届かないところに保管し、他者との薬の共有も避けてください。

副作用

ジマリスは服用によって、いくつかの副作用が発生する可能性があります。
ただ、通常であれば以下に挙げる副作用であれば治療を必要とせず、服用を繰り返すことで体が薬に適応してくるものです。症状が気になる場合には、医師のアドバイスを受けることで予防・軽減できる場合もあるので検討してください。
なお、副採用はこれら以外の症状が発生する可能性もあるためご注意ください。

以下の症状が現れる場合は薬の使用を中止し医師の治療を受けてください。

また、以下の症状が現れる場合にはタダラフィルのアレルギーの可能性があります。この場合にもただちに医師の治療を受けてください。

相互作用

ジマリスに含まれるタダラフィルはアルコールとの摂取で血圧が低下しめまいや失神を引き起こす可能性があります。

また、グレープフルーツ製品に含まれるフラノクマリン酸にもタダラフィルとの相互作用があり、望ましくない副作用を引き起こす可能性があります。この薬を服用している間にはグレープフルーツ関連製品の使用を避けてください。

その他、ニトログリセリン、二硝酸イソソルビド、一硝酸イソソルビド、硝酸アミルなど胸痛または心臓病により硝酸薬を使用している場合、リオシグアト(アデムパス)を使用している場合は、血圧低下を引き起こす恐れがあるためタダラフィルを服用しないでください。

これらの成分はタダラフィルと相互作用を引き起こす可能性のある代表的な薬物です。ただし、相互作用を引き起こす全ての成分について列挙しているわけではないため注意してください。

禁忌・注意点

一部の薬はジマリスとの併用により危険な影響を引き起こす場合があります。
ニトログリセリン、二硝酸イソソルビド、一硝酸イソソルビドなどの硝酸薬を胸痛・心臓病治療のために使用している場合は、血圧が急激に低下する恐れがあるためジマリスを服用しないでください。
また、リオシグアト(アデムパス)などの薬を肺動脈性肺高血圧症(PAH)治療のために服用している場合も同様です。
その他、タダラフィルに対してアレルギーがある場合もジマリスを服用しないでください。

また、以下の疾病についての既往歴がある場合も事前に医師に相談し安全性を確認した上でジマリスを服用してください。

タダラフィルやバイアグラのようなPDE-5阻害薬を服用する人々の間で突然の視力障害が発生することがあります。
この症状が発生する方の多くは目に問題を抱えていたり血管障害の危険因子(心臓病、糖尿病、高血圧、高脂血症、冠動脈疾患、喫煙、または年齢50歳以上)であったことが判明しています。
しかし、薬が視力障害の実際の原因であったかどうかは明らかではありません。

また、タダラフィルには突発性難聴の副作用も報告されています。難聴、聴力低下、耳鳴りの症状がある場合もタダラフィルの使用を中止し、ただちに医師に相談してください。

タダラフィルは、胎児に害を与えることはないとされていますが、妊娠中・妊娠予定の場合は医師に相談してください。
また、母乳に移行する可能性も不明なため、授乳中の場合も同様に医師に相談してください。

なお、タダラフィルは18歳未満の方による使用については承認されていません。