タダフロ5mg/10mg(Tadaflo) シアリスジェネリック

タダフロとは

医薬品名

タダフロ(Tadaflo)

メーカー

シプラ(Cipla)

有効成分

タダラフィル(Tadalafil)

効果・効能

勃起不全(ED)の改善

剤形

タブレット(tablet)

先発医薬品

シアリス(cialis)

タダフロは第3世代ED治療薬シアリスと同じ有効成分タダラフィルを含有したジェネリック医薬品です。

タダラフィルは勃起を妨げる酵素をブロックするとともに、勃起に必要な陰茎への血流を増加させることで性行為に十分な勃起を実現・維持する効果が期待できます。

バイアグラやレビトラなど他のED治療薬に比べ効果時間が長いのが最大の特徴で、1度の服用で30～36時間勃起可能な時間が続きます。
また、飲食の影響を受けにくく副作用が比較的少ないのもメリットです。

また、近年ではタダラフィルのアンチエイジング効果にも注目が集まっています。
EUで行われた研究では、タダラフィルが血管の内側を覆う血管内皮細胞の機能を改善し、血管を若返らせる働きがあることが示唆されており、心筋梗塞や脳梗塞、狭心症予防への効果が期待されています。

製造元のシプラ社はインドのムンバイに本拠地を置く製薬会社です。日本ではあまり知られていませんが、インド国内ではトップ5に入る大手で、発展途上国向けの低価格なジェネリック医薬品を多数製造・販売しています。 WHOの定める国際基準をクリアしているため、品質や安全性が高く日本をはじめ先進国でも安心して使用できます。

効果・効能

勃起不全(ED)

タダフロの有効成分タダラフィルは、勃起不全(ED)の症状を改善する効果が期待できる医薬品で、結果として性行為の満足度をアップさせます。

通常、ペニスの勃起は性的刺激によって陰茎海綿体の動脈が開き血液が流れ込むことによって起こります。しかし、加齢や肥満などの身体的原因やストレスなどの心理的な原因により血管と神経のはたらきが不十分であると、陰茎海綿体への血液流入が不足し勃起不全(ED)の症状が起こります。

タダラフィルは勃起を妨げる酵素PDE-5のはたらきをブロックする作用があり、これによって海綿体平滑筋を緩め陰茎への血流を増加させる役割のある環状グアノシン一リン酸(cGMP)濃度が上昇し、性行為に十分な勃起を達成・最後まで硬さを維持する効果が期待できます。

ただし、タダフロは性的刺激があって初めて勃起が促進されるもので、薬自体に媚薬効果や性欲増進効果はありませんのでご注意ください。

前立腺肥大症(BPH)

タダラフィルは、前立腺肥大症による排尿障害の治療にも使用される薬剤です。
前立腺括約筋のホスホジエステラーゼ5型(PDE-5)を阻害し、環状グアノシン一リン酸(cGMP)濃度を高めることで弛緩が起こり、弛緩により尿道抵抗が下がるために排尿障害が改善する効果が期待できます。

飲み方・使い方

タダフロは性行為の2～3時間前に1回1錠(5mg)を服用してください。

服用後は30～36時間ほど正常な勃起が可能な時間が期待できます。

タダラフィルはバイアグラに比べ飲食の影響を受けにくいですが、グレープフルーツ製品との併用は避けてください。

保管はなるべく湿気や熱、日光を避けて常温で保存してください。また、誤飲を避けるため子供やペットがいる場合には保管場所に細心の注意を払ってください。

副作用

タダフロは有効成分タダラフィルが副作用が発生する可能性があります。
以下に挙げる副作用は一般的で治療も不要で服用を繰り返すうちに体が慣れて低減されていくものですが程度が気になるようでしたら医師にご相談ください。

ただし、以下の症状が現れる場合は薬の使用を中止し医師の治療を受けてください。

また、以下の症状が現れる場合にはタダラフィルのアレルギーの可能性があります。この場合にもただちに医師の治療を受けてください。

相互作用

グレープフルーツ製品や硝酸薬、リオシグアト(アデムパス)を使用している、有効成分のタダラフィルに対してアレルギーがある場合はタダフロを使用しないでください。

アルコール(飲酒)は禁止されていませんが、血圧低下によるめまいや失神を引き起こす可能性があるため服用量にはご注意ください。

また、以下に挙げる成分はタダラフィルと相互作用を引き起こす可能性がありますので必ず事前に医師にご確認の上服用してください。

その他にも、タダラフィルとの相互作用を引き起こす可能性は、処方薬や市販薬からビタミン、ハーブに至るまで数多くの成分が挙げられます。
これらの相互作用はあくまで代表的なもののみで全てについて列挙しているわけではないためご注意ください。

禁忌・注意点

有効成分のタダラフィルに対してアレルギーがある、または18歳未満の場合はタダフロを使用できません。

また、以下に該当する場合は必ず医師に相談し安全性を確認した上で服用してください。

その他にも、タダラフィルのようなPDE-5阻害薬を服用する人々の間でまれに突然の視力障害が発生することがあります。
この症状が発生する方の多くはもともと目に問題を抱えていたり血管障害の危険因子(心臓病、糖尿病、高血圧、高脂血症、冠動脈疾患、喫煙、年齢50歳以上)をもつことがわかっていますが、薬が視力障害の実際の原因かは不明です。