バイアグラ50mg/100mg(Viagra Viatris)

バイアグラとは

医薬品名

バイアグラ(Viagra)

メーカー

ビアトリス(Viatris)

有効成分

シルデナフィルクエン酸塩(Sildenafil)

効果・効能

勃起不全(ED)/中折れの改善

剤形

タブレット(tablet)

バイアグラは、勃起不全(ED)の改善のための医薬品です。

有効成分のシルディナフィルが血管壁の平滑筋を弛緩させ陰茎への血流を増加させることで性行為に十分な勃起を維持・促進する効果が期待できます。

シルディナフィルはパワフルな勃起力が特徴で、とにかく硬い勃起が欲しいという方に特に人気になっています。

製造元のヴィアトリス社は、アメリカのペンシルベニア州に本拠地を置く大手製薬会社です。ファイザー社とマイラン社が統合してできた製薬会社で世界165以上の国と地域で事業を展開しています。
先発医薬品からジェネリック医薬品まで幅広く高品質な製品を提供しています。

効果・効能

勃起不全(ED)

バイアグラは性的刺激を受けた際に硬い勃起を促進・持続させる効果が期待できる医薬品です。

通常、勃起は性的刺激を受けた際に一酸化窒素(NO)が産出され、筋肉を緩め血管を拡張させる環状グアノシン一リン酸(cGMP)の産出が促されることで引き起こされます。
しかし、勃起不全の場合はホスホジエステラーゼ5型(PDE-5)という酵素がcGMPを分解してしまうことでうまく勃起が起こらない状態です。

有効成分のシルデナフィルにはPDE-5のはたらきを阻害する作用があり、cGMP濃度が上昇するため勃起に必要な平滑筋の弛緩と海綿体への血液の流入が起こる仕組みです。

服用から1時間ほどで効果が現れ始めすぐに薬効のピークを迎えますが、直前に高脂肪食を摂取していた場合は1時間遅れて効果が現れ始めます。
持続時間は4～5時間ほどですが、服用から8時間ほどは血圧が下がった状態が続くため注意が必要です。

肺動脈性肺高血圧症(PAH)

バイアグラ(シルデナフィル)には、勃起機能不全以外にも肺動脈性肺高血圧症(PAH)による高血圧の治療にも効果が認められています。

服用によって、肺血管平滑筋のcGMPを分解するPDE-5のはたらきが阻害され心肺・運動機能の向上効果が期待できます。

飲み方・使い方

バイアグラは、性行為の30分から1時間前に1錠を水またはぬるま湯で服用してください。
服用から1時間ほどで効果のピークを迎え、その後4～5時間ほど持続するため性行為の4時間前までであれば服用による効果を得ることができます。

当サイトでは50mg/100mgの2種類が購入可能ですが、初めて使用される場合はピルカッターで50mg錠を1/2に割って飲んでください。

ただし、薬を飲むだけでは勃起は起こらずサポートは性的刺激が発生したときにのみ得られるのでご注意ください。

服用の際にアルコールやグレープフルーツと摂取すると望ましくない副作用を引き起こすため、これらの飲料との服用は避けましょう。
また、EDのためにバイアグラを服用する場合には1日1回以上の服用はしないでください。

薬を保管する際には、湿気や高温を避けて室温で保管してください。

副作用

バイアグラの一般的な副作用には以下の症状があります。
通常は体が薬に適応するため医師の診察も必要としません。

ただし、症状が続く場合や程度が気になる場合は医師に相談することで予防・軽減できる可能性もあります。

なお、シルデナフィルに対するアレルギー反応の徴候がみられる場合は救急処置を受けてください。

その他、以下の症状がある場合にもシルデナフィルの服用を中止し、緊急の治療を受けてください。

相互作用

アバナフィル(ステンドラ)、タダラフィル(シアリス)、バルデナフィル(レビトラ)など類似の薬と一緒にシルデナフィル(バイアグラ)を服用しないでください。
その他にも勃起障害のすべての薬について医師に相談が必要です。

リオシグアト(アデムパス)などの肺動脈性肺高血圧症を治療するために他の薬を服用している場合も同様です。

また、胸の痛みや心臓の問題で硝酸剤も使用している場合にバイアグラを使用すると、血圧が突然深刻に低下する可能性があるため服用しないでください。
ニトログリセリン、二硝酸イソソルビド、および一硝酸イソソルビドが対象となるほか、亜硝酸アミルなども含まれます。

加えて、特に以下の薬を服用している場合も医師に伝えてください。

その他にも、処方薬や市販薬、ビタミン、ハーブ製品など他の成分がシルデナフィルと相互作用を引き起こす可能性があります。
すべての薬物相互作用がここにリストアップされているわけではないためご注意ください。

禁忌・注意点

以下の既往歴がある場合は医師に確認し安全性を確認した上でバイアグラを服用してください。

また、シルデナフィルはまれに目の視神経への血流を減少させ、突然の視力低下を引き起こす可能性があります。
シルデナフィルが視力喪失の実際の原因であるかどうかは明らかではありませんが、特に心臓病、糖尿病、高血圧、高脂血症、喫煙者、50歳以上、特定の既存の目の疾患を抱えているといった要素を抱える方で起こることが知られています。

妊娠中・妊娠予定・授乳中の場合は医師に服用について相談してください。
もし、女性で肺動脈性肺高血圧症の場合は急にシルデナフィルの服用をやめないでください。

その他にも、18歳未満の人が服用するのは禁止されています。