スルピリド50mg(Sulpir) ドグマチールジェネリック

1. 用量に合わせて3つの効果を発揮 スルピリドは低用量で胃腸薬、中用量で抗うつ薬、高用量で統合失調症薬と用量によって3通りの治療効果が期待できるのが特徴です。
2. 比較的早い効き目 効果としてはマイルドながら、比較的早い段階で効果が期待できます。
3. 安心の大手製薬会社製品 新薬の開発も行う大手のサノフィ社が製造を手掛けており、品質や安全性は世界でもトップクラスと言えます。

• 胃・十二指腸潰瘍
  胃粘膜血流改善作用による抗潰瘍作用と末梢D2受容体遮断による消化管運動促進作用によって胃の働きを良くします。
  また、嘔吐中枢を抑制することで吐き気や胃もたれの症状改善にも効果が期待できます。
• 統合失調症
  ドパミンD2受容体を遮断する作用があり、ドーパミン過剰による幻覚や妄想などの統合失調症の症状を改善する効果が期待できます。
  ただし、陰性症状にはあまり効果が期待できません。
• うつ病・うつ状態
  ドーパミン分泌にブレーキを掛けるドパミンD2受容体を抑制する作用があり、これによってドーパミンが増加します。
  うつ病によって低下した脳内のドーパミン活性が改善されることで、気分の落ち込みや不眠といった症状を改善し意欲や興味を回復させる効果が期待できます。

• 胃・十二指腸潰瘍
  1日150mgを3回に分けて服用してください。
  症状によって適宜増減してください。
• 統合失調症
  1日300～600mgを分けて服用してください。
  年齢、症状により適宜増減できますが、最大用量は1日1,200mgまでです。
• うつ病・うつ状態
  1日150～300mgを分けて服用してください。
  年齢、症状により適宜増減できますが、最大用量は1日600mgまでです。

主な副作用

• 月経異常
• 乳汁分泌
• 女性化乳房
• 不眠
• 眠気
• めまい
• ふらつき
• 口渇
• 胸やけ
• 悪心
• 嘔吐
• 便秘
• パーキンソン症候群(振戦、筋強剛、流涎など)
• ジスキネジア(舌のもつれ、言語障害、頸筋捻転、眼球回転、注視痙攣、嚥下困難など)
• アカシジア(静坐不能)
• 乳汁分泌
• 女性化乳房
• 月経異常
• 射精不能
• 睡眠障害
• 不穏
• 焦燥感
• 眠気
• 頭痛
• 頭重
• めまい
• 浮遊感
• 興奮
• 躁転
• 躁状態
• しびれ
• 運動失調
• 悪心
• 嘔吐
• 口渇
• 便秘
• 食欲不振
• 腹部不快感
• AST、ALT、Al-Pなどの上昇
• 体重増加
• 浮腫
• 脱力感
• 倦怠感
• 排尿困難
• 性欲減退

アレルギー反応

• 発疹
• 搔痒感

重大な副作用

• 悪性症候群(Syndrome malin)
• 痙攣
• QT延長
• 心室頻拍(Torsades de Pointesを含む)
• 無顆粒球症
• 白血球減少
• 肝機能障害
• 黄疸
• 遅発性ジスキネジア
• 肺塞栓症
• 深部静脈血栓症

併用に注意が必要な薬剤

• QT延長を起こすことが知られている薬剤
  イミプラミン、ピモジドなど
• ジギタリス剤
  ジゴキシン、ジギトキシンなど
• ベンザミド系薬剤
  メトクロプラミド、チアプリド
• フェノチアジン系薬剤
  ハロペリドール
• 中枢神経抑制剤
  バルビツール酸誘導体、麻酔剤など
• ドパミン作動薬
  レボドパなど

薬を使用できない既往歴・症状

• プロラクチン分泌性の下垂体腫瘍(プロラクチノーマ)
• 褐色細胞腫またはパラガングリオーマの疑いがある

注意が必要な既往歴・症状

• 心・血管疾、低血圧またはそれらの疑いがある
• QT延長
• QT延長を起こしやすい
• パーキンソン病またはレビー小体型認知症
• 脱水・栄養不良状態などを伴う身体的疲弊
• 不動状態、長期臥床、肥満、脱水状態などの危険因子
• 腎機能障害
• 妊娠中・授乳中の方
• 小児
• 高齢者