デュファストン10mg(Duphaston)
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デュファストンの詳細
デュファストンとは
- 医薬品名
- デュファストン(Duphaston)
- メーカー
- アボット(Abbott)
- 有効成分
- ジドロゲステロン(Dydrogesterone)
- 効果・効能
- 月経困難症/無月経/月経周期異常/機能性子宮出血/不妊症/子宮内膜症/切迫早産、習慣性流早産
- 剤形
- 錠剤(Tablet)
- ホルモンバランスの乱れを整えます 女性ホルモンのバランスをコントロールすることで、月経困難症や子宮内膜症などの改善に効果を発揮します。
- 天然の黄体ホルモンと同様の自然な作用 有効成分のジドロゲステロンは、黄体ホルモン製剤の中でも天然型黄体ホルモンに近い構造で、乳がんのリスクも低く抑えられています。
- cGMP準拠の大手製薬会社の製品 製造元のアボット社は日本法人も持つアメリカの大手老舗メーカーで、同社の医薬品はアメリカの厳しい適正製造規範(cGMP)に準拠しているため初めての方でも安心です。
デュファストンは、黄体ホルモン製剤です。
有効成分のジドロゲステロンは日本国内でも承認されています。
黄体ホルモンを補うことで、ホルモンバランスの乱れによる月経困難症や無月経、月経周期異常、機能性子宮出血、不妊症、子宮内膜症の治療に効果を発揮します。また、流産や早産の予防にも役立つ薬になっています。
他の黄体ホルモン製剤には男性ホルモン様作用が含まれていますが、ジドロゲステロンには男性ホルモン様作用がありません。
そのため、ニキビや体重増加の心配が少なくなっています。また、胎児の男性化の報告もありません。
排卵抑制作用はなく、デュファストン服用中でも妊娠例が報告されているため、症状の改善と妊娠どちらも希望する方に向いている薬です。
製造元のアボット社は、アメリカ・シカゴに本拠地を置き120年以上の歴史を持つ大手製薬会社です。日本をはじめ世界160ヶ国以上で医薬品や医療機器などを製造・販売しています。
デュファストンの有効成分ジドロゲステロンは、1950年代に開発され、1961年に医療用に導入されました。
その後、代表的な黄体ホルモン製剤として産婦人科を中心に広く処方されています。
エストロゲンやアンドロゲンのようなホルモン作用は認められず、排卵や基礎体温上昇を抑制しない合成黄体ホルモンになっています。
効果・効能
デュファストンは、外部から黄体ホルモンを摂取しコントロールすることで、月経困難症や無月経、月経周期異常、機能性子宮出血、不妊症、子宮内膜症の治療また、切迫早産、習慣性流早産の予防に役立つ医薬品です。
有効成分のジドロゲステロンは、黄体ホルモン製剤の中でも天然型黄体ホルモンに近い構造で、乳がんのリスクも低く抑えられています。
排卵抑制作用はなく、デュファストン服用中でも妊娠例が報告されているため避妊効果はありません。
月経困難症、無月経、月経周期異常
月経のリズムを取り戻すのに使われます。一定期間服用することで子宮内膜を充実、維持させます。
その後服用を中止することで意図的に月経(出血)を起こします。このサイクルを続けることで月経周期のリズムや月経異常の症状を改善します。
機能性子宮出血
子宮内膜を剥がれにくくすることで出血を抑えることが出来ます。
黄体ホルモン不足による不妊症
黄体ホルモンの分泌が低いと着床が妨げられてしまいます。デュファストンの有効成分ジドロゲステロンが天然のプロゲステロンと同じ分泌期の状態を作ることで、着床の準備を整えます。
子宮内膜症
子宮内膜の増殖を抑制し分泌期内膜(子宮内膜が成長を止めて受精卵が着床できるよう準備をする時期)へと変化させることで、子宮内膜を保護する働きがあります。
切迫早産、習慣性流早産の予防
子宮の緊張を緩め妊娠を維持する作用があります。
黄体ホルモンの分泌が低下している場合、デュファストンを服用しても十分に黄体ホルモンが補われず服用中でも月経が起こることがあります。
一方で、月経周期が整っていた方が服用するといつもより月経周期が長くなる場合もあります。 これは、子宮内膜が厚い状態が保持され剥がれ落ちるのに時間がかかるためです。
通常は服用をやめてから3~7日で月経が来ますが、黄体ホルモン(プロゲステロン)は月経周期に大きな影響を与えるホルモンですので変動する可能性もあります。
飲み方・使い方
1日5~15mgを1~3回に分けて水かぬるま湯で服用してください。
子宮内膜症には1日5~20㎎を服用してください。
なるべく毎日決まった時間に服用するようにしてください。
もし飲み忘れてしまった場合は、気がついた時にできるだけ早く服用してください。ただし、次の服用時間が近い場合は1回分を飛ばしてください。一度に2回分を服用しないでください。
薬は常温保管が可能ですが湿気、熱、日光をなるべく避けてください。
また、ペットや子供がいる場合には誤飲・事故を避けるため保管場所にも細心の注意を払ってください。
副作用
デュファストンは服用により以下の副作用が起きることがあります。
これは一般的かつ一時的なもので医師の治療も不要です。
体が慣れるにつれ低減していくものでもありますが、もし症状が持続したり程度が気になる場合には医師に相談しても良いでしょう。
主な副作用
- 発疹
- 蕁麻疹
- 肝機能異常
- 悪心
- 嘔吐
- 食欲不振
- 頭痛
- 眠気
- 不動性めまい
- 浮腫
- 倦怠感
- 体重増加
相互作用
デュファストンがその他の製品や医薬品との相互作用を引き起こす可能性は低いです。
ただし、薬に影響を及ぼす可能性は他にも処方薬や市販薬からビタミン、ハーブに至るまで数多くの成分が考えられます。もし現在服用している(していた)薬がある場合には医師に確認してください。
禁忌・注意点
デュファストンの有効成分ジドロゲステロンにアレルギーがある場合は使用しないでください。
また、以下の該当する方は使用しないでください。
薬を使用できない症状・病歴
- 重大な肝障害・肝疾患
以下に該当する場合は、医師に相談し安全性を確認した上で薬を服用してください。
- 合併症・既往歴がある
- 心疾患またはその既往歴がある
- ポルフィン症
- 腎疾患またはその既往歴がある
- 肝障害がある
- 妊娠中・授乳中
よくある質問
- Q.他の黄体ホルモン製剤との違いは何ですか?
- A.他の黄体ホルモン製剤と比較して、天然型黄体ホルモンに近い構造になっています。そのため薬の作用は穏やかですが、乳がんや副作用のリスクが低く抑えられています。また、男性ホルモン様作用がないことが特徴です。
- Q.デュファストンを服用することで眠気は出ますか?
- A.はい。ただし、副作用として眠気が出るのは稀です。
- Q.デュファストンの服用をやめてから何日くらいで生理が来ますか?
- A.個人差がありますが、通常3~7日後に生理が来ます。