カラプチン/ベラパミル40mg(Calaptin)ワソランジェネリック
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カラプチン(ベラパミル)の詳細
カラプチンとは
- 医薬品名
- カラプチン(Calaptin)
- メーカー
- アボット・ラボラトリーズ(Abbott Laboratories)
- 有効成分
- ベラパミル(Verapamil)
- 効果・効能
- 頻脈性不整脈/狭心症/心筋梗塞/その他の虚血性心疾患
- 剤形
- タブレット(tablet)
- 不整脈の症状改善に役立つ 有効成分のベラパミルは血圧を下げレートコントロールに役立つ薬で、頻脈性不整脈や狭心症、心筋梗塞などの改善に役立ちます。
- 長年使用実績のある成分 ベラパミルは1960年代に開発され半世紀以上もの長きに渡って使われてきた成分で、未知の副作用・相互作用もなく比較的安全に使用することができます。
- 大手メーカーによる製造 製造元のアボット社は日本法人も持つアメリカの大手老舗メーカーで、医薬品もアメリカの厳しい適正製造規範(cGMP)に準拠しています。
カラプチンはワソランと同じ有効成分ベラパミルを含む薬で、心臓や血管の筋肉をリラックスさせる作用により頻脈性不整脈や狭心症、心筋梗塞などの症状改善が期待できるものです。
同じように効果を及ぼす薬にアムロジン(アムロジピン)がありますが、こちらが血管への作用が強いのに対して、カラプチン(ベラパミル)は心臓に強く作用する特徴を持ちます。
製造元のアボット・ラボラトリーズ社は、アメリカ・シカゴに本拠地を置く120年以上続く老舗の大手製薬会社です。
ジェネリック医薬品の分野も得意とし、日本をはじめ世界160ヶ国以上で医薬品や医療機器などを製造・販売しています。
カラプチンの有効成分ベラパミルはフェニルアルキルアミン系のカルシウム拮抗薬で、心臓に対して強い作用を持つことから主に頻脈性不整脈などの症状に対して用いられる医薬品です。
製造元のアボット社は日本でも知られる大手メーカーで、薬は日本をはじめ先進国でも安心して使用することができます。
ただし、この薬は特に以下の心疾患を抱える場合は服用してはいけません。
- 頻脈性不整脈(心房細動・粗動、発作性上室性頻拍)
- 狭心症、心筋梗塞(急性期を除く)
- その他の虚血性心疾患
効果・効能
カラプチンの有効成分ベラパミルには心臓や体の血管を拡げて血流を良くする作用があり、これにより血圧が下がり心臓の負担も軽減される効果があります。
分類としては抗不整脈薬の一種ですが、高血圧や狭心症など幅広い用途の治療に用いられます。
ベラパミルは1960年代に登場した最初のカルシウムチャネル拮抗薬で、古い薬ながらも現在まで使用され続ける信頼性の高い成分となっています。
ベラパミルは抗不整脈、抗狭心症および抗高血圧作用を有するフェニルアルキルアミンカルシウムチャネル遮断薬で、α-1サブユニットのCav1.2カルシウムチャネルに結合することによりはたらきを阻害します。
Cav1.2は神経組織や血管平滑筋、心筋組織で顕著に分布しているもので、チャネルを介したカルシウム流入は筋組織の収縮と心臓の電気的なペースメーカー活動に必要な活動電位の伝播を可能とするものです。
このカルシウム流入を阻害することで血管平滑筋の収縮を妨げ、末梢循環全体の血管の弛緩・拡張を引き起こすことで全身の血管抵抗を下げ血圧を低下させます。
また、血管抵抗の減少は心筋のエネルギー・酸素消費量を減らし心臓の負担も軽減するため、狭心症の緩和にも役立ちます。
その他にも、房室結節を介した電気的活動は心拍数の決定に関連していますが、これもCav1.2を介したカルシウム流入に依存しているため、阻害によるカルシウム流入減により房室結節の不応期を延長、伝導を遅らせることで不整脈患者の心拍数を遅らせ、心房細動のレートコントロールに役立ちます。
飲み方
カラプチンは症状に応じた用量を水またはぬるま湯で服用してください。
- 狭心症
通常の投与量は1日3回80mgから120mgですが、肝機能低下や高齢者などベラパミルに対する反応が出やすい可能性のある場合では1日3回40mgが推奨されることもあります。
最適な臨床反応が得られるまで毎日または毎週の増量が可能ですが、用量漸増は服用の約8時間後に評価した治療効果・安全性に基づいてください。 - 不整脈
慢性心房細動の用量は240~320mg/日の範囲で分割服用。発作性上室頻拍(PSVT)の予防用量は240~480mg/日の範囲で分割服用。
投与量に関わらず服用開始後48時間以内に効果が最大化します。 - 本態性高血圧症
通常の初回単剤療法用量では40~80mgを1日3回(240mg/日)ですが、用量は漸増により調整してください。
360mg/日や480mg/日といった用量が用いられることもありますが、360mgを超える用量では追加効果が得られたという証拠はありません。
高齢者や低身長の患者など低用量でも効果が得られる可能性のある場合では40mgを1日3回(120mg/日)から漸増を開始してください。
抗高血圧効果は服用開始後の1週間以内に現れますが、漸増は治療効果に基づいて服用間隔の最後に評価してください。
また、服用時は以下の点にもご注意ください。
- 高血圧は無症状の場合があるため、体調の良い日でも薬は使い続けてください。
- 薬の服用を突然やめると症状が悪化することがあります。
- 服用中は血圧を頻繁確認するようにし、必要に応じて腎臓や肝臓の機能も確認してください。
薬はなるべく湿気や熱、日光を避けて常温で保管してください。また、誤飲を避けるため子供やペットがいる場合には保管場所に細心の注意を払ってください。
副作用
カラプチンは服用すると以下の副作用が現れることがあります。
これらの症状は一般的なもので特に医師の治療も必要としませんが、もし程度が気になる場合は医師に相談しても良いでしょう。
主な副作用
- 便秘
- 頭痛、めまい
- 肝機能検査での異常
ただし、もし以下の症状が現れる場合はただちに医師の治療を受けてください。
治療が必要な症状
- 胸痛、心拍数の増加や減少
- 気を失うようなふらつき
- 息切れ(軽い運動でも起こる)、むくみ、急激な体重増加
- 肺疾患(不安、発汗、皮膚の蒼白、喘鳴、息切れ、あえぎ、泡立った粘液を伴う咳)
- 肝障害(食欲不振、上腹部痛、倦怠感、あざができやすい、出血しやすい、尿の色が濃い、粘土色の便、黄疸(皮膚や眼が黄色くなる))
特に以下の症状が現れる場合は緊急の治療を受けてください。
緊急の治療が必要な症状
- じんま疹
- 呼吸困難
- 顔、唇、舌、のどの腫れ
カラプチンは有効成分ベラパミルの影響でいくつかの副作用が起きることがあります。
以下に挙げる症状は体が慣れるにつれ低減する可能性もあるものですが、もし症状が持続したり程度が重い場合は治療を受けても良いでしょう。
一般的な副作用
- 排便困難
- 頭痛
あまり一般的でない副作用
- 胃もたれ
- げっぷ
- 動作の困難
- 胸焼け
- 消化不良
- 関節痛
- 筋肉痛や痙攣
- 筋肉の痛みやこわばり
- 吐き気
- 発疹
- 胃の不快感、むかつき、痛み
- 睡眠障害
- 異常な眠気、倦怠感、脱力感、疲労感
- 関節の腫れ
ただし、服用により以下に挙げる症状が現れる場合には医師の治療を受けてください。
あまり一般的でない副作用
- 唇や手の爪の蒼白
- かすみ目
- 灼熱感、這うような感覚、かゆみ、しびれ、うずき、チクチク感、ピリピリ感
- 胸痛
- 錯乱
- ピンクの泡状の痰を伴う咳
- 呼吸困難、喘鳴
- 横になっていたり座っている姿勢から突然立ち上がるときのめまい、気が遠くなる感覚、立ちくらみ
- 発汗増加
- ふらつき、めまい、失神
- 皮膚の蒼白
- 息切れ
- 遅く不規則な心拍
- 喉の痛み
- 発汗
- 脚・足首の腫れやむくみ
- 異常な倦怠感や脱力感
珍しい副作用
- 悪寒
- 冷や汗
- 温もり感
- 顔面、頸部、腕、胸部上部の発赤
相互作用
もしジソピラミドを服用している場合はカラプチンの服用前48時間以内・服用後24時間以内の併用を避けてください。
また、グレープフルーツ製品は相互作用により効果・副作用を増大させる恐れがあるため併用を避けてください。
アルコールも飲むと血圧がさらに下がり特定の副作用が増える可能性があるため、こちらも可能な限り避けてください。
その他にも特に以下の薬を使用している(していた)場合には医師に相談し安全性を確認した上で薬を服用してください。
医師の確認が必要な薬
- アスピリン、イマチニブ、リチウム、ネファゾドン、セントジョンズワート(セイヨウオトギリ)
- その他全ての心臓・血圧薬(特にクロニジン、ジゴキシン、フレカイニド、イバブラジン、ニカルジピン、キニジン)
- 抗生物質(クラリスロマイシン、テリスロマイシン)
- 抗真菌薬(イトラコナゾール、ケトコナゾール、ポサコナゾール、ボリコナゾール
- 肝炎やHIV/AIDSを治療する抗ウイルス薬(アタザナビル、ボセプレビル、コビシスタット、デラビルジン、エファビレンツ、ホスアンプレナビル、インジナビル、ネルフィナビル、リトナビル、サキナビル)
- β遮断薬(アテノロール、カルベジロール、ラベタロール、メトプロロール、ナドロール、ネビボロール、プロプラノロール、ソタロールなど)
- 脂質異常症・高コレステロール血症治療薬(アトルバスタチン、フルバスタチン、ロバスタチン、ピタバスタチン、プラバスタチン、ロスバスタチン、シンバスタチン)
- 高血圧・前立腺疾患治療薬(アルフゾシン、ドキサゾシン、プラゾシン、テラゾシン、シロドシン、タムスロシン)
- 発作治療薬(カルバマゼピン、フェノバルビタール、フェニトイン)
- 結核治療薬(イソニアジド、リファンピシン)
ベラパミルとの相互作用を引き起こす成分は、その他にも処方薬や市販薬からビタミン、ハーブに至るまで数多く考えられます。
これらの相互作用はあくまで代表的なもののみで全てについて列挙しているわけではないためご注意ください。
禁忌
有効成分のベラパミルにアレルギーがあったり以下に該当する場合はカラプチンを使用しないでください。
医師の治療が必要な症状
- 重度の心疾患(洞不全症候群、房室ブロックなど)
- 重度の心不全
- WPW症候群、LGL症候群
- 失神を引き起こすような心拍数低下
- 心房の特定の心調律障害
また、カラプチンは服用により思考や反応を損なう可能性があるため、機械の操作や運動など危険を伴う行動は避けてください。
座ったり横臥したりする姿勢からもあまり速く起き上がることは避け、転倒を防ぐためにゆっくりと立ち上がってください。
よくある質問
- Q.アムロジン(アムロジピン)とは何が違うんですか?
- A.アムロジン(アムロジピン)は血管への作用が強い薬で血管拡張により血圧を下げる効果があります。
一方、カラプチン(ベラパミル)は心臓への作用が強い薬で、頻脈性不整脈などの症状に対して有効です。 - Q.飲み忘れてしまった場合どうすればいいですか?
- A.忘れた分は思い出した時点ですぐに飲んでください。ただし、もし次の服用時間が近い場合には服用を省いてしまっても構いません。
飲み忘れた分を補うために追加で余分に服用するのは避けてください。