アタラックス10mg/25mg(Atarax)
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※商品は使用により副作用を生じることがあります。使用は自己責任となりますため、お客様ご自身にて効果・用法用量などを十分ご理解の上、輸入代行をご依頼ください。
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アタラックスの詳細
アタラックスとは
- 医薬品名
- アタラックス(Atarax)
- メーカー
- ユーシービー(UCB)
- 有効成分
- ヒドロキシジンパモ酸塩(Hydroxyzine Hydrochloride)
- 効果・効能
- 蕁麻疹/湿疹・皮膚炎/皮膚そう痒症/神経症における不安・緊張・抑うつ
- 剤形
- 錠剤(tablet)
- 激しいかゆみで眠れない時に 有効成分のヒドロキシジンはアレルギーを起こすヒスタミンの働きを抑える働きがあるため、蕁麻疹や湿疹による辛いかゆみを抑えてくれます。
- ストレス・不安を和らげ気持ちを落ち着かせる 気持ちを落ち着かせリラックスさせる効果も期待できるため、不安を緩和したり精神的なストレスが原因のかゆみを改善するために用いられることもあります。
- 安心の大手製薬会社製品 日本にも法人を持つベルギーのUCB社の製品で、世界トップレベルの安全性・品質を誇ります。
アタラックスは、かゆみを抑える作用と不安や緊張を落ち着かせる作用を合わせもつ医薬品です。
有効成分のヒドロキシジンは、アレルギー症状の原因となるヒスタミンという物質の働きを抑える作用があり、これによって花粉症や蕁麻疹、湿疹のかゆみを抑える効果が期待できます。
また、ヒドロキシジンには抗不安作用もあるため不安や緊張を和らげる効果も期待できます。
また眠気の副作用が起きやすいため、じん麻疹や湿疹のかゆみで眠れない時などに皮膚科で処方されることが多い薬です。
製造元のUCB社はベルギーのブリュッセルに本社を置く製薬会社です。抗てんかん薬や乾癬治療薬を中心に最新技術を用いた医薬品の研究開発を行っています。日本法人を始め世界40ヵ国に拠点を持つグローバル企業です。
アタラックスは抗ヒスタミン作用と中枢抑制作用を併せ持つ抗アレルギー性緩和精神安定剤です。
アレルギー症状を引き起こす物質ヒスタミンが受容体にくっつくのを防ぐことで蕁麻疹、湿疹・皮膚炎、皮膚そう痒症などの症状を緩和します。
ヒスタミン受容体は脳内にも存在しており、有効成分のヒドロキシジンパモ酸塩が脳内のヒスタミン受容体にも作用することで眠気や鎮静作用を発揮します。
そのため、かゆみで眠れない場合や精神的ストレスによる蕁麻疹などの治療に使用されています。
ただし、アタラックスは副作用で眠気が起こりやすい薬のため服用中は自動車など危険を伴う機械の操作はしないようにしてください。
効果・効能
アタラックスは抗アレルギー性緩和精神安定剤です。
抗ヒスタミン薬としては第1世代に分類され、有効成分のヒドロキシジンがヒスタミンの働きを抑えることでアレルギー症状を緩和します。
脳の中枢への影響が大きく眠気の副作用が起きやすいため、眠りに付きやすくなる効果も期待できます。
アタラックスの有効成分ヒドロキシジンパモ酸塩はヒスタミンH1受容体遮断薬です。H1受容体を介するヒスタミンによるアレルギー性反応を抑制します。
また、視床、視床下部、大脳辺縁系抑制による静穏効果も期待できます。
飲み方・使い方
アタラックスは症状に合わせて以下の用量を水かぬるま湯で服用してください。
- 皮膚科領域
1日50~75mgを2~3回に分けて服用。 - 神経症における不安・緊張・抑うつ
1日75~150mgを3~4回に分けて服用。
年齢や症状に合わせて増減可能です。
薬はなるべく湿気や熱、日光を避けて常温保存してください。また、誤飲を避けるため子供やペットがいる場合には保管場所に細心の注意を払ってください。
副作用
アタラックスは、服用により副作用を引き起こす場合があります。
以下は一般的な副作用で特に医師の治療も必要としませんが、程度が気になる場合は医師に相談してください。
主な副作用
- 眠気
- 倦怠感
ただし、服用後に以下の副作用が現れる場合はただちに使用を中止し医師の治療を受けてください。
治療が必要な症状
- ショック、アナフィラキシー(蕁麻疹、胸部不快感、喉頭浮腫、呼吸困難、顔面蒼白、血圧低下)
- QT延長
- 肝機能障害
- 室頻拍(torsades de pointesを含む)
- 肝機能障害
- 黄疸
- 急性汎発性発疹性膿疱症
アレルギー反応
- 蕁麻疹
- 発赤
- 紅斑
- 発疹
- 多形滲出性紅斑
- 浮腫性紅斑
- 紅皮症
- そう痒
あまり一般的ではないものの、以下の副作用が現れる場合があります。症状が重いようであれば医師に相談しても良いでしょう。
あまり一般的でない副作用
- めまい
- 吐き気・嘔吐
- 口渇
- 便秘
- 食欲不振
- 胃部不快感
発生頻度不明の副作用
- 不安
- 不随意運動
- 振戦
- 痙攣
- 頭痛
- 幻覚
- 興奮
- 錯乱
- 不眠
- 傾眠
- 便秘
- 霧視
- 尿閉
- 発熱
相互作用
アタラックスはアルコールと併用すると作用を増強する可能性があります。
アタラックス服用中はアルコール(飲酒)を避けてください。
また、以下の薬剤は併用に注意が必要です。必ず医師に安全性をご確認の上使用してください。
併用に注意が必要な薬剤
- バルビツール酸誘導体・麻酔剤等の中枢神経抑制剤
- モノアミン酸化酵素(MAO)阻害剤
- ベタヒスチン
- 抗コリンエステラーゼ剤(ネオスチグミン臭化物など)
- シメチジン
- 不整脈を引き起こす恐れのある薬剤(シベンゾリンコハク酸塩など)
その他にも、アタラックスと相互作用を引き起こす成分は処方薬や市販薬からビタミン、ハーブに至るまで数多くの成分が挙げられます。
これらの相互作用はあくまで代表的なもののみで全てについて列挙しているわけではありませんのでご注意ください。
禁忌・注意点
アタラックスに含まれる成分対してアレルギーがある場合は服用できません。
以下の場合も同様です。
薬を使用できないケース
- セチリジン、ピペラジン誘導体、アミノフィリン、エチレンジアミンに対しアレルギーがある
- ポルフィン症
- 妊娠中・授乳中
以下に該当する場合は必ず医師にご相談の上服用してください。
医師に確認が必要なケース
- てんかんなどの痙攣性疾患またはこれらの既往歴
- QT延長、QT延長を起こすことが知られている薬剤を投与中、著明な徐脈や低カリウム血症などがある
- 高齢者
- 肝機能障害
- 腎障害
- 緑内障
- 前立腺肥大など下部尿路に閉鎖性疾患がある
- 重症筋無力症
- 認知症
- 狭窄性消化性潰瘍または幽門十二指腸閉塞等消化管運動が低下している
- 不整脈を発現しやすい
アタラックスは服用により眠気の副作用が出る場合があるため服用中は自動車など危険を伴う機械の操作はしないようにしてください。
よくある質問
- Q.アタラックス服用後は運転できますか?
- A.いいえ。アタラックスは眠気の副作用が出やすいため運転は控えてください。
- Q.授乳中ですが使用できますか?
- A.いいえ。授乳中の新生児に影響を与える可能性がありますので服用しないでください。
- Q.どれくらい効果が続きますか?
- A.服用から6時間前後効果が持続するとされています。