プロバンサインは飲むだけで汗腺のはたらきを抑えてくれる多汗症やワキガの症状抑制には欠かせない便利な薬です。
しかし、最近ネットでこの薬について検索すると「太る」「うつ病」などネガティブなワードが多く並んでいて不安を覚える方も多いようですね。
そこで今回は、プロバンサイン服用でこれらの副作用・相互作用はどの程度起こるものなのかをわかりやすく解説いたします。
全身の発汗を飲むだけで抑える仕組み
プロスパス(Prospas)は、ロイドラボラトリーズ社が製造・販売する多汗症やワキガの治療薬で、先発薬プロバンサインの安価なジェネリック医薬品です。
有効成分プロパンテリンには抗コリン作用があり飲むだけで全身の発汗を抑えるため、手や頭皮など塗り薬が塗りにくい場所にも有効です。
そもそも副作用を知るためには薬の効果も知っておく必要があるので、まずは簡単にプロバンサインの作用から確認していきましょう。
プロバンサインの有効成分プロパンテリンには
- 抗コリン作用
- 自律神経節遮断作用
- 消化管運動抑制作用
- 胃液分泌抑制作用
- ペプシン分泌抑制作用
といった多くの作用があるのですが、この中の抗コリン作用に汗腺のはたらきを抑える効果があって汗をかかなくなる仕組みです。
特にプロバンサインは内服薬なので脇、手足、顔、背中といった気になる箇所はもちろん全身の発汗に有効性があるのが特徴です。
ネイル行って
親の病院介助&連れて帰って
2時半におにぎり2個+インスタント味噌汁飲んで
色々家事やって
今、動物病院に来てるけど、まだ1滴も汗かいてない。
今日の薬の効き目最高!
只今の気温29℃
湿度67%
#頭部顔面多汗症
#多汗症
ちなみに減るのは汗だけではなくて唾液や涙、尿なども出にくくなるので副作用の目や口の乾きが起こるのですが、まずはこの抗コリン作用だけ覚えておきましょう。
薬とうつ病との関係性は…?
さて、それでは本題です。
ネットではうつ病との関係性が噂されていますが、これは「プロバンサインを飲むとうつ病になる」といったことではなく単純に「うつ病の薬と飲み合わせが悪い」ということにあります。
実は先ほど説明した抗コリン作用はうつ病の薬にもあるものなので、抗コリン作用×抗コリン作用の組み合わせで薬の効果や副作用が増幅しすぎてしまう可能性があるんですね。
ただし、全てのうつ病の薬との併用が完全にNGというわけではなく注意が必要なのは
抗コリン作用のある向精神薬の例
- SSRI以前の古いうつ病の薬
- 一部(ベンゾジアゼピン系)の抗不安薬・睡眠薬
- 統合失調症の治療薬
で現代で主流の抗うつ剤(SSRIやSNRI)とは競合しないためご安心ください。むしろ睡眠障害や不安障害、統合失調症の薬の方が併用NGなのでこちらの方が要注意ですね。
ちなみに、例え効果がかぶってしまっても代表的な副作用は口や目の乾き、便秘、眠気など体感できる副作用ばかりなので中には「一度併用を試してみてダメそうなら中止」を提案する医師もいます。
正直どちらの薬も「やめたくない」「やめられない」という方が多いでしょうから選択肢の1つとして検討してみても良いかもしれませんね(併用注意なので推奨するわけではありませんが)。
どうしても副作用がキツい場合は
ちなみに、プロバンサインは同じ多汗症・ワキガ治療薬のパースピレックスとの併用も可能です(さらに効果的に多汗症・ワキガの症状を抑えられます)。
パースピレックスは有効成分が汗腺に栓をして発汗を止めるタイプの塗り薬で副作用リスクが少ない上に上記に挙げた薬と競合しないため比較的使いやすい成分となっています。
もし、どうしてもプロバンサインが飲めなかったり薬の副作用がキツい場合は使用を検討してみても良いかもしれませんね。
ネットの口コミを見ると自覚症状の度合いとしては口渇が一番強く(国内の臨床試験では3人に1人が体験)、もともと目が弱かったり薬を飲みすぎると目の乾きが出る方が多いようですね。
プロバンサインを飲むと太る説
次にプロバンサインを飲むと太る説ですが、これは全くの事実無根でそのような副作用は一切ありません。
これはメーカー公式の添付文書を見ても体重増加に関する副作用の記述もないですし、むしろ消化器系の副作用が出やすい薬なので
- 口が渇く
→食べ物が食べにくい - 膨満感・胸焼け
→食欲そのものが減る
と、痩せることはあっても太る方というのはいらっしゃらないので安心して服用していただいて大丈夫です。
これは実際の服用している方の口コミを見てもわかりますが…
一体どこまで痩せるのか…
体重2キロ減った・・・肋骨が浮き出ていてヤバイ😔
調べた限りでも痩せる方が多い一方で「体重が増えた」「太った」という方は0名でした。
おそらく「太るのかどうか」気になって調べる方が多いだけで実際太るわけではないと考えて良いでしょう。
ただし、胃腸に対する副作用も薬が効いている間だけの話なので切れるととたんに暴飲暴食してしまう場合はやや注意が必要ですね。
今回紹介した医薬品一覧
プロバンサインとうつ病のまとめ
ネットでは色々と噂も流れるようですが、プロバンサインやパースピレックスといったワキガや多汗症のための治療薬は比較的副作用が少ない便利な薬です。
汗腺のはたらきを強力に抑えるワキガ・多汗の特効薬とも言うべき存在なので、副作用が気になって使用をためらわれるくらいであればぜひ一度使ってみてください。
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投稿者:ラククル管理人
ラククルのコラム・商品登録・サポートなど様々な業務を担当しております。ECサイトの運営は15年になります。これからもよろしくお願いいたします。