プロスパス15mg(Prospas)プロバンサインジェネリック
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※商品は使用により副作用を生じることがあります。使用は自己責任となりますため、お客様ご自身にて効果・用法用量などを十分ご理解の上、輸入代行をご依頼ください。
※パッケージや説明書が付属せず簡易包装・PTPシートのみでの配送となる場合がございますが、ご了承ください。
同じ成分の医薬品(先発薬・ジェネリック)
プロスパスの詳細
プロスパスとは
- 医薬品名
- プロスパス(Prospas)
- メーカー
- ロイドラボラトリーズ(Lloyd Laboratories Inc)
- 有効成分
- プロパンテリン臭化物(Propantheline)
- 効果・効能
- 消化性潰瘍 / 頭・背中・脇など全身の発汗(多汗症) / ワキガの改善
- 剤形
- 錠剤(Tablet)
- 先発薬
- プロバンサイン
- 多汗症に 有効成分が発汗の原因となるアセチルコリンをブロック。塗り薬では止められない汗も体の内側から抑えます。
- ワキガの臭い対策にも 汗の量が減ることで、気になる臭いも予防・改善します。
- 腹痛や下痢にも有効 胃・十二指腸潰瘍、胃酸過多症、幽門痙攣、胃炎、腸炎、過敏大腸症、膵炎、胆道ジスキネジーなど多くの消化器系の症状に対しても用いられる医薬品です。
プロスパスは中程度~高度の多汗症の治療に用いられる医薬品です。
先発薬のプロバンサインと同様の有効成分プロパンテリンを含有しています。
プロパンテリンはアセチルコリンが汗腺に届くのを妨げる働きがあり、発汗量を減らす効果が期待できます。
即効性が高く服用から1時間で効果があらわれ、1錠で全身の発汗を4~5時間に渡って抑えることができます。そのため、塗る制汗剤では効果を実感できない場合や顔・頭部の発汗量が多い場合に適した医薬品です。
胃腸や泌尿器系の筋肉を弛緩させる効果があることから、多汗症のみならず胃炎、下痢、胆管炎、胆石、膵炎などによる腹痛や夜尿症・遺尿症にも用いられます。
製造元のロイドラボラトリーズ社は、1989年創業のフィリピンの製薬会社です。医薬品から栄養補助食品、化粧品まで幅広く手掛けています。 アメリカのFDAやcGMPをはじめとする世界各国の厳しい基づき製造を行っているため品質や安全性は非常に高いと言えるでしょう。
汗の分泌に関わるエクリン汗腺は皮膚に存在しています。通常、人の体には約200万〜500万のエクリン汗腺があると言われていますが、多汗症の場合は通常よりも1つの汗腺から分泌される汗の量が多いことがわかっています。 緊張や不安、ストレスなどが原因で、交感神経からアセチルコリンが放出されると、エクリン汗腺の受容体に作用して大量の汗が分泌されます。
プロスパスは、アセチルコリンが汗腺に到達するのを防ぐことで、発汗量を減らす効果が期待できます。
先発薬のプロバンサインは日本で唯一、多汗症に対する保険適用となっており、外用薬やボトックス注射などが効かない方や顔・頭部の多汗症に対し第一選択薬として使用されています。
ただし、制汗作用が強いため、運動中や夏場は熱中症や脱水症状にご注意ください。
また、眼の調節障害、眠気を起こすことがあるので、プロスパス服用中は自動車の運転など危険を伴う機械の操作は行わないようにしてください。
効果・効能
プロスパスは服用により胃・十二指腸潰瘍、胃酸過多症、夜尿症、多汗症などを治療する医薬品です。
有効成分のプロパンテリンの抗コリン作用によって消化管の収縮を抑えたり筋肉の緊張を緩和することで胃炎など消化器系の症状を改善します。
また、発汗を促すアセチルコリンの働きを抑える作用があるため、発汗量を抑え多汗症を改善します。発汗量が抑えられることでワキガなどの気になる臭い予防にも役立ちます。
適応症
- 下記疾患における分泌・運動亢進ならびに疼痛
胃・十二指腸潰瘍、胃酸過多症、幽門痙攣、胃炎、腸炎、過敏大腸症(イリタブルコロン)、膵炎、胆道ジスキネジー、夜尿症または遺尿症、多汗症
プロスパスの有効成分プロパンテリンは合成副交感神経遮断薬で、副交感神経支配器官である平滑筋、心筋、分泌腺などにおいてアセチルコリンの作用を競合的に遮断します。
飲み方・使い方
プロスパスは1回1錠を1日3~4回水またはぬるま湯で服用してください。
年齢や症状に合わせて適宜増減してください。
制汗の効果は服用後1時間ほどで効き始め、その後4~5時間ほど持続します。
薬はなるべく湿気や熱、日光を避けて常温で保管してください。
子供やペットがいる場合には誤飲を避けるため保管場所には細心の注意を払いましょう。
副作用
プロスパスは服用により以下の副作用が起きる場合があります。
これは一般的な副作用で体が慣れて低減していく可能性もあるため医師の治療も特に必要としません。
一般的な副作用
- 眼の調節障害
- 口の渇き
- 便秘
- 排尿障害
ただし以下の副作用がみられる場合は、ただちに使用を中止し医師の治療を受けてください。
あまり一般的でない副作用
- 頭痛・頭重
- めまい
- 眠気、不眠など
- 腹部膨満・不快感
- 胸やけ
- 胸内苦悶
- 倦怠感
- 顔面潮紅
- ほてり
- しわがれ声
稀な副作用
- 発疹
発生頻度不明の副作用
- 心悸亢進
相互作用
プロスパスは一部の薬剤と相互作用を引き起こす可能性があります。
以下の薬剤を使用している場合は必ず医師に安全性をご確認ください。
医師に確認が必要な薬
- 三環系抗うつ剤
イミプラミン、アミトリプチリン - フェノチアジン系薬剤
プロクロルペラジン、クロルプロマジンなど - モノアミン酸化酵素阻害剤
- ジゴキシン
- メチルジゴキシン
プロスパスに影響を及ぼす成分は処方薬や市販薬からビタミン、ハーブに至るまで数多く挙げられます。
これらの相互作用はあくまで代表的なもので全てについて列挙しているわけではないためご注意ください。
禁忌・注意点
有効成分プロパンテリンにアレルギーがある場合は服用しないでください。
以下に該当する場合も同様に薬を服用しないでください。
薬を服用できない症状
- 閉塞隅角緑内障
- 前立腺肥大による排尿障害
- 重篤な心疾患
- 麻痺性イレウス
また、以下に該当する場合は必ず医師に相談し安全性を確認してから薬を服用してください。
医師の確認が必要な場合
- 前立腺肥大(排尿障害がある場合を除く)
- 甲状腺機能亢進症、うっ血性心不全、不整脈
- 潰瘍性大腸炎
- 開放隅角緑内障
- 高温環境
- 妊娠中・授乳中
- 小児
- 高齢者
夏場など高温環境下ではプロスパスの発汗抑制作用により体温が上昇しやすくなる場合がありますので十分ご注意ください。
眼の調節障害、眠気を起こすことがあるので、プロスパスプロスパス服用中は自動車の運転など危険を伴う機械の操作は行わないようにしてください。
よくある質問
- Q.飲むタイミングを教えてください。
- A.発汗を抑えたい時間の1時間前に服用してください。
- Q.1錠で効果が感じられない場合は2錠飲んでも良いですか?
- A.はい。1回2錠を4回(合計8錠)までであれば増量可能です。
- Q.塗る制汗剤と併用しても良いですか?
- A.はい。パースピレックスロールオンなどの制汗剤と併用することでより発汗抑制効果が期待できます。
ただし、夏場や運動中などに汗を抑えすぎると熱中症を引き起こすおそれがありますのでご注意ください。